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更新日:平成22(2010)年7月29日
ビワの果肉糖度を、携帯型の非破壊果実品質測定装置を用いて、高精度で測定できるようになり、昨年度から農協の選果場で利用されています。
今年4月から、種子なしビワ「希房」が市場出荷されました。たいへん珍しく希少価値があるため、高価で取引されています。産地では、基準以上の糖度を保証する目的で「フルーツセレクター」(クボタ)を用い出荷されています。この装置は、他の品種のハウス栽培ビワにも利用されています。

図1 携帯型の非破壊果実品質測定装置を用いたビワの測定例
この装置は近赤外線を利用して、果実に照射した光と、果実内部で透過拡散して戻ってくる光の対比から糖度を推定します。この推定値と屈折糖度計による実測値には強い相関(R=0.932)がみられ、高精度で糖度を推定できます(図2)。携帯型のため、樹上果実と収穫果実のいずれの測定にも使用できます。
この装置は「希房」に限らず、県内で栽培されている主要品種の「田中」、「大房」、「富房」、「瑞穂」にも利用できます。また、露地栽培とハウス栽培のいずれの果実にも利用できます。

図2 ビワ果肉糖度の実測値と非破壊果実品質測定装置による推定値の関係
注1)実測値は屈折糖度計による
2)推定値は「フルーツセレクター」(株)クボタ による
3)2004~2006年調査
本体価格は約100万円です。他県では温州みかん、リンゴ、トマトなどの糖度と酸度の測定に利用されています。
大粒の果実が箱に並んだ千葉県のビワは、高級品として扱われています。今後もこの装置を利用して、安心して販売、購入していただける商品作りを目指しましょう。
フィールドノート6月 果樹
農林総合研究センター
暖地園芸研究所 果樹研究室
上席研究員 椎木千晴
TEL 0470-22-2961
掲載日:平成20年5月30日
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