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更新日:平成22(2010)年7月29日
苗木・若木の新梢管理を5月~7月の必須の作業と位置付け、樹冠を早期に拡大しナシ園の若返りを積極的に進めてください。
先端1芽を犠牲芽として摘心し、新梢が伸長してきたら主枝を決め、基部を開かせるようにして支柱に誘引します。新梢の誘引固定が遅れると、伸長の生育が遅れるため、新梢は随時支柱に誘引固定します。
新梢の伸長が旺盛な場合は6月下旬~7月上旬に先端を内芽で摘芯することで2次伸長が得られ、剪定時に葉芽で切り返すことができます。
2年目も棚面に誘引せず育成する場合は、主枝先端以外の新梢も、支柱等に水平に誘引して残します。

図1 1年目の新梢管理
2007年11月のフィールドノートより

図2 棚線を活用した主枝先端の誘引固定
定植2年目以降の若木も1年目と同様に、主枝の先端を誘引固定します。新梢を固定し揺れを抑えることで、充分な新梢の伸長を確保することができます(図2)。
主枝先端の新梢の伸長が旺盛な場合は、6月中~下旬に先端を内芽で摘芯すると2次伸長が得られ、剪定時に葉芽で切り返すことができます(3年目まで)。
主枝の上芽を摘芯することで、横芽の伸長を促進します(図3)。
上芽を伸長させてしまうと、横芽が動きづらくなり翌年以降の側枝確保が困難になるとともに、主枝先端の生育も阻害され、充分な伸長を得ることが難しくなります。
上芽の処理を行ったにも関わらず、横芽が充分伸長せずに短果枝で止まってしまった場合でも、翌年花芽整理してやることで新梢を確保することができます(図4)。

図3 上芽の摘芯と横芽の伸長

図4 花芽整理による新梢の確保
横芽から発生した新梢が確保できたら、翌年の側枝とするため、棚面に誘引します。この際、弓なりにならないようなるべく水平に誘引することを心がけてください。
果実を収穫しながら主枝の成育を確保するためには、側枝を太らせないことが重要です。若木のうちは予備枝を作らず、上記(2)、(3)の管理により確保した側枝の中間部から発生した新梢を使い、側枝を延長して使用する方法が有効です(図5)。
また、強く発育してしまった新梢を側枝として活用したい場合には、側枝の上側になる部分を割り取ってしまう剪定も有効です(図6)。

図5 側枝の新梢管理

図6 新梢の上側を取り除いて誘引し太りを抑える
フィールドノート5月果樹
夷隅農林振興センター振興普及部
改良普及課平坦地域グループ
普及指導員 相淳一
TEL 0470-82-2213
掲載日:平成20年5月1日
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