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更新日:平成22(2010)年7月29日

フィールドノート 落花生 夏期の栽培管理について

7月に入り落花生は開花期を迎えます。ここでは夏期に行なう重要な栽培管理を3点とりあげました。これからは収量や品質に影響する栽培管理が続きますので、適期を逃さないよう注意しましょう。

1.開花とマルチフィルム除去

落花生の収穫適期を決めるには、開花期を明らかにしておくことが大切です。開花期とは畑全体の約半分の株に1輪でも花が咲き始めた日のことです。収穫の目安は開花期後ナカテユタカで80日、千葉半立で95日となります。畑を観察し、開花期を把握して記録しておきましょう。

また、開花期を過ぎて子房柄がフィルムに達する前にマルチ除去を行ないましょう。マルチを張ったままの状態では少雨の時に土壌水分が不足し、子実重が減少してしまいます。フィルム除去を行なう時期は開花期後2週間が目安です。これは5月中旬は種の「千葉半立」で、概ね7月上~中旬頃にあたります。

開花期を過ぎたらマルチ除去適期です

2.中耕と石灰施用

落花生は初期生育が遅く、茎葉が畦間を覆うのに2ヶ月近くかかります。その上、草丈が低いので雑草が発生しやすくなります。開花盛期に雑草が多く残っているような状態では、高収量は期待できません。マルチ除去を行なった後、除草もかねて中耕と軽い培土を行ないましょう。

また、落花生の結実には石灰が強く要求されます。石灰が少ないと茎葉の生育は良く着莢数が多くなるものの、未熟莢や空莢が多くなってしまいます。そのため開花期後に石灰を追肥として根元の結莢圏へ施し培土することも必要です(石灰施用量の目安:苦土石灰40~60kg/10a)。ただし、基肥で十分石灰を施用している場合などは、施用の必要はありません。

培土により子房柄が侵入しやすくなります

3.潅水

落花生は干ばつに強く、土壌水分が欠乏しても茎葉が委ちょうすることは少ない作物ですが、収量は生育初期にあたる梅雨時期の降雨量に左右され、多雨の年は少収、少雨の年は多収となる傾向があります。

生育初期に降雨量が少ない場合、落花生は細根や根毛を増やすなどの形態変化を通じて地下部の働きを高めていると考えられます。逆に降雨量が多い場合、7月下旬から8月中旬にかけての結莢期の干ばつは収量に顕著な影響を与えます。よって、干ばつ時の潅水の増収効果は極めて高くなります。

結莢期に降雨量が期待できないときには1回30mm以上の潅水を行なうと子実の充実は良くなります。

【参考文献】落花生標準技術体系 平成2年 千葉県・千葉県農林技術会議

フィールドノート7月 畑作
海匝農林振興センター振興普及部
改良普及課 旭グループ
普及指導員 高山秋光
TEL 0479-62-0334
掲載日:平成20年7月1日

よくある質問

このページに関するお問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話:043-223-2911

ファクス:043-201-2615

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