ホーム > しごと・産業 > 農林水産業 > 農業 > 普及・技術 > 千葉県普及情報ネットワーク > フィールドノート履歴一覧 > フィールドノート 平成20年 > フィールドノート 落花生の収穫・乾燥について
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更新日:平成22(2010)年7月29日
今年は、昨年の夏の干ばつにより障害を受けた種子がみられ、また播種時期の低温により全体的に多少生育が遅れました。 7月10日の県内作柄調査によると、5月中下旬播種のものの平均的な開花期(おおむね半分の株で花が咲き始めた時期)は「ナカテユタカ」で7月7日(平年7月4日)、「千葉半立」で7月5日(平年7月4日)でした。
開花期後の天候によっても変わりますが、掘り取り時期の目安は「ナカテユタカ」で開花期から80日後、「千葉半立」で開花期から95日後です。また茹で豆向け品種の「郷の香」は開花期から70~75日後が目安です。他の品種も茹で豆にする場合は5日ほど早く収穫します。
落花生は茎や葉の状態から収穫期を判断することができない上に、掘り遅れると外観・食味の低下や落莢の増加に繋がるため、必ず試し掘りして掘り取りの時期を決めましょう。掘り取り目安日の5~10日前から5株くらい試し掘りを行い、8割程度の莢で網目がはっきりしたら掘り取りを始めましょう。特に「ナカテユタカ」は掘り遅れによる食味低下が激しいので、特に掘り取り時期に注意しましょう。
落花生の生の子実は50%程度の水分を含んでいますが、流通・長期保存するためには7~9%まで乾燥させる必要があります。収穫・乾燥作業は非常に手間がかかり、栽培労力の大部分を占めていますが、急速に乾燥させると食味を損なうなどの理由で機械化が進まず、現在も伝統的な方法でゆっくり乾燥させるのが主流となっています。
掘り取った株は土を落とし、根を上にして乾燥させます。この状態で1週間ほど置き、ある程度乾燥したら積み上げます。地干し中に雨が降ったり高温だったりした場合は地干しの期間を長くします。
風通しがよく、雨が降っても水が溜まらない場所を選んで株ごと積み上げます。まず地面にビニールや藁を敷き、そこに落花生の株を地下部が内側になるように円形に積み上げます。積み上げる高さは1.5~1.8mとし、上に雨よけのため藁やコモをかけます。ビニールをかけると雨は防げますが、内部からの湿気がこもってカビや腐敗の原因になるので使わないようにしましょう。もともと野積みは落花生作付後の畑を空けて後作ができるようにするという意義もあり、すぐに後作にかからない場合、地干しのまま十分乾燥させて調整・出荷している例もあります。
フィールドノート9月 畑作
山武農林振興センター振興普及部
改良普及課 北部グループ
普及指導員 阿久津 元
TEL 0475-54-0226
掲載日:平成20年9月1日
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