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更新日:平成22(2010)年7月29日

フィールドノート 厳寒期における促成きゅうり栽培

厳寒期のきゅうり栽培には生育に必要な温度、日照量が不足します。細やかな温度管理、肥培管理が必要です。注意深く草勢や圃場環境の変化を観察しましょう。

1 温度管理

ハウス内の温度変化 ハウス内管理温度の目安

(1)早朝

日の出30分前から18度を目安に早朝加温を行います。早朝加温は日の出と共に光合成が開始できる環境を作ります。また、早朝の結露の防止、9時頃最も下がる地温の上昇にも効果があります。

(2)午前

光合成促進のため28~30度付近まで温度を上昇させます。このとき、「過剰な湿度を抜く。二酸化炭素を入れる。」ために細やかなカーテン開閉、天窓換気が大切です。

(3)午後

日没後の転流時間へのスムーズな温度降下を行うことがポイントです。ハウスの形状にもよりますが22度付近で天窓を、18度付近でカーテンを閉め、目安として15時頃に20度、日没時15度付近になるように管理します。

(4)夜間

前夜半の日没後4時間は転流促進時間です。15度程度を確保してください。後夜半は呼吸抑制させるために温度を10~12度まで降下させます。このとき急な温度降下は暖房機の稼働時間が短くなってしまい、結露の原因にもなるので緩やかに温度を降下させます。

(5)まとめ・その他

きゅうりは1日の仕事(光合成)の70~80パーセントを午前中に行います。午後は消耗抑制と夜の転流を考えた温度管理が基本です。

重油の値上がりによるコスト増加が問題になっています。しかし、「温度設定の低下」は減収を招き、決して「省エネ対策」ではありません。コストの掛からない「省エネ技術」(「温度ムラのないダクト配置の再考」,「すき間を塞ぐ」等)から「省エネ」を工夫・実践しましょう!

2 肥培管理

潅水は、地温低下を招かないように9時までに行います。病害発生も懸念されますが、少量多回数(概ね3日に1回)を基本に潅水します。

きゅうりは1トン収穫すると窒素成分で約2キログラム吸収すると言われています。肥料切れは病害の発生も助長します。元肥の施用量を考慮し、側枝の収穫が始まる頃から、肥料切れにならないように早めの追肥を行ってください。液肥の場合は窒素成分で1回に約0.5キログラム、月5~6回程度を目安にして下さい。

1株に20以上の花や果実が着いた場合は、収穫サイクルを遅らせる原因にもなります。曲がり果,ダブル果や過剰な花は摘除します。

過剰な摘葉は、樹勢の低下につながります。しかし、花芽,新芽,地表面への日照確保を考えた上で、効果的な摘葉を行います。

効果的な摘葉

効果的な摘葉
天葉の摘葉による株元への日照増加

フィールドノート1月 施設野菜
海匝農林振興センター振興普及部
改良普及課旭グループ
普及指導員 原田 浩司
TEL 0479-62-0334
掲載日:2008年1月1日

よくある質問

このページに関するお問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話:043-223-2911

ファクス:043-201-2615

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