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更新日:平成22(2010)年7月29日

フィールドノート 購入挿し穂による小菊の栽培

1.主な作型

主な作型

2. 背景、生産の現状

山武農林振興センターでは、芝山町の丸朝園芸農協を対象に、アグリビジネス支援普及活動事業に取り組み、台地地域の野菜・切花の産地強化を支援しています。

露地畑を使った、盆・彼岸向けの小菊の生産が始まり、平成19年は、2名の露地野菜生産者を含む4人で、栽培面積50アール、7月から9月にかけて17万本の出荷となりました。また平成20年は、生産者が16人に増える予定です。

小菊は、施設での球根切花生産に比べて初期投資も小さく、価格も比較的安定していることから、野菜との輪作作物として導入しやすい品目と考えられます。

通常の菊栽培では、親株の育成・挿し穂の確保のための準備期間が必要です。小菊生産者は、他の作物との複合経営で、労力的に親株の管理が難しいことから、種苗会社から穂を購入して生産を行っています。

3. 栽培のポイント

(1)さし芽・育苗

  • 購入した穂が来たらまず袋を開けて、黄化した穂がないかチェックする。
  • 128穴セルトレイにセル専用培土を入れ、さし芽前にさっとかん水する。
  • 購入した穂の切り口は、カルスができて発根しやすい状態なので、切り戻ししない。
  • さし芽後に、さした茎と用土が密着するように丁寧にかん水する。
  • 発根適温は、15~20度なので温度確保をする。ハウスでは25度以上にしないよう換気する。
  • 発根するまでは、寒冷紗(遮光率50~60パーセント)で日よけをする。夜間は、ポリ、ビニール等で保温する。(発根には光が必要なので、暗くしすぎないこと)
  • 生長点が伸び、葉が立ってきたら、外気に徐々にならしていく。
  • 苗がトレイから引き抜けるようになったら定植する。(育苗期間は春先20~25日、初夏14日)

(2)定植準備

施肥は、各成分(窒素、リン酸、カリ)10キログラム/10アール 程度を全量元肥で施肥する。

(3)定植

  • 栽植密度は、株間10センチメートル、条間40センチメートル、2条植えのマルチ栽培が一般的 (定植本数は10,000本/10アール)(6,7月出荷は黒マルチ、8,9月出荷は白マルチを使用)
  • 倒伏防止のため、フラワーネット(20センチメートル3目)を使用する。
  • 風の対策として、フラワーネットの両端にエスター線を入れると強度が増す。

定植方法とネットの張り方

定植方法とネットの張り方

苗を定植した状態

苗を定植した状態

(4)摘芯(ピンチ)、整枝

  • 定植後、活着し伸びてきてから、先端をピンチする。(定植後10~14日)
  • 草丈がおよそ25センチメートル後になったら、1株あたり3本を目安に、大きさの揃った枝3本を残して、残りの枝をとる。

出蕾期の状況

出蕾期の状況

(5)その後の管理

  • 定期的に病害虫防除を行う。
  • 降雨時の排水対策を早めに、忘れずに行う。
  • ネットは、早めに上げるようにする、ただし降雨時は、ネットの傷が病気の元になるので、さける。
  • 花芽分化時期(8月出荷なら6月10日ごろ)までに草丈を30センチメートル以上にすることが、出荷時に草丈85センチメートル(2L)以上を確保する目安となるので、生育初期の管理が重要である。

フィールドノート4月 花き
山武農林振興センター振興普及部
改良普及課
上席普及指導員 松若真由美
TEL 0475-54-0226
掲載日:平成20年3月31日

よくある質問

このページに関するお問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話:043-223-2911

ファクス:043-201-2615

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