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更新日:平成22(2010)年7月29日
キンギョソウは豊富な花色と香りがあり、消費者に人気のある品目の1つです。しかし、観賞期間中に花穂の折れ、つぼみの不開花、小花のしおれ(写真1)、着色不良(写真2)等の品質低下を引き起こすことがあります。

そこで、観賞期間中の品質低下を防ぎ、花持ちのよいキンギョソウを消費者に届けるための品質保持剤の特性と利用法について紹介します。
キンギョソウの切り花はエチレンに対する感受性が高いため、前処理にSTS剤などのエチレン阻害剤を利用すると小花のしおれを遅らせることができます。収穫した切り花を0.2mM STSを加えた水に、24時間浸け出荷すると、収穫後10日で小花のしおれは無処理より2~3輪少なくなります。
1)前処理剤としての利用
STS剤は小花のしおれには効果がありますが、つぼみの開花を促進したり、着色をよくすることはできません。STS剤に5%ショ糖を加えることによって収穫6日後の開花数はSTS単独処理より2~4輪増加します(図1)。また、収穫後に開花する小花の着色がよくなります。

2)湿式輸送の輸送溶液としての利用
容器中に抗菌剤を含む1~5%ショ糖溶液を入れて輸送すると、輸送期間中に切り花がショ糖を吸収できるため、前処理のみの場合よりも品質保持効果が高まります(写真3)。

STS、ショ糖と抗菌剤を組み合わせた品質保持剤で前処理し、抗菌剤と1%ショ糖溶液で湿式輸送し出荷することで、花持ち日数は慣行よりも2日間延長します(表1)。

フィールドノー10月 花き
農林総合研究センター
暖地園芸研究所 花き研究室
研究員 加藤 美紀
TEL 0470-22-2603
掲載日:平成20年10月1日
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