ホーム > しごと・産業 > 農林水産業 > 農業 > 普及・技術 > 千葉県普及情報ネットワーク > フィールドノート履歴一覧 > フィールドノート 平成20年 > フィールドノート 秋冬野菜の貯蔵法について
ここから本文です。
更新日:平成22(2010)年7月29日
サツマイモやサトイモ、ショウガなど南方原産の野菜は低温に弱く、予冷庫等で貯蔵すると低温害を受けます。このため、降霜前に収穫し、病虫害や傷のない物を土中や専用の貯蔵庫で貯蔵します。
土中に貯蔵する場合は盛土を厚くすることで保温しますが、これらの野菜は呼吸が活発であるため、貯蔵初期は温度が上昇したりCO2濃度が上がったりしやすくなります。
このことは品質や貯蔵性の低下に直結することから、初期の換気を確保するため、一度に多量の覆土はせずに徐々に増やすようにすることがポイントとなります。
また、大きな穴で貯蔵をすると出荷中に低温害を受けてしまうため、小さめの穴を多数用意します。貯蔵場所は地下水位が低く、雨水が入らず、できるだけ暖かい南のひらけている場所を選びます。
葉菜類では結球後に耐寒性が弱くなります。このためトンネルやべたがけの他、ハクサイでは頂部を外葉で覆ってやることで寒害を防ぐことができます。
10℃以下に一定期間おかれると腐敗します。温度が高いと品質が悪くなります。
専用の貯蔵庫か地下で貯蔵するようにします。地下貯蔵の場合、イモはツルから切り離さないようにします。温度13~15℃・湿度90%前後を保つようにします。
※キュアリング
人工的な温湿度条件下で植物体の傷口のコルク化を促し、貯蔵中の腐敗を抑制すること。
深さ120cm・幅60cm程度とし、長さは30m以内とします。
温度7~12℃とし、覆土は最終的には30cm程度を目安とします。
子イモ・孫イモは切り離さず、株のまま上下を逆さにして穴に入れます。
深さ50cm・幅100cm程度が一般的ですが、近年は深穴で盛土の高さを相対的に下げる方法も見られます。
専用の貯蔵庫か地下で貯蔵するようにします。温度13~15℃・湿度70~80%とします。
13℃以下では低温害、15℃以上では萌芽の可能性が高くなります。(11~4月の休眠期は萌芽しにくい)
深さ180cm・幅50cm程度とします。
ハクサイは比較的低温に強いのですが、霜によって黒変したり、場合によってはそこから病害に冒されることがあります。そこで外葉を被覆材代わりに利用し、ハクサイ頂部をわらやビニールひもで結束することで霜から結球部を守ることができます。
結束時期は結球した後、軽い霜に2回程度あてた頃を目安とします。なお、外葉を結束しても結球が促進されることはありません。
参考文献:農業技術大系(農山漁村文化協会)
フィールドノート10月 露地野菜
山武農林振興センター振興普及部
改良普及課 北部グループ
普及指導員 畑 俊男
TEL 0475-54-0226
掲載日:平成20年10月1日
関連リンク
よくある質問