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更新日:平成22(2010)年7月29日
ニホンナシの栽培において、スピードスプレヤー(以下、SSと記す)による薬剤散布は不可欠です。しかし、SSによる散布は、園外飛散が発生しやすく、近隣の作物や住居への影響が懸念されています。園外飛散の軽減対策としては、防薬ネットの設置が有効です。

写真1 ネット設置風景
左:防風ネット 右:防薬ネット

図1 防薬ネットの効果
注)飛散指数は感水紙の付着量を指数化
ネットの編み目が防風ネットより細かいため、散布された農薬が通過できず、園外への飛散を軽減させます。使用した防薬ネットは、目合い1.0mmのラッセルネットグリーン#111です(写真1)。費用は施工費込みで、高さ4mで幅1mあたり2万円程度です。試験では、防薬ネットは、防風ネットの外側80cmに設置しました。
飛散量の調査は、SSで水を農薬散布と同様に散布して、感水紙を用いて行いました(図1)。
防薬ネットでは、ネットの外側0mの場所では飛散が見られましたが、ネットから1m以上離れると飛散は見られませんでした。一方、防風ネットでは、ネットから2m離れた場所でも飛散が見られました。
このように、防薬ネットは、防風ネットに比べて園外への飛散を軽減させる効果がありました。
フィールドノート9月 果樹
農林総合研究センター生産技術部
果樹研究室
研究員 戸谷智明
TEL 043-291-9989
掲載日:平成20年9月1日
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