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更新日:平成22(2010)年7月29日
大家畜経営において自給飼料の作付けは、安全な飼料の生産、有機物の資源循環、コストの削減という意味で大変重要になっています。飼料作物増産への取り組みについては、飼料イネ等を中心に展開しているところですが、今回は水田転換畑等を利用した牧草の栽培に取り組んでいる事例を紹介します。
この栽培方法については、表1のとおりです。収穫および調製作業については、刈り取り+反転・集草(予乾方式)+梱包・ラッピングによるロールベールサイレージ貯蔵としました。

機械収穫の必要性からも、暗きょ排水等が設置された水田に作付けるようにします。湿害には強い草種ですが、周囲溝、中溝明きょにより、排水をはかり、雨水が圃場面に滞水しないようにしましょう。
耕起後の砕土を確実に行うことが発芽率を高めます。また、播きむらの無いように半量を縦方向、残り半量を横方向に播種し、増量材としてオガクズや砂等を用いて2度播きするなど、丁寧に行います。播種後の鎮圧が発芽状態に大きく影響するので、鎮圧ローラー等で十分に踏み固めます。

順調に生育している圃場風景
香取地域の事例における平成19年の収穫量は、表2のとおりです。また、成分については表3のとおりですが、下段については同地域稲発酵粗飼料の成分です。乾物中の主要な組成で比較しても、同等の組成で特に繊維(CF)については、栽培ヒエの方が高い数値を示しています。


飼料作物の栽培は、ほ場の排水条件に応じた草種の選定が必要です。排水の良否の程度に対応した栽培可能な草種として、表4のように整理されます。

冬作物の牧草として、イタリアンライグラスは耐湿性があり、再生力も強く、各地で有力な草種として栽培されています。イタリアンライグラスは地下水位10cm以下でも適応可能です。粗飼料の高位生産を上げるためには、冬作物と夏作物の組み合わせによって高い生産をあげる取り組みをしましょう。
フィールドノート10月 畜産
香取農林振興センター振興普及部
改良普及課 西部グループ
上席普及指導員 宮本光浩
TEL 0478-54-1338
掲載日:平成20年10月1日
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