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更新日:平成22(2010)年7月29日
主に交配期までの注意点
半促成メロンの定植時期を迎えました。この作型では、低温期にあたる定植から交配までの生育をそろえて、いかに健全な根や茎葉、充実した雌花を育てられるかが、重要になります。
今回は、主に定植期から交配期にかけての栽培のポイントをまとめてみました。
土壌診断結果と前作や前年度のメロンの状態、定植本数などを考えて施肥量を決めます。施肥は有機質肥料や緩効性肥料を主体とし、窒素成分で10~15キログラム/10アールを目安とします。
メロン類の生育に適したPHは6.5前後です。メロンは石灰の吸収が盛んな作物ですが、PHが高くなりすぎると、がんしゅ病の発生を助長しますので、がんしゅ病の発生しやすいほ場では、土壌診断を参考に施用量を減らします。
初期生育を安定させるためには、定植時の地温と水分の確保が大変重要になります。
温暖な日を選び定植します。活着を良くするために、定植後3日程度晴天が続くような日が最も適した日になります。
鉢土上面がマルチ面より数センチ高くなるように浅植えにし、キャップを定植後1週間程度を目安にかけ、保温に努めます。
いかに早く活着させられるかが、その後の生育に大きく影響します。
定植後は最低地温15度、最低気温10度を保つことを目標に管理します。
この最低温度が保てるようなら日中は積極的に換気し、定植から交配までが40日程度になるように管理して、根張りの充実をはかることが重要です。
交配時期までに多かん水にすると、根量が少なくなり、根張りを浅くします。保水力のある土壌であれば交配までは無かん水でも可能ですが、乾燥条件で結果枝が弱い場合は、交配の1週前に軽くかん水し、結果枝の充実をはかる必要があります。
雌花開花時に1節目が20センチメートル前後で、3節目が伸び始める姿が順調に生育した結果枝の状態です。(図1参照)

図1 雌花開花時の結果枝と草勢
13節前後に着果するようにミツバチ等で交配します。基本は1つる2果どりとなりますので、摘果が必要になります。摘果は早ければ早いほど、収量品質が安定しますので鶏卵大の大きさの頃に実施します。極端に大きい果実を残してもその後の管理が難しく、果実肥大がバラツキやすく、品質もあまり良くなりませんので、形が良く揃いが良いものが残るように摘果します。
交配期の温度は、最低気温15度前後を目標に換気時間や量を調整します。
うどんこ病、べと病、菌核病、つる枯病、アブラムシ類、ハダニ類、アザミウマ類、ハモグリバエ類などの病害虫が問題となります。
病害の基本は予防散布、虫害の基本は発生初期散布です。その年の気象条件により発生も変わりますが、前年の病害虫発生状況と農薬散布履歴をもう一度見返し、「農薬散布が後手にまわっていなかったか」「使用した農薬は目的とする病害虫に効果があるものだったのか」等を再検討し、今年の防除に活かしましょう。
特に交配期前に病害虫が発生していたほ場は、育苗床からの病害虫の持ちこみも考えられますので、育苗期から交配前までの防除体系について見直す必要があります。
フィールドノート2月 施設野菜
海匝農林振興センター振興普及部
改良普及課 銚子グループ
上席普及指導員 鈴木純也
TEL 0479-62-0334
掲載日:平成20年2月1日
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