ここから本文です。
更新日:令和3(2021)年8月21日
ページ番号:457827
発表日:令和3年8月20日
千葉県農林総合研究センター
8月上旬に山武地域の一般家庭に植栽されている観賞用のウメにおいて、ウメ輪紋病と疑われる症状の情報が寄せられたことから、国の専門機関※1に鑑定を依頼した結果、本病であることが判明しました。
県では、本日「病害虫発生予察特殊報※2」により、本病が千葉県内で初めて発生したことを公表し、生産者や樹木管理者等へ防除対策を周知します。
※1 農林水産省横浜植物防疫所
※2 県内での病害虫の初発見や従来と異なる発生状況が見られた場合に出す情報
ウメ輪紋ウイルスがウメ、モモ、スモモ等に感染して被害が生じる病気で、葉に緑色の薄い部分ができる症状やドーナツ状の輪ができる症状を現すことがあります。
国内では平成21年に東京都青梅市のウメで初めて発生が確認され、以後神奈川県、茨城県、滋賀県、埼玉県、大阪府、奈良県、兵庫県、和歌山県、三重県、愛知県、岐阜県の計12都県で発生が確認されています。
このウイルスはアブラムシ類によって媒介されます。また、このウイルスは植物に感染するものであり、人に感染しませんので、果実を食べても健康に影響はありません。
写真左から、感染した樹木、葉の症状(写真は本県で確認されたもの)
詳細は別添、令和3年8月20日付け令和3年度病害虫発生予察特殊報第2号「ウメ輪紋病の県内初発生について」を参照してください。
(1)感染した樹は、治療法が無いため、伐採し根を除去することが望ましい。
(2)本ウイルスを媒介するアブラムシ類の防除、アブラムシ類の発生源となりうる周辺の雑草防除を行う。
(3)通常のアブラムシを防除していれば、ウメ、モモ等の果実等に経済的被害を及ぼす可能性は低いという傾向が示されている。
別紙資料
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください