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更新日:令和4(2022)年4月20日
我々はチーム医療の一員として、患者さんの健康と安全を第一に考え、信頼される薬剤師を目指します。
2交代制(日勤/夜勤)
入院処方せん及び院内外来処方せんについて、薬剤部にて調剤を行っています。調剤にあたっては「効能・効果」、「用法・用量」、「相互作用」、「副作用」等に注意を払い、処方内容のチェック(鑑査)をしたうえで、お薬を患者さんにお渡ししています。
(1)無菌製剤
経口、経腸で栄養摂取が困難な患者さんに対して、無菌室内にあるクリーンベンチにおいて高カロリー輸液製剤を調製しており、細菌汚染を防いでいます。
(2)院内製剤
診断あるいは治療を行ううえで必要とされ、市販の医薬品では十分な効果が得られない、または市販されていない場合には、院内製剤として薬剤部にて調製しています。
センター内で使われる全ての医薬品についての購入、各部署への払出し、適正な保管管理を行っており、適正在庫に努め、治療や進歩に合わせた薬品採用になるように、分析検討を行いながら、医薬品の安定供給に努めています。
入院中の患者さんを対象とした服薬管理指導を行っています。薬の内容が記載されたお薬説明書を用いて薬の名前、用法・用量や使用上の注意などを、また取扱い説明書を用いてインシュリン製剤や吸入薬の使い方などを説明しています。注射薬については、使用する前日に用法・用量、相互作用や配合変化などをチェックしたうえで患者さん毎にセットしています。患者さんに使用された全ての医薬品は薬歴により管理され、副作用の早期発見や、より良い薬物療法のために努力しています。
医薬品に関する情報を収集・整理し、緊急に対応が必要な警告や副作用発生報告を入手した場合は、速やかに院内に報告し、患者さんの安全を守っています。また、患者さんや医療スタッフからの問い合わせに対応したり、薬剤ニュースを発行するなど医薬品に関する情報発信も行っています。
(1)薬毒物の中毒検査業務
急性薬毒物中毒の治療に際して、薬剤部では検査科と連携を取りながら、中毒起因物質の分析(スクリーニング)を行っています。中毒起因物質の正確な情報を医師へ提供することにより、的確な治療方針の決定がなされ患者さんの早期回復に寄与しています。
(2)薬物有効血中濃度モニタリング業務
医薬品にはそれぞれ有効血中濃度域と中毒発現濃度域というものがあります。患者さんに使われた医薬品が有効血中濃度に達していないと効果が期待できなかったり、中毒発現濃度にまで達してしまうと副作用が出たりします。
薬物有効血中濃度モニタリング業務とは、患者さんに使用する医薬品の投与計画をより適切に行うための資料として、使われた医薬品の血中濃度を測定しコンピューターを用いて解析した結果を医師に提供するものです。
輸血室にて血液製剤を常時在庫して、適正な条件で保管管理を行っています。これにより予定の輸血のみならず緊急に輸血が必要となった患者さんにも迅速に対応できるように準備しています。
平成24年9月1日より、全ての外来患者さんに院外処方せんを発行することになりました。
平成29年3月1日より、電子カルテ導入に伴い院外処方せんを一般名処方でお渡ししております。