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更新日:令和5(2023)年6月19日
当院は千葉県の高度救命救急センターとして、臨床面での地域貢献だけでなく、次世代の救急医療を担う人材育成を行う責務があります。救急救命士の病院実習を受入れ、現場で傷病者に向き合う救命士特定行為の質の担保に貢献しています。連携病院からの初期研修医を受入れることで、3次救急医療に携わる経験したうえで各専門診療科に進む人材を育成しています。
救急科専攻医教育プログラムとして、院内各診療科スタッフを中心に救急レクチャーを開催し、救急診療における診断や治療を幅広く身につけていきます。また本レクチャーは専攻医のみならず当院医師や多職種スタッフ、連携病院はじめ院外からの参加も受け付けており、院内外のより緊密な協働にも寄与しています。
また、救急医療を専門とする救急科専門医育成は救急医療体制構築には必須です。当院は救急科専門医と各領域専門医が常に同時活連携して診療にあたり、専攻医指導も病院一丸となって行っています。研修開始1ヶ月経過した時点での、当院を基幹病院としたプログラム専攻医からのメッセージを紹介します。
基本的診療科の専門医を取得後も、救急の初療において専門外の疾患が紛れ込んできた際に、もっと的確な初療ができたのではないかと悩むことがあり、救急科で学びなおす決心をして当院で2020年4月から研修を始めました。
当院では、救急患者に対して、診療科や経験年数を超えて協力し、現場で迅速に方針を決定して最短時間で必要な根本治療に移行することができます。そのスピードたるや、研修開始から1か月経過した今でも驚くことが多く、救命救急センターに特化した当院の大きな特徴と言えます。
また、レジデントをみんなで育てる、という意識を持って様々な科の先生方が接してくださるため、厳しい症例が搬送される施設でありながらアットホームであり、非常に勉強になります。重症患者を前にして自問自答しながら診療していた日々の答えが、当院で見つかると確信し、日々の診療に従事しています。
私は昨年まで、千葉県内の他病院にて初期臨床研修医として学んでいました。初期研修医として救急に触れる機会が多く、救急の魅力を感じていた一方、重症患者を目の前にして自分には何もできないと感じる場面が多々ありました。そのため、緊急を要する場面での適切な診療を学びたいと思い、当センターの救急科での研修を開始しました。
当センターの救急外来は、初療から複数診療科が同時に診療を開始します。そのため、各診療科による専門的な治療を最前線で学ぶことができます。私は卒後3年目であり経験は非常に浅いですが、この恵まれた環境下で研修させて頂き、常にたくさんのことを学ばせて頂いています。一日でも早く、当センターのチーム医療の力になれるよう努力していきたいです。