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更新日:平成28(2016)年12月14日

特集!千葉県のフェンシングと注目選手~東京2020千葉県内開催競技を知ろう!~<前編>(平成28年12月14日)

千葉県で親しまれている競技にスポットを当てて、その魅力や特徴、注目のアスリートやエキスパートへのインタビュー内容をご紹介します。

今回は、東京2020大会で、千葉県内開催となる「フェンシング」にクローズアップ。

前編では、2016年11月27日(日曜日)に行われたフェンシング体験イベントの様子、イベント出演した注目の高校生フェンサー、溝口礼菜選手のインタビューをお届けします。

後編では、千葉県で取り組まれているフェンシングの競技力の今や、フェンシングに取り組むことができる県内クラブ等の情報をお伝えします。(写真は体験会イベントで参加者と一緒に記念撮影する出演選手たち)

千葉にオリンピック、パラリンピックがやってくる。「フェンシング・車いすフェンシング体験イベント」2016年11月27日

クリスマスショッピングで、大人から子どもまで、多くの方々でにぎわう日曜日のショッピングモール。白いユニフォームに身をまとった3人のアスリートが颯爽とイベント会場に登場しました。11月27日(日曜日)に開催された「フェンシング・車いすフェンシング体験イベント」は、東京2020大会時、千葉市の幕張メッセで開催される2競技を知り、体験できるイベントとして行われたもので、競技に初めて触れる多くの方々が、アスリートから発信される競技にまつわるエピソードやポジティブな人柄に魅了されていました。

メダリスト、パラリンピアン、そして次世代を担う若手選手

この日出演した3選手のうち一人目、市川市内小中学校出身の三宅諒(みやけりょう)選手(写真左)は、ご存じの通り2012年のロンドン五輪男子フルーレ団体銀メダリスト。色褪せないそのメダルの輝きと三宅選手の明るいトークに、会場は盛り上がります。2人目の安直樹(やすなおき)選手(写真右)は、千葉市を拠点とする千葉ホークスにも所属し、かつては車椅子バスケットボール選手としてアテネ大会でパラリンピック代表も経験するなど、まさに車椅子バスケ界の第一線で活躍したアスリート。東京パラリンピック出場を狙い、現在、車いすフェンシングに転向。競技歴は短いながら日本選手権で優勝の実力を持ちます。こうしたベテラン先輩選手の真ん中で、今回、千葉県を代表するジュニアアスリートとして出演したのが、溝口礼菜(みぞぐちれいな)選手です。

三宅選手のわかりやすい説明とジョークで会場は和みます。溝口選手が幼い頃から知っていることもあり、高校生に成長した溝口選手を冗談交じりにからかう場面も。

三宅選手と溝口選手による競技デモンストレーション。ポイントとなる「突き」を感知すると審判器のランプが点滅します。溝口さんの猛攻撃に一流選手もたじろぎます。

選手のデモンストレーションに合わせ、競技スタート時の掛け声「オンガード・プレイ・アレ」を試してみる参加者の子どもたち。

車いすフェンシングのデモンストレーションでは、安選手(左)と三宅選手(右)が対戦。

会場からは「辛いものは好きですか?」という可愛い質問も。熱心な通訳ボランティアの方からは、国内の主要大会について質問が。11月にフェンシングワールドカップ、12月に全日本選手権が行われるので、「毎年11月、12月をフェンシング主要大会開催期間」と覚えておこう!との三宅選手アドバイス。

競技体験でフェンシングチーバくん缶バッジなど限定ノベルティももらえる。

トークショーの後、フェンシング、車いすフェンシングの体験会で、恐る恐る突きを練習するミニ剣士たち。プラスチック製の剣を使い、風船を割りながらまっすぐ突くことの感触を確かめていく。

千葉大学、植草学園大学、帝京平成大学の3大学の学生が元気にイベント会場運営と盛り上げに協力。

こうした競技体験会の情報は、東京オリンピック・パラリンピック(千葉県総合企画部オリンピック・パラリンピック推進課ホームページ)、千葉県公式フェイスブックページ「千葉県にオリンピック・パラリンピックがやってくる外部サイトへのリンク」でも随時ご案内しています。

千葉県強化指定選手―溝口礼菜(みぞぐちれいな)選手インタビュー

千葉県ゆかりの注目の高校生フェンサー、溝口選手にお話を伺いました。

溝口礼菜(みぞぐちれいな)選手プロフィール

2014年全国高校総体では女子エペで優勝。2015年全日本フェンシング選手権大会では女子フルーレで7位、高校生唯一のベスト8入りを果たすなどの成績を収める。2016年10月ジュニアワールドカップ(ルーマニア)ではベスト16入り。千葉県立柏陵高等学校3年。鎌ケ谷市出身。

本日、一般の方に向けた体験会イベントに出演してみて、いかがでしたか。

溝口選手「ステージでは緊張でプルプルでした。でも、まだあんなに小さい子がたくさん興味を持ってくれたのがわかって、嬉しくなってしまいました。これからも2020年に向けて多くの方々に興味を持ってもらいたいです。」

「車いすフェンシングも体験してみましたが、固定されて足が使えないので、自分が得意とするアタックもできないし、手と背筋の力が必要なのがわかりました。自分のフェンシングにおいても、上半身の使い方についてあらめて考えさせられますね。安選手を相手に全力でやってしまい、汗やばいです(笑)」

競技へのきっかけ

フェンシング競技者であった母親の影響で、小学1年の頃から母親の元コーチが運営するフェンシング教室「柿の木台スケルマ」(松戸市)にてフェンシングを習い始めた溝口選手。当時は「モノでつられながらイヤイヤ取り組んでいた」といいます。

中学生から自分の意思で競技に真剣に向き合うようになると、教室での練習に加え、オリンピアンの本間奈々絵氏(アトランタ五輪出場)が指導する高校まで練習に通うように。高校生になると、引き続き本間先生の下で学ぶため柏陵高校に進学。国内では常に上位に位置し、中学1年生以降は国際大会にも数々出場し、常に世界を意識して競技に挑んでいます。

フェンシングは、今の溝口選手にとってどのような位置づけですか

溝口選手「生活の中心がフェンシングになっていますね。他の女子高校生が他の違うことで楽しんでるあいだ、私はずっとフェンシングをやってます。なんで私だけこんなにスポーツばっかり…と思うこともありましたけど、やっぱりその分得るものが大きいんです。勝ったらすごく嬉しいし。周りの友人からは海外に行くなんてすごい、と言われますが、フェンシング界で海外でプレーすることは当たり前。自分でも、すごいという感覚はないんです。いずれにしても、やっぱりフェンシングをやってて良かったなっていうのは、強く思います。」

見本としている選手はいますか

溝口選手「中学生の頃からお世話になっている本間奈々絵先生です。フェンシングに関してももちろんそうですが、どちらかというと、私生活の面で多く影響を受けています。服装とか態度とか。例えば、このあいだも第一ボタンを開けて廊下を歩いていたら、呼び出されて厳しく指摘されました。『本間先生がやらなそうなことはマナーが悪いこと、だからこれはやっちゃいけない』というように、本間先生の立ち居振る舞いを物差しにして考えたり。先生は胡坐をかくこともしないんですよ。エレガント。まさに美ですね!」

フェンシングの競技としての魅力は

溝口選手「1人で戦い切ること、ですね。団体競技だと声を掛け合ったりできますが、フェンシングは舞台に立ったら絶対に3分間1人で、自分ですべて考えて、やりきらないといけません。瞬きしただけでも点差に関わるので。0.数秒の際どい世界なんです。」

普段の練習、オフの日はどのような感じなのですか

溝口選手「平日は学校で練習しています。16時から19時までみっちり。柏陵高校のフェンシング部は、今は女子が6人、男子が5人。男子はもっといたんですけど、10人くらいは辞めてしまったかな。勝てないとおもしろくないですし、『自分が一番、一番』って常に思っていないと続きません。結果、気が強い人が残りますね。」

「最近、ALTの先生にお願いして、週に1回英会話レッスンもやってもらっています。海外に出る機会も多いので、危機感に迫られて(笑)。」

「日曜日週1回が原則オフ。オフの日はショッピングとかカラオケとか、普通のことしてます。趣味は、あえていえばピアノですかね。フェンシングだけやってると苦しくなっちゃうので、息抜きとして。でも弾ける時間帯がどうしても夜遅くになってしまいますから、家族に怒られるので、たまにですけど。」

直近の目標、そして2020年に向けてどのような展望をお持ちですか

溝口選手「国際大会でいえば、12月13日から日本を出発して、フランスのリヨンで行われる「ジュニアワールドカップ」に出場してきます。この大会でベスト8を狙います。」

「2020年、私は22歳で大学最後の年。4年間取り組んでの集大成として成果を出していたいです。」

競技者として、高校生として、等身大の溝口選手のお話を伺うことができました。次のページでは、改めてフェンシングの競技について、そして千葉県で取り組まれている競技の状況について、千葉県フェンシング協会副会長にお話をうかがいます。

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