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更新日:平成29(2017)年5月18日

特集!千葉県のサーフィンと注目選手~東京2020千葉県内開催競技を知ろう~<前編>(平成29年5月18日)

千葉県で親しまれている競技にスポットを当てて、その魅力や特徴、注目のアスリートやエキスパートへのインタビュー内容をご紹介します。

釣ヶ崎海岸の波に乗る大原洋人選手今回は、東京2020での追加5競技の一つ、千葉県一宮町で初開催となる「サーフィン」にクローズアップ。

前編では、世界で活躍する注目の地元出身サーファー、大原洋人選手のインタビューを通して、サーフィンや一宮の魅力、海外を転戦する競技者としてのサーファーの日常についてお伝えします。

後編では、競技の普及にあたる日本サーフィン連盟千葉東支部の大海支部長からうかがうオリンピック開催地の「釣ヶ崎海岸」の特徴、千葉県のサーフィン事情や一宮で開催される国際大会の観戦情報などをお伝えします。(写真は釣ヶ崎海岸の波に乗る大原洋人選手)

※インタビューは、2017年1月に行ったものです。

千葉県特別強化指定選手―大原洋人(おおはらひろと)選手インタビュー

大原洋人(おおはらひろと)選手プロフィール

千葉県特別強化指定選手大原洋人選手1996年11月14日生まれ(20歳)。8歳でサーフィンを始め、10歳で海外大会のU-12、U-14で優勝。2010年、13歳でプロテストに合格し、プロサーファーとなる。同年、NSA全日本サーフィン選手権大会ボーイズクラスで優勝。その後も国内外の大会を転戦して上位成績を重ね、2012年全米選手権U18準優勝、2013年WSL(ワールドサーフリーグ)ワールドジュニアU20で3位、2014年全豪オープン9位、そして2015年WSL全米オープンでは日本人初の優勝という快挙を遂げた。

2016年NSA(日本サーフィン連盟)強化指定選手(A指定)。一宮町立一宮中学校、明聖高等学校出身、一宮町在住。

オリンピックが出身地一宮で開催されることについて

大原選手「サーフィンがオリンピック種目になったことは、驚きでもあり、うれしいことですね。そしてまさか、自分が生まれ育ったところでやるなんて。一宮ではサーフィンの試合がよく行われていますが、正直、そこまで多くの一般の観客が来ることもなければ、世界の最上級の選手が来ることもなかった。でも、オリンピックとなれば違いますよね。町の様子や雰囲気もずいぶん変わるんだろうと思うと、ワクワクもあり、ドキドキもあり、本当に楽しみです。」

サーフィンをはじめたきっかけは

大原選手「保育園の頃に一宮に引っ越してきて、サーフィンを始めたのは小学校2年生のとき。父も母も姉もサーフィンをやっていて、海まで歩いていけるところに住んでいましたから、自分がサーフィンをやるようになったのは必然的なことでした。」

大原選手が考えるサーフィンの魅力とは

大原選手「サーフィンは波という自然そのものを相手にする競技一回一回が勝負になります。同じ波にまた巡り合うことはできないんだという特別な感情が湧きおこってきて、目の前のライディングにものすごく熱中できるんです。そういう自然相手のスポーツって少ないと思うし、そこがサーフィンの特徴であり、魅力ですね。」

世界を転戦する競技生活について教えてください

インタビューに答える大原選手大原選手「今の拠点はハワイです。1月の終わり頃から11月くらいまでずっと世界各国で試合が続いていきます。生活に必要な荷物が置いてあるのがハワイで、あとはずっと海外の各地を転戦して、またちょっと時間が空いたらハワイに戻ってくる…というような具合ですから、住んでいる特定の場所がある、という感覚がありません。たとえば、日本が真冬の時はオーストラリアが夏で、試合もそちらで開催されます。季節的に一番良い時期にそこで試合が行われるように年間の試合が組まれています。」

直近の目標は

大原選手「いま自分が出場しているのがWQS(ワールドクオリファイシリーズ)という、野球でいうマイナーリーグのようなシリーズの大会なのですが、目指しているのはWCT(ワールドチャンピオンシップツアー)というメジャーリーグのようなシリーズです。WCTに出場するには、WQSの世界ランキングで10位以内に入らないといけない。なんとしても、このWCTに食い込んでいくのが今年の目標ですね。」

※2月末~3月上旬に行われたAustralian Open of Surfing、4月末に行われたPro Santa Cruz 2017(アメリカ・カリフォルニア州)でそれぞれ3位を獲得した大原選手は2017年4月末現在、WSL(ワールドサーフリーグ)のWQS世界ランキングで4位にランクインしています。

 

大原選手1

大原選手は一宮の波について「常にサーフィンできる波がある」ことを誇れる特徴と語る。

大原選手2

たぐいまれなる身体能力とスキルで波を乗りこなす大原選手。海外の体格の良い選手に比べて、“スピード感”で魅せていくのが大原選手の持ち味。

 

強化指定証を受け取る稲葉玲王選手

同じく一宮出身で、県特別強化指定選手の稲葉玲王選手(右手)は、ほぼ年を同じくしてサーフィンを始め、共に世界を舞台に活躍する。森田知事に代わり、強化指定証を手渡し(2017年1月)

 

オリンピックに向けて

大原選手「自分が目指していることを突き進んでいけば、オリンピックの日本代表になることにつながっていくと思っています。この3年ちょっとで世界のトップの選手にどれだけ近づいていけるかですね。」

「今年、成人式に出席したら、一宮町長がサーフィンをすごくアピールしてくれていました。多くの人にサーフィンがどういうものなのか知ってほしいし、興味をもってくれると、またサーフィンをやる人も増えるだろうし。競技者や愛好家の層が厚くなればさらに嬉しいです。」

「この一宮から、海外で挑戦している選手が自分以外にもいます。ライバルというより、みんなで勝って結果を出していくことで、弱々しいという日本人選手の世界から見たこれまでのイメージを変えていく、そういう頑張りができたらと思っています。そして、この地で皆がやってきたことが正しかったと証明できたら最高です。」

海外経験から得る刺激、ホームタウン一宮の位置づけ

大原選手「中学生の頃から競技に取り組むためにカリフォルニアに2年ほど滞在していましたし、頻繁に海外に出るようになって、海外の選手から多く刺激を受けてきました。海外に行くのは楽しみだし、英語でのコミュニケーションにもだいぶ慣れました。外国人に囲まれていると自分が知っている単語を言いたくなるし、自分の性格もみんな知っているから、また馬鹿なこといってくれるんだろうなと温かく聞いてくれる。海外でもみんなに助けられていますね。」

「自分にはサーフィンしかないって思っていますが、一宮には絶好な環境が目の前にある。これは自分にとって、とても大きいです。海外の生活が長くなっても、やはりここにいると落ち着く。人がごちゃごちゃしてなくて、ゆっくりとしていて、居心地がとてもいい。そんな一宮は常に自分にとって必ず戻ってきたい大事な場所です。」

大原選手がこよなく愛するサーフィンと一宮、そして、競技を支える方々が見る千葉県のサーフィンの今について、引き続き後編にてご紹介していきます。

 

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