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更新日:平成31(2019)年1月28日

【ウィルチェアーラグビー】RIZE CHIBA|千葉県から世界へアスリートを輩出するスポーツクラブ特集

千葉県から、世界の夢の舞台で活躍する選手を育て、選手により良い練習環境を提供するために日々取り組む、県内のスポーツチームやクラブ、各種団体をご紹介します。

今回は、千葉市を拠点に活動するウィルチェアーラグビーチーム「RIZE CHIBA」(ライズチバ)です。

【ウィルチェアーラグビー】RIZE CHIBA~日本一練習するチームの挑戦~

クラブの特徴

ウィルチェアーラグビーチーム「RIZE CHIBA」。設立して4年未満ながら日本代表にも数多くの選手を輩出し、「日本一練習するチーム」をモットーに千葉市内拠点で活動しています。

 

<主な成績>

2014年第16回ウィルチェアーラグビー日本選手権大会7位

2015年第17回ウィルチェアーラグビー日本選手権大会4位

設立の経緯、スタッフ体制

2013年4月の設立時初代の代表は官野一彦さん。ロンドンパラリンピック代表、2013年から2014年シーズン、日本代表チームキャプテン、リオパラリンピックでは悲願の銅メダル獲得に貢献した人物です。

現在では、代表を坂井泰司さん、そしてキャプテンを今井友明さんにバトンタッチし、選手10名(女性選手1名含む)にスタッフ8名体制でチームを運営しています。

坂井代表にうかがう、RIZEの今。

日本一のチームを決定する選手権が今年も千葉にやってきました。見どころやRIZEの目標など教えてください。

第18回ウィルチェアーラグビー日本選手権大会

2016年12月16日(金曜日)~18日(日曜日)、千葉ポートアリーナにて開催。予選リーグを勝ち抜いた8チームが出場し、日本一のチームを決定する。

詳細はこちらからから(日本ウィルチェアーラグビー連盟フェイスブックアルバム外部サイトへのリンク

坂井代表「7月に行われた予選リーグ、RIZEはA、B、C3つのリーグのうち、リーグBにおいて1位で選手権出場権を獲得しました。一昨年の選手権覇者、ランキング1位の北海道Big Dippersがいる中での勝利ですが、この時北海道はリオパラリンピック前で、エース池崎選手不在の状況でした。当然ながら、北海道は10月に行われた予選リーグプレーオフで出場権を獲得してきていますから、選手権本戦の対戦で双方、真の実力が試されることになります。」

「RIZEは去年の選手権で4位。今年は3位に入ることを目標にしています。しかし、今回本戦では、去年のベスト4が全部同じ予選プールにいますから、初日から厳しい戦いになるのは目に見えています。いずれにしても、ここを目がけて、メンバー誰しもが年間通して時間も体力も金銭面でもつぎこんでやってきています。頑張るとしか言いようがありません。」

 

相手チームからボールを奪い、ターンオーバー(ボールの所有権がオフェンス側からディフェンス側に移ること)がポイントゲットに重要。(写真は、2014年第16回選手権にて、積極的にボールのスティールにかかる坂井選手)

リオパラリンピックに出場し、銅メダル獲得に貢献した全日本選手がRIZEには3名在籍。左が今井友明選手で、リオではファーストラインとして最前線で活躍。右後方が官野一彦選手で、写真当時は全日本キャプテンも務める。この他、現在、全日本キャプテンの庄子健選手もRIZEに所属(写真は2014年第16回選手権での様子)

RIZEからは官野選手をはじめ全日本メンバーに3選手を輩出していますね。こうした逸材を抱えるRIZEの成り立ちについて詳しく教えてください。

坂井代表「自分も官野も出身地が近く、もともと官野をウィルチェアーラグビーに誘ったのは自分です。当時、自分はBLITZという埼玉のチームで、官野はBLASTという千葉のチームでプレーしていたのですが、官野から『千葉に新たなチームを作りたい』との相談を受け、彼を代表とするチームの設立に参画しました。そんな官野が、今井や庄子を引き連れてきて、こうして仲間を増やし成長してきたという流れです。」

「設立時スタッフにはアシスタントコーチ、マネージャー、TO(帯同審判員)、トレーナーの4名が関わっており、今でもRIZEを支えています。全日本チームのマネージャーもRIZEから出ていたりします。普及活動に精力的な官野が大学で講演すると、そこから興味を持ってくれた学生がスタッフとして協力してくれるような流れもあります。」

走り込みを行う練習会での選手達。RIZEメンバーには“イケメン選手”が多いとの評判も。

選手とスタッフのコミュニケーションもよく図られている。

 

練習前には、ラグ車(競技用車いす)の調整、テーピングやグラブの装着などを入念に行う。

理学療法士の石原未来(いしはらみく)さんは、RIZE設立当初からのスタッフ。「みんなが普段一生懸命練習している姿を見ているので、障害者スポーツを支えるというより、『勝ちたい』というところに一緒に関わっていたいとの想いです。」

坂井代表は競技歴12年とのこと。その間、競技の認知度について変化をどうご覧になりますか。

坂井代表「自分は健常者の頃からラグビーをやっていたこともあり、入院中、ちょうど2004年のアテネパラリンピックの前、千葉ポートアリーナでウィルチェアーラグビーの試合があるという情報を聞きつけて観に行ったことをきっかけに競技を知りました。」

「千葉ポートアリーナでは、自分が競技を始める前から選手権や国際大会が行われてはいたのですが、当時はアリーナの床を直に使っていました。今では、千葉市が車いす競技用の着脱式の床を購入してくれましたので、試合の際にはそれを敷いて使用するようになり、床の傷を心配することなく利用できます。以前に比べ、国際大会の開催回数も増えました。」

「自治体から依頼を受け、ここ数年、頻繁に小学校に積極的に訪問したりイベントで競技体験会を催したりしていますが、こうした動きもこれまでにない流れといえます。一般の方がリオパラリンピックでジャパンチームが活躍する映像を実写で見ることもでき、より多くの方に競技を知ってもらえる機会が増えたと思います。」(写真は、2016年9月に千葉ポートアリーナで実施した「パラスポーツフェスタちば」での体験会の様子。タックルの衝撃に驚く参加者。)

リオ大会メダリスト官野選手にうかがう、RIZEにかける思い

官野一彦プロフィール

千葉県袖ケ浦市出身、千葉市役所勤務。1981年生まれ(35歳)。22歳の時、サーフィン中の事故から頚椎損傷。競技を始めて翌年の2007年に日本代表入り。2012年ロンドンパラリンピック4位、2015年千葉市で行われたIWRFアジアオセアニアチャンピオンシップで1位を獲得し、リオパラリンピック出場権を獲得。リオでは日本初のウィルチェアーラグビー銅メダル獲得に貢献。

代表を退き、チームでは普及担当として精力的に講演やイベント等の普及にあたれている官野選手。立ち上げ時に思い描いていたチーム像に今、近づいていますか。

官野選手「千葉にいる人間がたくさんいるチームがほしかったのでRIZEを作りました。立ち上げる前に所属していたBLASTも練習拠点は千葉にあったけれど、俺が出てると試合に出れない選手も出てくるわけです。広がらない。普及の意識が当初から強いのは、純粋に、千葉の人間が試合に出て活躍できる場をたくさん作りたかったから。」

「最近は若い選手も増えてきたし、叩き上げで代表に呼ばれそうな選手も出てきたところ。日本一練習するチーム、その結果が現れている証拠でもあるわけで、そういう意味では思い描いてたチームになってきたのかなと思う。あえていうならば男手のスタッフがほしい。力仕事が必要な場面もあるし、ラグ車(競技用車いす)のメンテナンスができる人間がいたらベター。完全な専門家である必要はなくて、ある程度のメンテナンスができればいい。そういうスタッフがそろったらもっと活動しやすくなります。」

2015年11月、君津市内で「RIZE CUP」という一風変わった普及イベントをやっていましたね。どのようなものだったのですか。

官野選手「車いすの人だけじゃなくて、健常の人も一緒に遊べる空間が前から作りたくて。障害者スポーツというとちょっと壁があるから、そういうのを取っ払うようなイメージです。コートのすぐ脇にケータリングのお店を用意したり、音楽を回したり。チャラチャラしてる方が親しみがわきやすいかなという発想です。課題も多く見つかったし、とにもかくにも、会場に利用できるところを探すのが一苦労。頻繁にはできないですが、できればこれからも同趣旨のイベントを2回3回とやっていきたいですね。」

官野選手、そしてRIZEに、選手やサポーターなど多くの人たちが惹きつけられているのはどんな理由があるのでしょうか。

「自分としては無意識でやっていることなので、正直よくわかりません。ただ、内輪のことというより、競技を広く普及したいという意識が強いのは確か。その結果としてフォローしてくれる選手や仲間、支援者が増えていくことは有難いことです。」

見栄えにはかなりこだわっています。ウェアやキャップ、ユニフォームとか、アパレルをあえてスポーツっぽくしたくなくて、“ストリート感“を出そうとしてます。他のチームと比べてもRIZEのこだわり、特徴といえるでしょうね。」

リオの先の目標は。

官野選手「リオでは自分を含め、RIZEから出ているメンバー個々人が役割を果たしたかなと思います。リオでの引退も考えたことはありましたが、あらためて、リオの地でパラリンピックという大舞台を体験して、2020年あの感動や興奮の体験をもう一度東京でと思い、東京大会を目指そうと決めました。まずは、この全日本選手権で結果を出します。」

「選手権には、リオでメダルを獲ったことがひとつの起爆剤になって、応援に来てくれる人がさらに増えるといいと思っています。いずれにしても、選手は結果を出すことだけなので、集中して頑張ってきたいと思います。」

(インタビューは平成28年11月下旬に行ったものです。)

リオでの結果報告を選手本人から聞くことができる、官野選手他千葉市ゆかりのリオ大会出場選手によるトークショーが選手権初日に行われます。

12月16日(金曜日)15時00分~15時10分(選手権試合開始前)

クラブ概要

入会条件

  • 競技に関心があり、四肢麻痺障害を持つ方。

練習拠点

  • (1)千葉県障害者スポーツレクレーションセンター(稲毛区)
  • (2)千葉市ハーモニープラザ(中央区)他

練習日

  • 毎週水曜・金曜19時~21時、土日の特定日(普及行事や合宿、施設予約状況による)

会費制度

  • 無料(必要経費は常時相談の上回収)

以上、平成28年12月時点での情報。詳細は以下の団体連絡先までお問い合わせください。

連絡先

RIZE CHIBA

競技に興味のある方、運営や指導に協力していただける方を随時募集しています。以下のフェイスブックページのメッセージからご連絡ください。フェイスブックでは、日々の選手達の活躍の様子、練習日程などの情報などがご覧いただけます。

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よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁 教育振興部体育課スポーツ推進室 オリンピック・パラリンピックアスリート強化・支援班

電話番号:043-223-4101

ファックス番号:043-221-6682

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