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更新日:令和3(2021)年10月1日

ページ番号:463847

令和元年度セクシュアル・ハラスメント及び体罰に関する実態調査の結果について

調査の目的

令和元年度に実施した、千葉市立学校及び市立高等学校を除く、すべての公立学校の児童生徒・職員を対象としたセクシュアル・ハラスメント(以下「セクハラ」という。)及び体罰に関する実態調査(セクハラ調査は平成16年度からすべての県立学校で実施、体罰調査は平成24年度から実施)の結果の概要がまとまりました。

この調査は、各学校が、学校におけるセクハラ及び体罰に関する実態を把握し、効果的防止策を講じ、よりよい学校環境を構築するために実施しているものです。

調査方法

(1)調査対象

千葉市立学校及び市立高等学校を除く、すべての公立小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に在籍するすべての児童生徒及び職員(臨時・非常勤職員を含む。)を対象とした。ただし、産休、育児休業、休職、療養休暇中の職員は除いた。なお、小学校、特別支援学校の児童生徒については、家庭に持ち帰り、保護者が確認する等の配慮を行った。

(2)調査期間

令和元年12月2日(月曜日)から令和2年1月31日(金曜日)まで

(3)その他

学校の実情に応じて、家庭に持ち帰り記述することを可とした。

セクシュアルハラスメントに関する実態調査の結果について

1概要

(1)100人あたりのセクハラと感じ不快だったと回答した人数

生徒
  • 児童生徒全体0.1人(昨年度比実数で164人増加)
    • 高等学校生徒0.2人(昨年度比0.1人減少)
    • 特別支援学校児童生徒0.1人(昨年度比0.2人減少)
    • 小学校児童0.04人(昨年度比0.02人増加)
    • 中学校生徒0.2人(昨年度比0.1人増加)
職員
  • 高等学校職員0.8人(昨年度比0.1人減少)
  • 特別支援学校職員0.7人(昨年度比変化なし)
  • 県立中学校職員0人(昨年度比変化なし)

(2)セクハラと感じ不快だったと回答が多かった項目

(1)県立高等学校生徒
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.05%)
  • 「必要以上に身体に触られ、不快であった。」(0.05%)
  • 「みんなの前で容姿を話題にされ、不快であった。」(0.03%)
(2)特別支援学校児童生徒
  • 「必要以上に身体に触られ、不快であった。」(0.06%)
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.04%)
  • 「みんなの前で容姿を話題にされ、不快であった。」(0.04%)
(3)中学校生徒
  • 「必要以上に身体に触られ、不快であった。」(0.11%)
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.04%)
  • 「みんなの前で容姿を話題にされ、不快であった。」(0.03%)
(4)小学校児童
  • 「必要以上に身体に触られ、不快であった。」(0.02%)
  • 「みんなの前で容姿を話題にされ、不快であった。」(0.01%)
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.00%)

2調査実施後の対応状況

(1)セクハラと感じ不快だったと回答した児童生徒への対応

各学校では、セクハラを受けたと回答した児童生徒に対し、セクハラ相談員が個別に面談して、状況を確認し、職員や児童生徒への指導や注意、職員による全体研修、児童生徒への人権教育等を実施した。

なお、本件では、教諭による生徒に対するセクハラ案件が報告され、事実確認の後、厳正に処分した。

(2)無記名でセクハラと感じ不快だったと回答した児童生徒への対応

無記名でセクハラを受けたと回答した児童生徒に対しては、各学校で再度相談を呼びかける対応をした。申し出のあった児童生徒に対しては、(1)と同様の対応をとった。

なお、特に深刻な問題があるとの報告はなかった。

3集計結果

(1)児童生徒編

<1>回答者数及びセクハラと感じたと回答した人数

区分

令和元年度

平成30年度

校種

性別

回答者数

回答数

割合%

回答者数

回答数

割合%

県立

高等
学校

男子

  44,620

47

0.1%

45,316

64

0.1%

女子

44,929

162

0.4%

46,225

166

0.4%

合計

  89,549

209

0.2%

91,541

230

0.3%

特別支援
学校

男子

3,634

2

0.1%

3,556

9

0.3%

女子

1,745

5

0.3%

1,693

8

0.5%

合計

   5,379

7

0.1%

5,249

17

0.3%

小学校

合計

248,896

96

0.04%

250,113

56

0.02%

中学校

合計

115,654

276

0.2%

116,267

121

0.1%

<2>セクハラと感じて不快だったと回答した主な内容

【小学校】児童の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体248,896名、回答数:男子42名、女子54名、全体96名]

アンケート項目

男子

女子

全体

必要以上に身体に触られ、不快であった。

16

24

40

みんなの前で容姿を話題にされ、不快であった。

9

12

21

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

4

5

9

性的な内容の電話・手紙・電子メールをもらい、不快であった。

    2     0 2
男のくせに、女のくせに等と言われ、不快であった。  1 0 1

【中学校】生徒の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体115,654名、回答数:男子103名、女子173名、全体276名]

アンケート項目

男子

女子

全体

必要以上に身体に触れられ、不快であった。

48

76

124

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

18

25

43

みんなの前で容姿を話題にされ、不快であった。

13

26

39

男のくせに、女のくせに等と言われ、不快であった。

3

8

11

性的な内容の電話・手紙・電子メールをもらい、不快であった。

   1     1   2

【県立高等学校】生徒の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体89,549名、回答数:男子47名、女子162名、全体209名]

アンケート項目

男子

女子

全体

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

10

37

47

必要以上に身体に触れられ、不快であった。

7

39

46

みんなの前で容姿を話題にされ、不快であった。

5

26

31

男のくせに、女のくせに等と言われ、不快であった。

7

9

16

性的な内容の電話・手紙・電子メールをもらい、不快であった。

  1    1     2
性的な関係を求められ、不快であった。     1     0    1

【特別支援学校】児童生徒の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体5,379名、回答数:男子2名、女子5名、全体7名】

アンケート項目

男子

女子

全体

必要以上に身体に触れられ、不快であった。 

1

2

3

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

0

 2

2

みんなの前で容姿を話題にされ、不快であった。 0 1 1

(2)教職員編

(1)回答者数及びセクハラを受けたと回答があった人数

区分

令和元年度

平成30年度

校種

性別

回答者数

回答数

割合%

回答者数

回答数

割合%

県立

高等
学校

男性

5,165

9

0.2%

   5,170

14

 0.3%

女性

2,437

55

2.3%

2,471

53

2.1%

合計

7,602

64

0.8%

7,641

67

0.9%

特別
支援
学校

男性

1,538

9

0.6%

   1,471

3

 0.2%

女性

2,418

18

0.7%

2,351

24

1.0%

合計

3,956

27

0.7%

   3,822

27

 0.7%

県立

中学

男性 26 0  0% 26 0 0%
女性 12 0 0% 10 0  0%
合計 38 0 0% 36 0 0%
(2)セクハラと感じて不快だったと回答した項目

[県立高等学校]職員の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体7,602名、回答数:男性9名、女性55名、全体64名]

アンケート項目

男性

女性

全体

容姿・年齢・結婚・妊娠等を話題にされ、不快であった。

8

25

33

性的な話・冗談等を言われたりメール等を送られ、不快であった。

4

8

12

必要もないのに身体に触られ、不快であった。

1

5

6

性体験や性的なことについて聞かれ、不快であった。

  3

 0  3
執ように交際を迫られ、不快であった。  1   0   1
性的なうわさを流され、不快であった。  0  1   1
お酌、カラオケのデュエット、ダンス等を強要され、不快であった。 0 1 1
執ように携帯電話の番号やメールアドレスを聞かれ、不快であった。 1 0 1

[県立特別支援学校]職員の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体3,956名、回答数:男性9名、女性18名、全体27名]

アンケート項目

男性

女性

全体

容姿・年齢・結婚・妊娠等を話題にされ、不快であった。

2

8

10

性的な話・冗談等を言われたりメール等を送られ、不快であった。

0

3

3

必要もないのに身体に触れられ、不快であった。

2

0

2

執ように交際を迫られ、不快であった。   1   1 2

(3)記名の状況について

平成18年度調査からアンケートについては、原則記名としているところである。

児童生徒

区分

県立高等学校

県立特別支援学校

記名し

た生徒

の割合

セクハラを受け

たと回答した生

徒のうち記名し

た生徒の割合

記名した

児童・生

徒の割合

セクハラを受けたと

回答した児童生徒

のうち記名した児童

生徒の割合

令和元年度

96.8%

56.0%

92.8%

66.7%

平成30年度

94.8%

50.0%

92.6%

76.5%

平成29年度

96.1%

53.6%

92.5%

64.3%

平成28年度

94.3%

43.9%

92.3%

68.2%

(4)セクハラ以外のハラスメントを受け不快だったと回答した人数

平成28年度から新たに質問項目を設定し、実施したところ、児童生徒においては、県立高等学校で274人(0.3%)、特別支援学校で26人(0.5%)、中学校で253人(0.2%)、小学校で778人(0.3%)であった。具体的な事案の例として、「授業中、咳をしただけで怒鳴られうるさいと言う。」、「担任からの高圧的な物の言い方が不快である。」等といった教員の対応や発言によるものがあった。なお、セクハラ相談員等が、追跡調査等を行ったところ、教員から児童生徒に対するセクハラ以外のハラスメントの具体的相談について、深刻な内容はなかった。また、教職員においては、県立高等学校で176人(2.3%)、県立特別支援学校で56人(1.4%)であった。

体罰に関する実態調査の結果について

【概要】

1調査内容

各学校において、令和元年度の体罰の実態に係るアンケート調査を実施し、体罰の事実を確認した件数及び事案の概要を各県立学校及び各市町村教育委員会から報告する。

2調査結果

実態調査の結果、体罰として記入したのは0件であった。

(1)アンケートから確認し、体罰の疑いがあると報告された件数

学校種

小学校

中学校

高等学校

特別支援学校

合計

令和元年度 0 0 1 0 1

平成30年度

0

0

1

0

1

平成29年度

0

0

0

0

0

(2)発生の場面について

発生の場面

部活動中

授業中

その他

合 計

令和元年度

1

0

0

1

平成30年度 0 1 0 1
平成29年度 0 0 0 0

【参考】

1体罰の事案での令和2年度中の処分の状況について(令和2年3月31日現在)

(1)体罰の事案での処分の状況について(事故発生年度と処分年度は一致しない)

学校種

免職

停職

減給

戒告

小学校

0

1

2

0

中学校

0

0

1

0

高等学校

0

0

0

0

特別支援学校

0

0

0

0

合計

0

1

3

0

この他、中学校の2件を市町村教育委員会が、高等学校の3件を県教育委員会が、訓告等の処分を行った。

2令和元年度に千葉県教育委員会の実施した体罰根絶の取組例

県初任者研修会及び中堅教諭等資質向上研修会、体育主任研修会等において体罰根絶について指導した。
  • 指導の中で、リーフレット「体罰なんかいらない!」(平成26年9月作成)を全参加者に提示し、「体罰根絶宣言」の周知徹底を図った。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部教職員課管理室

電話番号:043-223-4036

ファックス番号:043-225-2374

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