原本情報 「あなたに合った読書のカタチは? 読みたい、知りたいを支える読書バリアフリー」 テキスト版 千葉県教育庁教育振興部生涯学習課 製作 2024年3月発行 製作館名及び製作年 千葉県立西部図書館 2024年製作 テキストデータ凡例 1. このデータの校正レベルは、全文校正テキストデータです。 2. テキスト訳に際して製作者が注を入れる場合には〔 〕(亀甲括弧)を使う。 3. 原本のページ番号を隅付き括弧(【 】)で囲い、原本のページが開始する位置に挿入している。 4.原本には、ところどころにルビがありますが、テキストデータの利便性向上のため、合成音声でそのまま読める単語についてはルビを割愛しています。 5. 数字・アルファベットについては、半角文字を使う。 6. 書体や傍点等の加飾については、該当する字句を全角縦棒( | )で挟む。後方の記号の直後にテキスト訳者注で加飾の種類を説明する。加飾の種類は、朱書き、傍線、ハイライト、太字など。例 |該当字句|〔朱書き〕 7. 写真や図表については、原則として原本の記述のみを記し、必要な場合にテキスト訳者による解説を行う。なお、記述の順序は次のように行う。 〔図〕 原本キャプション 〔製作者注〕説明文〔製作者終わり〕 〔図終わり〕 【1ページ】 あなたに合った読書のカタチは? 本をタブレットやスマートフォンで読む、音声で聴く、点字で読むなど、読書にはさまざまなカタチがあります。 読みたい、知りたいを支える読書バリアフリー 〔図〕 〔製作者注〕黄、青、緑、赤の4冊の本が並んでいる。それぞれの表紙に、見開きの本、パソコン、タブレット、スマートフォン、ヘッドフォンをつけている人物、点字に触れている指のシルエットがある。〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 それぞれに合った方法で、必要な情報、読みたい本を読むことができるように、読書をサポートするさまざまな資料やサービスをご紹介します。周囲の方にもぜひご紹介ください。 千葉県ホームページ「読書バリアフリーの推進」 https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shougaku/dokusho-bf/index.html リーフレットのテキストデータ等も掲載しています。 〔図〕 〔製作者注〕千葉県ホームページ「読書バリアフリーの推進」の二次元コード。〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 千葉県 【2ページ】 さまざまな資料 〔さまざまな資料、読書をサポートするツールの利用方法について、「見て読む」、「聞いて読む」、「さわって読む」を意味するマークを付けて示している。また、「サービスの利用は、視覚障害、肢体不自由、発達障害等で読むことに困難がある方に限定されます」を意味するマークもあり、こちらは「利用者限定」と補記した。複数のマークが付いている利用方法もある。写真の説明とともに、それぞれのツールの対象を補記した。 大活字本 〔写真〕 大きな活字で印刷された本。文字も、読みやすい書体です。 〔製作者注〕大きな字で印刷された本の見開きの写真。利用方法は、見て読むもの。〔製作者注終わり〕 〔写真終わり〕 録音図書 〔写真〕 耳で聴いて読みます。元の本にある文章に加えて、図や写真の説明があります。 〔製作者注〕デイジー図書のCDが並んでいる。利用方法は、利用者限定、聞いて読むもの。〔製作者注終わり〕 点字図書 〔写真〕 点字をさわって読みます。紙の本のほかに、点字データを点字ディスプレイに表示して利用する方法もあります。 〔写真〕 〔製作者注〕点字雑誌「点字毎日」の写真。利用方法は、さわって読むもの。〔製作者注終わり〕 〔写真終わり〕 LLブック 〔写真〕 わかりやすい文章と、絵記号(ピクトグラム)と、絵や写真を組み合わせた本。理解しやすい工夫をしています。 〔製作者注〕ピクトグラムの下に、ひらがなでピクトグラムの意味や単語が書いてある写真。利用方法は、見て読むもの。 〔写真終わり〕 マルチメディアデイジー 〔写真〕 タブレットやパソコンで再生します。音声と文字を組み合わせて、読み上げている部分のハイライト表示などができます。ディスレクシアの方の読書にも役立ちます。※デイジー(DAISY)は、電子図書の国際基準規格。 〔製作者注〕画面に竜の画像と文字が表示されており、読み上げ中の文章が黄色くハイライトされている写真。利用方法は、利用者限定、目で読む、聞いて読むもの。〔製作者注終わり〕 〔写真終わり〕 布の絵本・さわる絵本 〔写真〕 さわって絵の形がわかります。また、スナップやファスナーなどのしかけを楽しみながら読むことができます。 〔製作者注〕布で作られた雪だるまとクリスマスツリーの写真。利用方法は、見て読む、さわって読むもの。〔製作者注終わり〕 〔写真終わり〕 読書をサポートするツール 拡大読書器 〔写真〕 文字などを拡大して画面に映します。白黒反転したり、表示倍率を変えたりできます。 〔製作者注〕拡大読書器のカメラに映した本が、モニターに拡大表示されている写真。2台あるうちの一台は白黒反転表示をしている。利用方法は、見て読むもの。〔製作者注終わり〕 〔写真終わり〕 録音図書再生機器 〔写真〕 音声デイジーなどを再生する機械です。 〔製作者注〕デジタル録音したCDの図書が再生できる機械の写真。〔製作者注終わり〕 〔写真終わり〕 点字ディスプレイ 〔写真〕 パソコン等に表示された文字を、点字で表示できます。点字データをダウンロードして、点字として表示させて読むこともできます。 〔製作者注〕点字ディスプレイを使用している写真と、6点プラスカーソルを表す7・8の点の写真。利用方法は、さわって読むもの。〔製作者注終わり〕 〔写真終わり〕 リーディングトラッカー 〔写真〕 前後の行を隠して、一行に集中して読むことができる道具です。 〔製作者注〕リーディングトラッカーは定規のような形で一行分の覗き窓があり、前後の文章が隠れるようになっている。文章の上にリーディングトラッカーを置いて使っている写真と、文字が隠れている様子がわかる写真。利用方法は、見て読むもの。〔製作者注終わり〕 〔写真終わり〕 読書支援機器が必要な方へ 重い障害のある方、難病の方が、スムーズに生活するための用具を、各市町村で給付・貸与しています(日常生活用具給付等事業)。具体的な対象品は各市町村が判断していますが、拡大読書器や録音図書再生機器などが対象となることがあります。詳しくはお住まいの市町村の障害福祉担当課にお問い合わせください。 日常生活用具〇〇市(町・村)で検索 【3ページ】 図書館のサービス 目が見えない、見えにくい、活字の図書を読むのが難しい方へのサービスを県立図書館が提供しています。お住まいの市町村の図書館等で行っていることもあります。利用方法は、利用者限定。 郵送貸出 障害によって図書館に行くことが難しい方に、郵送による貸出を行うサービスです。送料はかかりません。 〔図〕 〔製作者注〕郵便ポストのイラスト。〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 対面朗読サービス 本や雑誌を、音訳者が直接読み上げます。図や写真の内容も説明します。わからない言葉が出てきたときは質問できます。県立図書館では、Web会議システムを利用して、オンラインによる遠隔対面朗読も行っています。 〔図〕 〔製作者注〕男性が本を読み上げているイラスト。〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 インターネットを利用したサービス 目が見えない、見えにくい、活字の図書を読むのが難しい方が使えます。くわしくは、県立図書館等にご相談ください。利用方法は、利用者限定。 みなサーチ(国立国会図書館障害者用資料探索) さまざまな障害に合った、利用しやすい形式の資料を探すことができます。全国の図書館にある蔵書や、インターネットで利用できるものを、まとめて探せます。 〔図〕 〔製作者注〕みなサーチの二次元コード。https://mina.ndl.go.jp/〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 サピエ図書館(視覚障害者情報総合ネットワーク) 音声デイジー・点字データなどが30万点以上あります。利用者登録をすると、ダウンロードして使えます。 国立国会図書館サーチ 音声デイジー、点字データなど3万点以上あります。みなサーチの利用者登録をすると、ダウンロードやストリーミングで使えます。 誰でも使える、便利な読み方 電子書籍 文字のサイズを変えたり、本文を音声で読み上げたり、色々な読み方に対応できます。電子書籍の種類や利用する端末によってできることが異なり、非対応の場合もあります。利用したい方法に合っているか、動作確認が必要です。 〔図〕 〔製作者注〕タブレットのイラストが3つ並んでいる。1つ目は「らっかせい」の文字と絵が表示されたタブレット。2つ目は「らっかせい」の表示を音声読み上げしている様子を表したタブレット。3つ目は「らっかせい」の文字サイズを大きく変更して表示したタブレット。〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 オーディオブック 本を朗読した音声資料です。CDブックや、データをダウンロードしてパソコンやスマートフォンで利用します。視覚障害等のある方向けに作られた録音図書とは違い、誰でも耳で聴く読書を楽しむことができます。 〔図〕 〔製作者注〕ヘッドホンで音を聴いている女性と、積み重なっている本のイラスト。〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 【4ページ】 関連するサービスを提供している施設 県立図書館 中央図書館(千葉市)、西部図書館(松戸市)、東部図書館(旭市)の3館があります。いずれか1館で利用者登録すれば、3館共通で利用できます。 障害者サービスの利用者として登録をすると、録音図書の貸出や、対面朗読サービスなどが使えます。県内在住(または通勤・通学)で、障害者手帳をお持ちの方、活字による読書が困難な方などが登録できます。 県立図書館 障害者サービスのページ https://www.library.pref.chiba.lg.jp/guide/handicap/index.html 〔図〕 〔製作者注〕障害者サービス/読書バリアフリーのページの二次元コード。〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 千葉点字図書館 四街道市にある、県内唯一の点字図書館です。 県内在住で、視覚に障害のある方、活字を読むことが困難な方が利用者登録できます。 ●点字図書、録音図書、拡大図書の貸出 来館または郵送(送料無料) ●デイジー再生機の貸出・販売など 千葉点字図書館ホームページ https://tisikyo.jp/jigyosho/center/tosho.html 〔図〕 〔製作者注〕千葉点字図書館の二次元コード。〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 市町村立図書館等 県内の市町村には、図書館または公民館図書室等の読書施設があります。行っているサービスは、図書館等によって異なります。お住まいの市町村の図書館等にご相談ください。 県立図書館の本は市町村立図書館等へ貸し出すこともできます。 千葉県の読書バリアフリーを進めます 2019年6月「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)」制定 2023年3月「千葉県読書バリアフリー推進計画」策定 千葉県では、住んでいる地域に関わらず、誰もが等しく読書活動ができる環境を整備し、全県的な読書バリアフリーを推進します。 広く県民の方へ ・あなたも障害理解や情報保障の応援団になりませんか? ・読書に不自由を感じている周囲の方に、このリーフレットをぜひ紹介してください。 問い合わせ ●リーフレットの内容に関すること 千葉県教育庁生涯学習課 [メール]読書バリアフリーの推進のページ下部|「メールでお問い合わせ」ボタン|〔ハイライト〕から [電話]043-223-4070 〔図〕 〔製作者注〕読書バリアフリーの推進のページの二次元コード。〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 ●県内で受けられる読書バリアフリーのサービスに関すること 千葉県立図書館…読めない・読みにくい方のための読書相談 [メール]https://www.library.pref.chiba.lg.jp/guide/handicap/dokubariform.html [電話]中央図書館(千葉市)043-222-0116 西部図書館(松戸市)047-385-4133 東部図書館(旭市)0479-62-7070 〔図〕 〔製作者注〕読書バリアフリーに関する相談の申し込みページの二次元コード〔製作者注終わり〕 〔図終わり〕 「あなたにあった読書のカタチは? 読みたい、知りたいを支える読書バリアフリー」千葉県教育庁教育振興部生涯学習課 2024年3月発行 以上で「あなたに合った読書のカタチは? 読みたい、知りたいを支える読書バリアフリー」令和5年3月発行 テキスト版を終わります。