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更新日:令和3(2021)年6月29日

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南房総教育事務所-県立安房高等学校会場

この日会場となった県立安房高等学校は114年の歴史を積み上げ、「質実剛健・文武両道」を校訓として取り組んでいます。平成20年4月には、県立安房南高等学校と統合し、両校の卒業生を合わせると、5万名近くにもなる県下でも最大規模の伝統ある高校です。交流会には、市内4校全ての中学校が参加し、2グループに分かれ、それぞれ2つのテーマについて意見交換を行いました。詳細は以下のとおりです。

詳細

開催日時:

平成27年8月25日(火曜日)9時30分から12時00分

会場:

県立安房高等学校

参加校(参加生徒数):

県立安房高等学校(8名)、館山市立第一中学校(4名)、館山市立第二中学校(4名)、館山市立第三中学校(4名)、館山市立房南中学校(4名)

分科会

テーマ1:「魅力ある学校とは」

魅力ある学校について、生徒達は普段の生活と照らし合わせながら意見を出し合いました。まず、設備や通学について話し合われると、通学においては、「自宅から学校までの距離や、交通手段などは日常の生活に大きな影響がある」という意見がありました。次に、人間関係のことについて、「一人一人の生徒の意見を尊重できるムードを作り上げる努力をする」「孤立している生徒がいる場合、周囲のさりげないフォローがとても大切。周囲の関係性だけではなく、クラス全体に目を向ける生徒の努力も必要」といったことなどが挙げられました。生徒同士が助け合い、より良い学校にしていこうとする姿を感じ取れました。また、「人間関係を良くしていくには、行事の活発化も必要なので、先生方には、それらに向けてさらに協力してほしい」などの提案事項も出ました。

テーマ2:「若者が住みやすい館山市(安房地域)にするためには」

環境面や安全面における整備については、「街灯が少ない上、歩道も無く、現状として安心して生活できない」「自然に恵まれている点は素晴らしいが、天災に対する防災意識が低いと思う」などの意見が出された後に、「これらを改善していけば、若い世代と年配の世代の交流がより深まり、この地域特有の近所付き合いなどの温かさを継承していけるのではないか」という視点での話し合いもされました。また、生活面における利便性の話題については、「スーパーやコンビニなど、買い物をする場所が少なすぎる」や、「若者を集客できるショッピングモールやお店、映画館、文化施設など、余暇の時間を充実できる場所がほとんどない」などが出され、その対応策として、「若者を集客できるお店や娯楽施設を誘致していくと良いのではないか」という意見が出ました。生徒が地元を想う気持ちを感じ取れた意見交換でした。

安房高校・分科会

分科会の様子

安房高校・分科会報告

分科会の内容を報告する生徒

交流会を終えて(感想)

中学生

今回のように、中学生と高校生が話し合いを行う場はなかなか持てないので、貴重な経験ができて良かったです。「学校づくり」や「町づくり」について、自分だけでは思いつかないことが他校の人から聞けました。また、高校生目線からの意見は、なるほどなと思うことが多くありました。困っていることに対して、皆で話し合うことで、解決策を見つけることができました。自分達ではないグループの話し合いの様子も最後に聞けて、共感するところが多くありました。この交流会で出た意見や学んだこと、そして、感じたことを生かして、これからの学校生活を送り、より良い学校、町になるように頑張っていきたいです。

高校生

私は今まで、県外の大学に行き、大学卒業後は館山に帰って来るものだと思っていました。しかし、その考え方は、少し甘かったと思いました。これから大学で身につける知識を役立てることのできる職業は、館山にどれくらいあるのか、そして募集はあるのかなどの疑問が浮かんできました。館山が好きだとか、館山に住み続けたいという気持ちだけでは暮らしていけないのだと思います。また、グループ討議で最後に出た防災という点はとても大切なのに不足している部分だと思いました。「避難所まで~m」や「海抜~m」という標識が増えたとは思いますが、非難の時に近所での声かけ、お年寄りが逃げ遅れないようにするための練習は必要だと思いました。今回の話し合いで、中学生がいい学校をつくろうとする気持ちが伝わってきました。私は将来、より住みやすい館山市づくりに関われるよう、大学でたくさん勉強し、色々な経験を積んで帰ってきたいと思います。

お問い合わせ

所属課室:企画管理部教育政策課政策室

電話番号:043-223-4177

ファックス番号:043-224-5499

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