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更新日:平成29(2017)年3月23日

「依存症予防教室」の開催について

企画管理部教育政策課教育立県推進室

電話:043-223-4177

 

千葉県教育委員会は、文部科学省から平成28年度「依存症予防教育推進事業」の委託を受け、県内2か所で「依存症予防教室」を開催しました。

1.目的

学校の教職員や保護者が、インターネット依存、ギャンブル依存等の行為依存の実態や対策等に関する知識を身につけることにより、県内の各学校での子どもたちに対する行為依存を防ぐ取組の促進・充実を図る。

2.日時・会場

地区名 日時 会場
千葉地区

平成29年1月25日(水曜日)

午後1時30分から午後4時30分まで

千葉市民会館小ホール

(千葉市中央区要町1-1)
東葛地区

平成29年1月26日(木曜日)

午後1時30分から午後4時30分まで

さわやかちば県民プラザ大研修室

(柏市柏の葉4-3-1)

3.対象

高等学校、特別支援学校及び中学校の教員、教育委員会等の指導主事、中学生・高校生の保護者等

4.概要

事務局説明「『高校生のネットトラブルなどに関する調査』の結果概要」

(説明者)企画管理部教育政策課教育立県推進室 主幹兼室長 松田 裕二

  • 全体の9割以上がスマートフォンを使用。そのうち6割は中学生から、3割が高校生から使い始めている。
  • ネット・SNS・ゲームに夢中になっている、予定していた時間より長く使ってしまうとの回答が全体の約半数以上あり、さらに一部には深刻な依存傾向を持っている生徒が存在している可能性がある。
  • ゲームへの課金は約4割以上が経験しており、計5万円以上を課金した経験があると回答した生徒もいた。
  • ギャンブルを実際に行った経験がある、興味があるとの回答も一定数あり、回答内容からは家族がきっかけである可能性が示された。

講演1「抜け出せない!依存症の実態について」

(講師)一般社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 代表 田中 紀子 氏

  • 高校時代、一生懸命に勉強して希望の大学に入学した人や、スポーツに打ち込んで活躍してきた人が、大学入学後に目標を見失い、ギャンブルに入り込んでしまうことはよくある。先生方も、そうしたことを意識して指導してほしい。
  • ギャンブル依存になっている人は借金が平気なのではなく、どうしたらよいかわからず悩み、苦しくて仕方ないと感じている。それでもやめられないのは、ゆるやかな自傷行為であり、病気の範疇ではないかと思う。
  • そこから回復するには、その気持ちを理解し、生きたいという気持ちを否定せずに聞いて支えてくれる人が必要である。一人でギャンブルを止めることはできない。
  • 日本でもこうしたギャンブルの問題は既に起きている。子どもたちがむしばまれている実態もある。ぜひ、各学校での予防教育の導入を検討してほしい。
  • ギャンブル依存症は、適切な支援に早期につながれば回復できる病気である。先生方がギャンブル依存に対する正しい知識を共有し、草の根から広がっていくことを願っている。

講演2「学校や家庭では何をするべきか」

(講師)エンジェルズアイズ 代表 遠藤 美季 氏

  • ネット社会は急速に変化し続けている。教育現場での利用、生活との密着、就職などを考えると「子ども達の健やかな心身の成長」を依存予防の基本の考えとしながらネット利用には柔軟に対応していくことが必要である。
  • ネット依存を予防する取組は、早期に始めるほどよいが、学齢や家庭環境に応じて様々なアプローチが必要である。
  • 一例として、過去に小学生とその保護者を対象に行った「こどもインターネット教室」では、ネットの基本・特徴や活用方法、ネットトラブル・ネット依存の内容を扱った。参加した子たちは既に成人しているが、ネットに依存することなく、うまく使っている。早期に正しい知識をつけていくことは重要である。
  • ネットの利用については、使い始めの段階であらかじめ管理すること、上手な使い方を決めておくことが大事である。スマホの利用時間をチェックできるアプリの活用など、利用状況を客観視しながら使うことも重要である。
  • 色々な知識を持ちながら上手に使っていくことについて、学校・家庭がそれぞれ単体で行うのではなく、地域全体で考えていくことが大事である。

講演3「行動嗜癖の実態と治療について」

(講師)国立病院機構久里浜医療センター 院長 樋口 進 氏

  • 依存による影響は、睡眠障害や体力低下などの身体への影響だけでなく、学業への影響も大きい。大人の場合、時間が経てば自然に良くなることもあるが、未成年の場合は時間が経っても良くならないというのが研究者の一致した意見である。
  • 先生方の前にネット依存やゲーム依存の子がいたらどう指導しますか?そのうち飽きるから放っておけと言いますか?そのまま放置すれば、その後の人生は大きく狂ってしまい、取り返しがつかなくなる。事の重大性を御理解いただきたい。
  • ネット依存の治療の基本は、本人が自分の意思で行動を変えていくよう援助すること。自らネットと距離を置いて生活できるよう支援するのだが、実際には難しい。
  • 1日の中で30分~1時間でよいので、スマホを使わずに、家族で学校の話をする、テレビを一緒に見るといった、全くネットを使わない時間を作るのは大事である。
  • スマホ・Wi-Fiの取上げは、両親が本人の行動をある程度コントロールできる場合は有効な手段である。その際、取り上げる理由と期間、返す条件は明確にすること。
  • 子どもの暴力があるような場合、スマホやWi-Fiの取上げはよくない。最後は親が根負けしてしまい、結果として子どもに親の操縦法を教えるくらいで何も残らない。
  • ネットの時間をどれくらい減らせるか、本人に確認のうえ実行させてみるという方法もある。もし8時間から7時間に減らす程度であっても、出来たら褒めることで、さらに次のプロセスにつなげることができる。
  • 学校の補習や塾・予備校・家庭教師、アルバイトなど、他の活動に置き換えることも大事である。私たちは、ネットを使わない時間を増やすために何か活動できないか、子どもたちの側に立って一緒に探っていくようにしている。
  • ネット使用にまつわる両親等への暴力については、本人に外来で注意するだけで治まることが多い。保護者から暴力の話を聞いたら、本人と両親を交えて先生方から伝えるだけでも大きな変化がある。友人や先生の力は結構大きい。
  • 課金についても、子どもに「課金はやめよう」と話すと大抵はやめる。その後、親にカードとお金の管理について注意喚起するとだいたい収まる。

5.配布資料

事務局説明「『高校生のネットトラブルなどに関する調査』の結果概要」

講演1「抜け出せない!依存症の実態について」

講演2「学校や家庭では何をするべきか」

講演3「行動嗜癖の実態と治療について」

※ファイルサイズが大きいものは、デスクトップなどに保存してから開いてください。

6.参加者アンケートの結果

 

よくある質問

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所属課室:教育庁 企画管理部教育政策課教育立県推進室企画班

電話番号:043-223-4177

ファックス番号:043-224-5499

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