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更新日:平成27(2015)年3月11日

いじめ問題-葛南教育事務所

~いじめ問題への取組の徹底を~

  1. いじめ問題は喫緊の課題であり,どの子どもにも,どの学校でも起こり得るものであります。全教職員でこの問題の重要性を認識するとともに,下記の事項に特に留意の上,いじめへの取組について,更なる徹底を図るようお願いします。各学校において校長のリーダーシップの下に,それぞれの教職員の役割分担や責任の明確化を図るとともに密接な情報交換により共通認識を図りつつ,全教職員が一致協力して指導に取り組む実効性ある体制を確立する。
  2. 校長,教頭,生徒指導主事等は,いじめの訴え等に基づき,学級担任等へ対応を指示したり,情報を伝達したりした場合には,その対応状況等について,逐次報告を受けるなど,その解決に至るまで適切にフォローする。
  3. いじめの訴え等を学級担任が一人で抱え込まず,校長に随時報告する。
  4. 教師が児童生徒の悩みを受け止めるためには,まず何よりも,全人格的な接し方に心がけ,日頃から児童生徒との心のチャンネルを形成するなど,深い信頼関係を築くことが不可欠である。
  5. 児童生徒や保護者からのいじめの訴えはもちろんのこと,その兆候等の危険信号は,どんな些細なものであっても真剣に受け止め,すみやかに教職員相互において情報交換するなどにより,適切かつ迅速な対応を図る。
  6. 児童生徒の仲間意識や人間関係の変化に留意しつついじめの発見や対応に努めるとともに,特に,種々の問題行動等が生じているときには,同時に他にいじめが行われている場合もあることに留意する。

いじめに対する注意義務

児童が同級生のいじめにより負傷したが、学校はどのような注意義務違反が追求されるか。いじめに関する裁判の判決が全国でいくつか出されたが、それらの判例から勘案すると、学校には、以下のようの義務が求められている。

  1. 一般的な安全注意義務
    学校には、児童・生徒の発達段階により異なるが、安全保持義務がある。一人一人の児童の性質や素行、集団生活の状況などを日ごろから綿密に観察し、児童の生命、身体などが害されないように注意する義務を負う。
  2. いじめの本質を理解する義務
    教師には、いじめの本質や特徴などについて学習・理解し、それを教育実践やいじめ防止に生かす義務がある。すなわち、教師は十分学習・理解して被害の発生を阻止し、児童・生徒の安全を図る義務を負う。
  3. 児童・生徒の動静把握義務
    教師は、学校教育の場及びこれと綿密に関連する生活場面における児童・生徒の生活実態をきめ細かく観察し、常にその動静を把握して、いじめの発見に努める義務がある。
  4. いじめの全容解明努力義務
    いじめ行為があると認められる場合は、学校としては、いじめの全容につき、その実態を調査する義務を負う。児童・生徒の家族から訴えがあったときは、この義務はより強く働く。学校は迅速にしかも慎重に、当事者はもとより、周囲の児童・生徒など広い範囲を対象に事情聴取するなど周到な調査をして事態の全容を正確に把握する義務を負う。
  5. いじめの防止措置義務
    調査の結果、いじめの実態が明らかとなった場合、学校は、いじめ防止のために、事態の危険性や切迫性の度合いに応じて、
    (1) 児童・生徒全体に対する一般的な指導・説諭
    (2) 保護者との連携に対する対応
    (3) 出席停止または校内謹慎措置
    (4) 学校指定の変更の具申
    (5) 警察などへの援助要請
    (6) 児童相談所または家庭裁判所への通知等各種の措置を取る義務がある。
  6. 保護者に対する報告・協議義務
    教師は、いじめに関する事柄について保護者(被害者、加害者の親)に報告する義務を負う。また、学校は、いじめの防止について被害者及び加害者の保護者と協議する義務がある。

以上の6点の義務を尽くしていない場合には、学校の責任が問われる場合がある。

「いじめ」についてのとらえ方・かかわり方

いじめの背景にはいじめを容認する集団の構造と文化がある。

  • 集団の構造と文化に大きく影響するのは教師の姿勢である。
  • 生徒が互いに支え合う学級集団を作る。
  • いかなる状況にあっても,即刻止めさせる。
  • 謝罪だけの終結は危険,相当期間の観察と指導の継続を徹底する。
  • いじめられている児童生徒を確実に守れる教師の毅然とした態度が児童生徒たちに正義とは何かを示す。

いじめている児童生徒に対して

  • いじめは即刻止めさせる。(確実に,継続的に)
  • 被害者の苦しみや心的外傷に気付かせる。
  • 行為の正当化を許さないことがポイント。
    (弁明余地のない犯罪行為であることを理解させる)
  • 人間関係の再構成を図ることが必要。
    (好ましい交友関係の指導援助を行う)
  • 時間をかけ、悩みや心理的背景についてじっくり聞き、教師との関係を再生することが大切。
    (反省文や謝罪だけでは終結しない)
  • 夢中になれる、成就感を味わえる場面で、児童生徒のエネルギーの分散と昇華を図る必要がある。

いじめられている児童生徒に対して

  • 不安感を取り除くことが必要。
    (被害者を必ず守るという強い態度で実行する)
  • 訴えを十分に聞くことが重要。
    (教師の予断を挟まず、受容的・共感的態度で信頼関係を再生する)
  • 本人に問題のないことを必ず伝えることが必要。
    (いかなる要因もいじめ行為を是認することにはなりません)
  • 人間関係の再編成を図ることが必要。
    (周囲や教師の支えに気づかせ、傷ついた自尊感情を癒し、孤立感や不安感を取り除く)
  • 温かい励ましの中で自分の気持ちを自由に表出させ、自信を回復させる。

 

よくある質問

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