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更新日:平成29(2017)年2月23日

第3期実施プログラム(全文)-県立高等学校再編計画

平成18年12月
千葉県教育委員会

県立高等学校再編計画第3期実施プログラム 付  今後の再編の考え方

はじめに

千葉県教育委員会では、中学校卒業者数の減少、生徒の興味・関心や進路希望の多様化等に対応して、より魅力ある学校づくりを進めるため、学校規模の確保や配置の適正化を図り、やり直しのきくシステムの構築などを導入した、「県立高等学校再編計画」を平成14年11月に策定しました。

この再編計画では、「生徒がその個性を最大限に生かせ、夢の実現に一役買ってくれる学校」、「生徒や教職員が生き生きと活動して、元気のある学校」及び「地域の人が集い、地域に愛される学校」の3点を基本的なコンセプトとして、段階的に、実施することとしています。

これまで、対象校とその具体的な再編内容を盛り込んだ「第1期実施プログラム」を平成14年11月に、「第2期実施プログラム」を平成16年5月にそれぞれ策定してきました。すでに18年度分までについては計画どおり実施し、また、19年度以降分についても、計画の実現に向けた準備を着実に進めています。

第1期実施プログラム、第2期実施プログラムに続き、平成18年7月には、再編計画の最終プログラムとなる第3期実施プログラム(案)を公表しました。公表後、県民の皆さんからいただいた御意見等を踏まえ、最終的な検討を行い、このたび、本書のとおり第3期実施プログラムを策定しました。

本プログラムは再編計画の理念に基づき、社会状況や財政状況等を勘案しつつ、平成23年度までを再編時期として実施します。

内容としては、第1期及び第2期に引き続き、学校の適正規模化及び適正配置のため、全県的な視野から統合を実施します。

このほか、一人一人の生徒が、自らの進路希望等に応じて履修する科目を選択する単位制高校を設置するとともに、生徒の多様な学習要望や時代の変化等に対応するため情報科の設置も進めてまいります。

また、この第3期実施プログラムが最終プログラムとなりますが、今後についても、再編計画の基本的考え方に基づき、生徒がより充実した高校生活が送れ、県民からより一層信頼される高校教育が展開できるよう、私学との協調も図りながら、県立高校の改革を進めていく必要があります。

こうしたことから、第3期実施プログラム(案)と併せて今後の再編の考え方についても提案し、これについても、県民の皆さんからの御意見等を踏まえ、「今後の再編の考え方」としてまとめさせていただきました。この考え方を基本的方針として、引き続き、より魅力ある学校づくりを進めてまいります。

1第3期実施プログラム

1.1統合

対象高校

使用校舎

実施年度

設置学科

目指す学校像(案)

  • 船橋西
  • 船橋旭

船橋西

23年度

普通科

単位制の導入等により、進学指導に重点的に取り組む学校を目指します。

  • 市川西
  • 市川北

市川西

23年度

普通科

基礎的・基本的な学力の充実等を図るとともに、キャリア教育にも積極的に取り組む学校を目指します。

  • 松戸秋山
  • 松戸矢切

松戸秋山

23年度

  • 普通科
  • 福祉に関する学科

基礎的・基本的な学力の充実等を図るとともに、資格取得にも積極的に取り組む学校を目指します。

  • 布佐
  • 湖北

布佐

23年度

普通科

基礎的・基本的な学力の充実等を図るとともに、体験学習にも積極的に取り組む学校を目指します。

※校名については、今後検討。

※統合時に在校生は、入学時の学科で、使用校舎欄に記載の校舎において学習することとなります。

学科について

学科とは、一定の教育目的に従って教科群(国語、数学、理科、農業、工業、商業など)を編成したもので、普通科、専門学科、総合学科(単位制)があります。

普通科:
普通教育を主とする学科
国語、地理歴史、数学など、10の普通教科を中心に学びます。

専門学科:
専門教育を主とする学科
農業、工業、商業などの学科があり、それぞれに専門科目があります。原則として、25単位以上の専門科目を履修しなければなりません。

総合学科:

普通科目と専門科目を幅広く開設し、生徒が自らの興味・関心や進路希望等に応じて、主体的に科目を選択しながら学習できる単位制の学科
なお、「産業社会と人間」という科目を入学年次に履修します。

1.2単位制高校の設置

対象高校

実施年度

設置学科

目指す学校像(案)

船橋

21年度

  • 普通科
  • 理数に関する学科

進学指導重点校として更なる充実を目指します。

木更津

21年度

普通科

進学指導重点校として更なる充実を目指します。

※単位制は実施年度入学生から導入します。
※進学指導重点校とは、組織的で計画的な進学指導を推進し、生徒一人ひとりの学力の向上を図り、生徒の目標達成を支援する教育活動を展開する学校です。

単位制高校について

  • 従来の学年ごとに定められた教科・科目を履修するのではなく、必履修科目以外は生徒の特性・個性や能力・進路目標(進学や就職)に応じた教科・科目を選択・履修します。
  • 単位認定については、過去に在籍した高校で修得した単位を卒業に必要な単位として認定するなど、柔軟な単位認定を行います。
  • 入学年次別集団の枠を越え、異年齢集団での授業があります。
  • 前期と後期で単位認定を行う2学期制を導入します。
  • 学年の修了認定がなく、留年もありません。
  • 一定の単位数を修得すれば、卒業できます。
  • 修業年限は学年制と同様、全日制の課程については3年、定時制及び通信制の課程については3年以上です。
  • 第1期実施プログラムでは、佐原白楊高校、幕張総合高校、佐倉高校、長生高校、成田国際高校及び松戸国際高校に、第2期実施プログラムでは、市原八幡高校、千葉東高校及び船橋西高校、さらには移転後の印旛高校(追加決定)に、単位制を導入することとしました。

1.3情報科の設置

対象高校

実施年度

設置学科

目指す学校像(案)

袖ヶ浦

23年度

  • 普通科
  • 情報に関する学科

大学等への進学を重視する中で、特に「情報に関する学科」においては、ITについて総合的な能力・知識を持った人材の育成を目指します。

情報科について

  • インターネット時代に代表される、映像・画像・音楽などが融合した情報内容(いわゆるコンテンツ)の制作など、既存の「工業」や「商業」の枠を超えて、多様な情報機器・媒体を活用できる技術者や新たな産業領域の形成に貢献できるような、情報化社会を支える人材を育成することを目標とする学科です。
  • 情報分野に興味・関心を持つ生徒に、情報を扱う上での基礎的・基本的内容を学習する機会を提供します。
  • 多様で複合的な情報機器・手段を駆使した実習等を通じて、創造的で豊かな感性を育む場を用意します。
  • 英語・数学・国語などの教科内容を深化させ、情報化社会に対応した学習を行う多彩な学校設定科目を設定します。
  • 学科の枠を超えた選択学習も可能な教育課程を編成します。

付 今後の再編の考え方

第3期実施プログラムが再編計画の最終プログラムとなりますが、この決定後についても、将来にわたり広く県民から信頼される高校教育を展開するために、公立高校の果たす役割を踏まえるとともに、生徒の学校選択幅の一層の拡大を考慮しつつ、学校の適正規模化や適正配置を含め、引き続き適切な再編を進めていく必要があります。

現在、教育を取り巻く状況は、再編計画を策定した平成14年当時と比べて大きく変化しています。県立高校に対する県民の期待や評価も多様になっています。

こうしたことから、今後の再編については、再編計画の基本的コンセプトに立ち返ってこれまでの成果や現状を十分認識しつつ、さらに私学との協調を視野に入れ、今後の国の動向や県の施策なども踏まえ、時代の要請に柔軟に対応できる内容にする必要があると考えています。

より効果的効率的な教育を展開するために、生徒数とその減少の状況だけでなく、交通アクセスや私立高校も含めた高校の設置状況等が地域毎に大きく異なることなど、様々な視点から、社会状況や財政状況等を勘案しつつ、公立高校のあり方についてよりきめ細かな見直しを行っていくことが重要です。

そして、学校づくりを学校関係者だけの考えで進めるのではなく、県民にとってより魅力ある学校となるよう、開かれた学校を目指し、地域の方々などとも広く議論しながら、県民の立場に立った特色づくりに主体的に取り組むことが求められます。

高校再編をひとつの契機として、各学校での努力と実践をさらに積み上げ、千葉県を中心に全国的な視野に立って各地で活躍できる人材育成に向けて、県として一丸となって取り組んでまいります。

1単位制高校

全日制の課程については、第3期実施プログラムを含めると、16校を設置することとしています。これまでの導入校においては、中学生の関心も高く、学校としても柔軟な教育課程による多様な学習活動ができるなどの利点もあり、ニーズは極めて高いものがあります。

定時制の課程及び通信制の課程については、再編計画の方針である「原則として単位制とする」に従い、平成18年4月1日から、すべての定時制の課程及び通信制の課程に単位制を導入しました。

今後、全日制については、単位制導入校の成果等を踏まえ、必要に応じて設置を行う方向で検討したいと考えています。

2中高一貫教育校

第1期実施プログラムにおいて連携型1)1校、第2期実施プログラムにおいて併設型2)1校の設置を決定したところです。

第1期の関宿高校の連携型においては、関宿地域の中学生や保護者の連携型高校へ寄せる関心の高まりの中で、学校づくりを進めてきたところです。

また、第2期の千葉高校の併設型については、現在、平成20年度の開設に向け教育課程や入学者選抜方法等の準備を進めています。

今後の設置については、先行する本県の2校や他都道府県の中高一貫校の成果、志願者の動向等を見極めつつ、県内の各市町村等からの意見を十分踏まえながら、検討したいと考えています。

3女子校の共学化

再編計画においては、原則として女子校を共学化することとしており、今後の志願者の動向などを踏まえ、必要に応じて共学化を行いたいと考えています。

既に共学化した学校については、今後も男子の入学が促進されるよう必要な支援を行っていくこととします。

4学科等再構成

これまでの実施プログラムにおいて、新しい学科の設置、既設学科の統合、総合学科3)への転換等、学科再構成を実施してきました。

各学校においても、生徒の学習ニーズに対応した選択教科・科目の設定や進路希望に応じた類型4)の導入など、学校の実態に応じた創意・工夫が求められるところです。

今後は、各学区の学校、学科の適正配置に配慮するとともに、時代の進展、産業界からの新たな要請及び地域からの要望等を踏まえ、魅力ある学科・コースの設置や専攻科5)のあり方等について検討したいと考えています。

また、総合学科、芸術科等については、今後とも、先行する高校の評価を踏まえながら、設置等について検討したいと考えています。

5学校統合等

再編計画においては、「県立高等学校142校を127校程度とする」こととし、第1期及び第2期実施プログラムにより、13組の統合を決めたところです。

第3期実施プログラムでは、より魅力ある学校づくりを目指して、生徒の興味・関心等の多様化や中学校卒業者数の減少等を踏まえつつ、さまざまな観点からきめ細かく見直しを行い、4組の統合を実施することとしました。

再編計画は平成23年度末を目標年次とする計画ですが、平成24年度以降においても、県全体で生徒数が増加する見込みはなく、地域によってはさらに大幅な生徒数減少が見込まれています。

こうしたことから、平成24年度以降についても、各学校における教育活動の一層の活性化を図り、広く県民から信頼される高校教育を展開するために、学校の適正規模化・適正配置を引き続き推進し、必要に応じて学校の統合等を検討・実施したいと考えています。

6定時制高校

定時制については、多様な生徒に対応するとともに、一人ひとりが意欲的に学習に取り組めるよう、単位制を導入したところです。今後は志願者の動向や定員の充足状況等を踏まえ、必要に応じて設置学科の改編等を検討したいと考えています。

また、三部制定時制高校6)については、計画目標として3校程度設置することとし、第1期及び第2期実施プログラムにおいて、2校の設置を決めたところです。今後の設置については、先行する三部制定時制高校の成果、夜間定時制の状況及び志願者の動向等を十分踏まえ、検討したいと考えています。

また、通信制独立校として、千葉大宮高校を全日制から転換したところですが、今後は、県民の多様な教育ニーズに応えられるよう、定通併修7)や通信制協力校8)などの制度を最大限に利用し、定時制と通信制とのより密な連携を図り、定時制・通信制課程の改善・充実を目指すとともに、生涯学習の場としても活用されるよう検討したいと考えています。

  • 1)連携型中高一貫校とは、既存の市町村立中学校と都道府県立高等学校が,教育課程の編成や教員・生徒間交流等の面で連携を深める形で中高一貫教育を実施するもの。連携中学校から連携高校へ進学する際、面接等のいわゆる簡便な入試で入学できます。
  • 2)併設型中高一貫校とは、高等学校入学者選抜を行わずに、同一の設置者による中学校と高等学校を接続するもの。併設する中学校から高校へ進学する際に入学者選抜を行うことなく、ゆとりある安定的な学校生活を送ることができます。
  • 3)総合学科は、普通科及び専門学科と並ぶ新しい学科として、平成6年度から制度化されたもの。総合学科で行われる教育の特色として、
    • 幅広い選択科目の中から生徒が自分で科目を選択し学ぶことが可能であり、生徒の個性を生かした主体的な学習を重視すること。
    • 将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習を重視すること。
  • などが挙げられます。
  • 4)類型とは、例えば、文系・理系等のように、生徒の特性、進路等に応じ、学習計画に計画性、継続性を持たせるため、学校が独自に各教科・科目をあらかじめ配列したもの。
  • 5)専攻科は、高等学校を卒業した者に対して、その専門分野をより深く教授し、その研究を指導することを目的としています。
  • 6)三部制定時制高校は、多様な生活リズムややり直しのきく学校としてのニーズに対応すべく、午前部、午後部、夜間部で構成します。
    • 学期は前期・後期ごとに単位認定を行う2学期制を実施します。
    • 修業年限は4年を基本としますが、他部の科目履修などにより3年で卒業することも可能です。
    • 単位認定については、過去に在籍した高校で修得した単位を卒業に必要な単位として認定するなど、柔軟な単位認定を行います。
  • 7)定時制課程に在学している生徒が自校あるいは他校の通信制課程で一部の科目の単位を修得した場合、あるいは、通信制課程に在学している生徒が自校の定時制もしくは他校の定時制か通信制課程で単位を修得した場合、当該修得した単位を卒業に必要な単位に含めることができる制度。
  • 8)通信制の課程を置く高等学校(以下「実施校」)が行なう通信教育について協力する高等学校のこと。協力校は、実施校の設置者の定めるところにより実施校の行なう面接指導及び試験等に協力します。

第3期実施プログラムPDF版(PDF:183KB)

第3期実施プログラム要旨版(PDF:76KB)

 

 

 

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