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更新日:平成27(2015)年12月3日

開催結果概要(平成27年9月28日開催分)-千葉県文化財保護審議会

1 日時

平成27年9月28日(月曜日)10時~12時30分

2 場所

中庁舎9階企画管理部会議室

3 出席者

  • 【審議会委員】
    丸山委員、松田委員、小笠原委員、久留島委員、吉良委員、白石委員、鈴木委員、笹生委員、岡本会長、赤坂副会長、成田委員、矢島委員
  • 【教育庁】
    永沼文化財課長、大森副課長、大野副課長、植野学芸振興室長ほか

議事報告

(1)平成27年度指定文化財保存状況調査について(報告)

文化財調査報告:萬福寺木造阿弥陀如来座像

文化財調査報告:灯明台

文化財調査報告:大福山自然林

文化財調査報告:飯高檀林跡

(以下非公開)

(2)平成27年度調査対象文化財について

委員の意見等

議事報告(1)平成27年度指定文化財保存状況調査報告について

【萬福寺木造阿弥陀如来座像】(柏市)

  • 事務局:「萬福寺木造阿弥陀如来座像」について(資料1-1)に沿って説明。
  • 議長:担当の委員からの補足をお願いする。
  • 委員:墨書銘の冒頭の2文字が、墨がはっきりしているのに読めない。延徳4年(1492)という年期は確実に読むことができ、室町に遡る修理銘だった。兵部卿という人物の名は「天正本本土寺過去帳」のなかに記される「八木谷兵部卿吉宗」と同一人物かと考えられる。傍書によれば柳渡という場所と縁のある人物、すなわち地元の有力者であり、ともかく今回の銘記の調査によって、1492年に解体修理を受けているということと、この修理の施主とみられる兵部卿のことから、修理時に本仏像が当地にあったということが推測される。
  • 議長:肝心な部分に解明できていないところがあるということだが、他の委員からはいかがか。
  • 委員:当初の彩色はわかるのか。
  • 委員:現状はカヤの木地をあらわしており、元の仕上げ面はほとんど残っていない。
  • 委員:眼は漆か。
  • 委員:眼は彫眼で、補色の彩色と墨が入っている。
  • 議長:それでは今回の調査も踏まえ、今後の保護にあたるようお願いしたい。
  • 事務局:資料2-1に沿って、旧鴇田家住宅について説明。

文化財調査報告(資料1-1)(PDF:191KB)

【灯明台】(船橋市)
  • 事務局:資料1-2に沿って説明。
  • 議長:それでは担当の委員から補足をお願いする。
  • 委員:この資料は建造物だが、指定は有形民俗文化財となっている。建造物としてちゃんと保存しようとしたときに、補助などが受けられるのだろうか。灯台としての役は、もう全く果たしていないが、かつて灯台として漁業のために役立っていたという歴史を示す証拠として存在しており、正月には内部を公開し、市民の皆さんに見ていただいている。結構人気があるようで、確かに民俗文化財としての意義を持ち、建造物でもあり、民俗文化財でもあるということなのだろう。
  • 委員:建造物としての保存状況を見ると、不同沈下はほとんど進行していない。境内の小高いところに建っており、もともと小高い場所なのか、丁寧な仕事で築山を築いたのかはわからないが、築いたにせよしっかり固めたようで、地震の影響をほとんど受けていない。東側玄関部分の階段は、後から踏み台として置いたものであり、動いても、構造的には大きな問題はない。一方、雨漏りの跡が見られ、雨漏りの調査はしっかり行い、しっかり直しておくことが必要。3階のガラスはワイヤー入りになっており、この方がかえって良いと思うが、ガラスの取り付け部分の漏水も、しっかりチェックしたほうが良い。現在の問題は漏水。日常的な漏水ではないが、早急に修理する必要がある。
  • 委員:灯台の光源は、古くは石油ランプだったのだろうか。
  • 委員:光源自体は今は電球で、石油ランプは残っていない。石油ランプには火災の心配もあるので、復元の必要もないかと思う。
  • 委員:有形民俗文化財で、また市民に公開しているということであるが、周囲の樹木が大きくなって灯台が見えなくなっている印象が強い。ある程度伐採して、住民に存在感を示すような環境が、特に有形民俗文化財として必要ではないかと思うが。
  • 委員:同感。神社の考え方もあるが、当初、光が届いていたはずの海だったところも埋め立てられて、環境がすっかり変わっているのだが、周囲から見えるようになれば、かつて海が広がり漁船がこの光を頼りにしていた環境や歴史を、思い出させることができる。
  • 委員:漏水で天井板がふやけているのは、1枚程度か。漏水個所の特定はいかがか。
  • 委員:特定できていない。漏水というのは難しいもので、天井をはいで、跡をたどっていかないと、なかなかわからない。
  • 委員:コーキングですむか、もう少し大がかりになるかも、わからないか。
  • 委員:場所が特定できて原因がわからないと、対策はたてられない。天井をはいでちゃんと調査をする必要があると思う。
  • 委員:放置しておかないで早めに対策をとったほうが、予算的にも良いと思うが。
  • 委員:構造に影響を与えないうちに対策をとったほうが良いと思う。時々は利用されてるとはいえ頻度は高くない。もっと日常的に使えば良い。建物は使えば不具合がわかって、早めに修理ができる。これが建物の大原則。
  • 議長:以前、審議会で問題になっていた不同沈下については、今回の調査ではそれほど問題はないようだが、ガラスの割れや雨漏りなど、今後対策が必要な点がある。この点をふまえて今後とも保護にあたるようにお願いしたい。

文化財調査報告(資料1-2)(PDF:389KB)

【大福山自然林】(市原市)

  • 事務局:(資料1-3に沿って説明)
  • 議長:担当の委員から補足をお願いする。
  • 委員:森林としてよく保存されていると思った。特に問題は感じられなかった。
  • 委員:歩いて、とても良い感じがする森林である。
  • 議長:他の先生方、御意見があるか。
  • 委員:開発の手が及んでいるようなことはないか。
  • 委員:そういうことはない。もっと県民が自然林を楽しみに歩いていただくと、良いと思う。
  • 委員:そのときはコースを設定するようになるのか。
  • 委員:すでにハイキングコースが設定されている。
  • 事務局:自然林の南部と北部は環境的に保全される地域となっている。そして大福山のハイキングコースは養老渓谷から5キロ程度歩くことになっており、少し長距離のコースが設定されている。
  • 議長:報告にゴキブリの画像があった。家庭のゴキブリは環境が悪いと出てくるものだが、オオゴキブリは自然環境が良い証拠だそうだ。今回の調査の結果をふまえて今後の保護にあたるようお願いする。

【飯高檀林】(匝瑳市)

  • 事務局:(資料1-4に沿って説明)
  • 議長:調査にあたられた担当委員から、補足をお願いする。
  • 委員:ワイヤーで樹木の倒れるのを防ぐというやり方は、よく行われているのを聞くが、あくまで臨時の手だと思う。木は成長するので、ワイヤーをとめたところが締まってしまい、そこで折れてしまう。モミは割合、柔らかい木。たくさん木が生えているところで、並んでいる木にワイヤーをかけて止めているが、逆に共倒れが心配。成長に応じて緩むワイヤーもあるが、ワイヤー作戦では限界がある。ワイヤーを使う方法は見直す必要があると思う。
  • 委員:最近の雨の降り方がすごい。ここにまたそういう雨が降ったら、想像できない大きな被害が出る可能性があるように思う。枯れた木はできるだけ除去しても、草は生やしておいたほうが水が吸収されるのではないか。そういう提案はできても、今後大雨が降ったら神社もお寺も心配だろうと思う。
  • 議長:建物のほうに倒れないようにとかけたワイヤーが裏目に出たようだ。
  • 委員:ここは尾根の突端で、一番風を受けるところ。ワイヤーは有効だが、やりっぱなしが良くない。何らかの予算措置が必要であると思う。除伐かそのまま生やすかでなくて剪定して管理することが必要だが、とてもお金も人出もかかることである。
  • 委員:森林全体の管理に関心を持っていただくことが必要。生き物なので、このままの状態がずっと続くというものではない。
  • 議長:土台になる地層が100年に1度の可能性で危ないといったら、どうにも手の打ちようもないが、今回の調査を踏まえて今後の保護にあたっていただけるよう、お願いしたい。

資料 文化財調査報告(資料1-4)(PDF:576KB)

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