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更新日:平成27(2015)年5月16日

開催結果概要(平成27年1月19日開催分)-千葉県文化財保護審議会

1 日時

平成27年1月19日(月曜日)14時~16時15分

2 場所

中庁舎9階企画管理部会議室

3 出席者

  • 【審議会委員】
    丸山委員、原田委員、吉良委員、白石委員、岡本会長、赤坂副会長員、鈴木委員、笹生委員、成田委員、青木委員、石﨑委員
  • 【教育庁】
    重栖教育振興部長、永沼文化財課長、大森副課長、金丸副課長、萩原学芸振興室長ほか

議事報告

(公開)

(1)平成26年度指定文化財保存状況調査について(報告)

文化財調査報告書:上総十二社祭り

(以下非公開)

(2)千葉県指定文化財の答申について

(3)その他

6 委員の意見等

議事報告(1)平成26年度指定文化財保存状況調査報告について

【天正検地帳】(銚子市)

  • 事務局:資料1-1の天正検地帳(猿田神社)及び1-2の天正検地帳(柴崎町内会)について説明。
  • 議長:調査された委員から補足をお願いする。
  • 委員:一点目の猿田神社所蔵分のうち、未指定の5冊のうち3冊については、全丁を確認したわけではないが、最初の部分と最後の石高の部分を検討したところ、天正検地帳の三冊目までの写しであることはほぼ間違いなく、そのため文禄2年に作られたのではないかと思われる。他の2冊は天正検地帳とは違うということは確認できたが、いつのものかという点まではその場では調査できなかったので、今後の検討課題ということになろうかと思う。
     二点目の柴崎地区所蔵分は、猿田神社の物と比較すると綴じの部分に割印がないという説明があったが、そのほか最後の方にある検地奉行の役人の名前についても、猿田神社の方は印があったのに対し柴崎の方にはなかった。これらのことから柴崎の冊子が本来の原本というか正式な物なのかどうかについては、その場では判断がつかなかった。指定の際に若干検討されたようであるが、紙の状態や大きさ、紙質からみれば、かりに写しであっても天正期にかなり近い時代の写しであると言えると思う。そのほか18件ある他の県指定の検地帳についてもどうなのか、検討してみた方が良い気がする。
  • 議長:委員の皆様、何か御意見があればお願いしたい。
  • 委員:防虫剤はどのようなものか。
  • 委員:普通の家庭衣類用のものである。
  • 委員:同じ種類であればよいが、例えば樟脳を使った後にナフタレンを入れてしまうと化学変化を起こしていろいろと問題を生じるといわれている。同じものなのかを確認した方が良い。議長:事務局にはその点を留意して欲しい。
  • 委員:至急の修理とは、事務局でなにか検討したのか。
  • 事務局:綴り紐の破損については、応急的な処置として、古文書を扱える方に和紙で紐の交換をやってもらうことを考えている。裏打ちなどの本格的な作業をやるとしたら、金額にもよるが予算的には早くても再来年以降になる。
  • 議長:せっかく県は積極的になっているので、緊急性はないにしても修理の対応もして欲しい。ところで、猿田神社の検地帳で4冊のうち3冊があって一冊分の写しがない分はどうなのか。
  • 委員:1冊に三冊分が写されているが、他の物はどうか不明である。ただし写しの最後の部分に文禄2年に写したということが書かれているので、後世に写しが無くなったのではなく、写した時点で3冊になったということである。
  • 議長:燻蒸は県の中央博物館などの施設でできないのか。
  • 事務局:可能だと思う。
  • 議長:18件もあるがやってほしい。
  • 委員:柴崎のものは済んでいるが猿田神社のものは虫害の心配がある。
    議長:他にないようでしたら、事務局はこれらの意見を踏まえて今後の保護にあたってほしい。

資料 文化財調査報告(資料1-1)(PDF:294KB)

資料 文化財調査報告(資料1-2)(PDF:323KB)

 

【史跡飯高檀林跡】(匝瑳市)

  • 事務局:飯高檀林について跡資料2に沿って説明。
  • 議長:調査された委員に補足をお願いします。
  • 委員:現地を確認したが、できるだけ手を加えない形で残したい。また景観的な問題もあるので、あまり大規模な工事は望ましくないと思っていたところである。
     資料2頁目の上の鐘楼西側の写真のように、斜面の肩が国指定物件の鐘楼のすぐ際まできており、そこにまでひびが入っている。これも地震の影響で亀裂が部分的に入り、そこから地山水が流れ込んで崩落する危険が増えている。そうなると表装だけを養生しても根本的な解決にはならなず、さらに指定物件の建物そのものにも影響があると思われる。
     また、飯高檀林が建てられている場所そのものが戦国末の山城でもあるので、城に関する遺構があってもまずいので現地を確認したが、残っておらず崩れてしまっているので、崩落した部分と隣接する部分に限った約13m×17mの範囲でメッシュを施し、空いた場所を活かす形で進めるしかないと思われ、そのようなところに最終的に落とし所を見つけないと、もっと深刻な被害が広がってしまう危険性がある。こうした工法がベストではないが現時点ではこうした方法をとらざるを得ないと思われる。
     それと最近の大雨も影響を及ぼしているといえる。写真2をみると境内の土壌流出状況として、基盤が露出している場所の土がどんどん流されている状況がみられた。
     鐘楼と講堂の間あたりの、本堂前の広場そのものの砂がどんどん流出して、地山が出てしまっているので、工事の際はそうした水まわりを含めて土壌流失を検討しながら工事をするように指導した。また、大風があって大きな杉などの被害をうけている。台風時の建物被害だけでなく、大雨による史跡そのものの地盤への被害についても、考えてゆく必要があろう。
  • 議長:委員の皆様、景観も含めて何かあればお願いしたい。
  • 委員:戦国の朝倉館などは、焼かれて崩れてしまったために残された遺跡だが、いまだに土砂崩れに悩まされている。景観については、かつての工法を用いたりしている。地山の崩れを防ぐのに、見える場所かそうでない場所かを含め、いろいろな整備をやってきており、それも半世紀を過ぎており、さまざまな情報があるので福井へ行って参考にしてはどうか。
  • 委員:こうした土壌流失は根本的な大問題で、場合によっては史跡そのものが無くなってしまう。実際に植生を考えていかないとだめであり、園路についても人が多すぎて敷石もむき出しになっており、U字溝だけでは収まりがつかない可能性がある。
     土壌流出が続けば、今回工事したところも、コンクリートは流されなくても、周りの土は流れてしまう可能性もあるわけで、根本的には土壌流出をどうやって防ぐのかということになる。
  • 委員:幅はどの位あるのか。
  • 委員:3mくらいだと思う。どうやっても見えてしまう場所である。
  • 委員:それでも、メッシュがそれほど目立たない場所であると思う。
  • 委員:地表面は人がいつも歩いている場所なので、それで地表面が崩れてしまうのかと思う。U字溝も回してあるが、すでに浮いている状態なので、水周りを考える必要がある。
  • 議長:法面が流出してへこんでいるがどうするのか。
  • 委員:えぐれている部分はある程度養生して、周りとあわせて補強してから工事をする。
  • 議長:工事は飯高寺が行うのか。
    事務局:平成27年度に建物の修理として国の補助事業として行う予定である。
  • 委員:緊急性のある事業であろう。
  • 委員:管理全般の考え方であるが、一回工事をすれば大丈夫という永久的な工事は無理なので、半年など短いスパンで修理を続けてゆくという考え方もある。木戸などもだんだんと痛んでくるが、腐る前に替えてゆくというやり方が良い。完全に腐ったから修理ではなく、細かい砂利を詰めながらも水平を保って行くという、きめ細やかな管理計画があった方がよいと思う。
  • 委員:造られた当時は、崩れた部分の植生はどうだったのか。斜面の崩落防止に北海道などは笹を使うが、そのような植生で対応できればその方が良い。
  • 委員:15世紀末の山城だったので、400年近くは安定した状態であったが、3.11の地震により、ひび割れ個所から雨水が入り込んだと思われる。寄ってゆく水の流れを変えることと、崩落部分を固めるという二重の対応をしながら、そのあと植生を考えていくという形が良いではないかと考えている。
  • 委員:植生で対応できる範囲を越えた状態になっているようだ。
  • 事務局:千葉県北東部は同じような地盤であり、旭市の大原幽学遺跡や龍福寺の森なども同様の問題が生じている。飯高檀林は建物が国の指定になっているので、幸いにも敷地の部分も補助対象に認めてもらえたので文化庁とも協議して進める予定である。
  • 議長:御指摘いただいた点を踏まえて、工事に当たっていただきたい。

資料 文化財調査報告(飯高壇林跡)(PDF:746KB)

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