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報道発表案件

更新日:令和3(2021)年6月10日

ページ番号:315531

天然記念物の新指定及び史跡の追加指定について

発表日:平成30年6月15日

教育庁教育振興部文化財課

国の文化審議会(会長 佐藤信(さとうまこと))は平成30年6月15日(金曜日)に開催される同審議会文化財分科会の審議・議決を経たのち、文部科学大臣に対し、「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」を天然記念物に指定すること及び「里見氏城跡稲村城跡岡本城跡」について、史跡の追加指定することを答申しました。

この結果、官報告示の後に、千葉県内の天然記念物(特別天然記念物1件を含む)は18件となる予定です。

養老川流域田淵の地磁気逆転地層

種別及び名称

  • 天然記念物「養老川流域田淵の地磁気逆転地層(ようろうがわりゅういきたぶちのちじきぎゃくてんちそう)」(市原市)

所在地

  • 市原市田渕字滝下1175番1ほか

概要

  • 「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」は、房総半島の急激な地殻変動と養老川の侵食作用によって露出した、第四紀前期更新世及び中期更新世の境界付近の地層で、地磁気逆転の記録が良好に保存されている。
  • 約77万年前に、古期御嶽山(おんたけさん)の噴火によって飛来・堆積した火山灰(白尾(びゃくび)火山灰(Byk-E))が地磁気逆転境界付近に堆積しており、本地層は地質時代境界の年代を特定する上で重要なものです。
  • これらの一連の地層が露頭壁面上に現れ、火山灰層によって視覚的に確認できることや、陸海両方の化石等が産出し環境の変化を知ることができるなど、学術上価値が高いことから天然記念物に指定されます。

養老川流域の露頭壁面

養老川流域の露頭壁面

養老川の河床に見られる化石

養老川の河床に見られる化石

不動滝(滝の中腹に地磁気逆転境界がある)

不動滝(滝の中腹に地磁気逆転境界がある)

写真提供:市原市教育委員会

里見氏城跡 稲村城跡 岡本城跡

種別及び名称

  • 史跡「里見氏城跡 稲村城跡 岡本城跡」(さとみししろあと いなむらじょうあと おかもとじょうあと)(館山市・南房総市)

県史跡指定年月日

  • 平成24年1月24日国史跡指定
  • 平成27年3月10日追加指定

所在地

  • 南房総市富浦町豊岡字宮ノ台

概要

房総半島南部を治めた戦国大名里見氏の拠点となった城跡群です。館山市に所在する稲村城跡は16世紀前半に里見義通(さとみよしみち)が、南房総市に所在する岡本城跡は16世紀後半に里見義頼(さとみよしより)が居城としました。今回、岡本城跡のうち湊として機能したと推定される入江の南端域の平坦部を追加指定します。

 

岡本城跡全景

岡本城跡全景

写真提供:南房総市教育委員会

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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