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報道発表資料

更新日:平成28(2016)年3月7日

(平成27年度)県指定文化財の指定について

千葉県教育委員会は、「白子神社本殿 3枚(宝暦十二年在銘1枚・弘化 四年在銘2枚)」(白子町)、「木造十一面観音菩薩立像」(市原市)、「石井雙篆刻資料」(千葉市)の3件 を新たに有形文化財に指定することを決定しました。

白子神社本殿 3枚(宝暦十二年在銘1枚・弘化四年在銘2枚)

(しらこじんじゃほんでん)

種別

有形文化財(建造物)

所在地

白子町関5364

所有者

宗教法人白子神社

概要

 白子神社は、大治元年(1126)に創建といわれる南白12か村の惣鎮守である。本殿は、正面3間、奥行き2間の三間社流れ造りの本殿である。宝暦8年(1758、古文書による)に建て替えのために建設を開始し、宝暦12年に竣工した(1762、棟札の記載)。本殿内の厨子は弘化4年建造(棟札の記載)である。

 構造は、身舎柱と向拝柱を海老で繋ぐ。妻飾りは垂木を組み込んだ三手先組物の三手先目に大虹を架け渡し、それに出組を乗せ、出組の一手先目に虹梁を乗せ、虹梁上に瓶束笈形を載せるという手の込んだ造りである。装飾は、向拝正面大虹梁のは動きのある表現で幕末に付け替えられたと推定される。なお向拝正面大虹梁上のは近年の補作。手挟りで幕末頃のものと思われる。妻の柱上部の大斗位置には獅子の木鼻を乗せる。妻2間と背面3間の壁面には牡丹の花の浮き彫り彫刻(幕末と推定)があり、脇障子の龍の浮き彫り彫刻(宝暦当初と推定)に朱の彩色跡が残っている。このことから宝暦の建設当初は社殿全体に朱を基調とした彩色が施されていたことが推定される。

正面

側面の彫刻

木造十一面観音菩薩立像

(じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)

種別

有形文化財(彫刻)

所在地

市原市宿223

所有者

宗教法人長栄寺

概要

  本像は、市原市の長栄寺の本尊である。造像時の銘記により鎌倉時代、文永元年(1264)、大仏師賢光(けんこう)の作と判明する。大仏師賢光は、鎌倉時代の上総地方において活躍した地方仏師である。また、造像銘に「長谷寺十一面観音像」と明記され、大和長谷寺の十一面観音像を模して制作されているその後の修理の銘記等により、13世紀に造立安置された場所から大きく動いていないことが判明している。品質構造は、カヤ材の矧(は)ぎ造り、肉身部は金泥(きんでい)塗り、部は素地(そじ)である。

 本像は、制作年代、作者、伝来、制作背景が判明する在銘(ざいめい)作品として歴史的な価値が高いだけでなく、13世紀中葉の房総地方における制作水準を示す本格的な鎌倉彫刻の作例として高い価値が認められる。ことに上総を中心に活躍した大仏師賢光の作と判明することは、きわめて貴重である。賢光の作品は、すでに千葉市天福寺の十一面観音像や印西市西福寺の不動明王立像、毘沙門天立像の他4躯が県指定を受けている。

十一面観音菩薩立像

 

石井雙石篆刻資料

(いしいそうせきてんこくしりょう)

種別

有形文化財(書跡)

所在地

千葉市中央区中央港1丁目10-1号 県立美術館

所有者

千葉県

概要

  石井雙石(1873~1971)は現大網白里市出身であり、千葉県知事印等の各官公庁の公印、東京大学印、日本学術会議印、明治神宮印など、五千以上の印を刻したわが国を代表する篆刻家である。本資料群は、近代篆刻の形成に大きな足跡を残した石井雙石の業績を俯瞰する注目すべきものである。

 資料群は、戦後作品を中心とし、雙石の漢詩文や金石文に対する深い造詣に基づく作例の他、100顆の「笑」印とそれらを押印した軸物「一笑百印」といった楽しさに溢れた作例や、南瓜(かぼちゃ)蔕(へた)など身近な素材を印材とする作例など親しみやすい作例も多く含み、雙石の篆刻芸術の幅広さを良く伝えるものである。石井雙石芸術の俯瞰という内容の意義深さのみならず、県立美術館では、これら篆刻印を展示する他、その鑑賞を通して自分たちの「百印」を造るワークショップなども行われており、活用の展開性からも、おおいに評価されるものといえる。現状は、展示ケースともなる特製の保存ケースで整理保存されており、状態は良好である。

一笑百印(一部)

午睡・故人今人如流水

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁 教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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