ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 香取エリアの市町 > 神崎町の国・県指定および国登録文化財 > 神崎森
更新日:令和2(2020)年10月7日
ページ番号:315089
(こうざきもり)
県指定天然記念物
昭和10年8月23日
香取郡神崎町神崎本宿1944(神崎神社)
神崎は、利根川南岸に位置する河岸の物資集積地として発達してきた町であるが、利根川の堤防から神崎の街を眺めると、そこにはうっそうと木々が茂った森がひときわ目立つ。この森が神崎森である。北総台地から離れて独立した台地にあり、神崎神社の社叢林として大切に守られてきた。
神崎森は全体として常緑広葉樹林が優占する。スダジイやアカガシが主体となるスダジイ林が大部分を占めているが、一部タブノキ林の要素も見られる。スダジイ林の林床には、ホソバカナワラビ、リョウメンシダなどが多く、湿ったスダジイ林の特徴がよくあらわれている。
タブノキ林はやや湿った斜面部で発達しており、高木層にはタブノキが優占し、シロダモが混在する。亜高木層では、スダジイ林にと共通するヒサカキ、スダジイなどが多く、低木層でもヤツデ、アオキとともにスダジイが多くみられる。また、北向き斜面では、巨大なムクノキ、ケヤキといった落葉広葉樹が多く見られ、北総台地の特徴をよくあらわしている。
なお、神崎森にある神崎神社社殿右側には国指定天然記念物の「神崎の大クス」が位置している。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください