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更新日:令和2(2020)年5月2日
ページ番号:314874
(おぎゅうみちいせき)
県指定史跡
昭和54年3月2日
千葉市緑区小食土町747ほか
千葉市の最東端に位置する昭和の森公園は、東京ドームの約22倍という広大な面積を有する公園で、展望広場からは、晴れていれば九十九里浜を一望できる。また、公園の一部が県立自然公園に指定され、市民のいこいの場となっている。この昭和の森公園は、昭和50年(1975)4月に開園したが、昭和51年度(1976)の整備工事に伴う事前調査で、荻生道遺跡の発掘調査が行われた。
調査の結果、小規模な円墳3基、奈良・平安時代の竪穴住居跡75、掘立柱建物跡14のほか、幅1.5mほどの周溝を伴う遺構が検出された。この遺構は、東西42m、南北30mの長方形の区画の中に、間口5間、奥行3間の掘立柱建物跡2棟が東西に対称的に配置されるものであった。この建物配置は、大阪市の住吉大社の第三本宮と第四本宮のように並列する建物配置と類似していることから、古代の神社遺構ではないかという意見がある。遺構の年代は、出土した土師器や灰釉陶器等の型式から奈良時代と考えられ、近くに位置する小食土(やさしど)廃寺跡との関連があるとも考えられている。
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