ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 長生エリアの市町村 > 長南町の国・県指定および国登録文化財 > 能満寺古墳
更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:314771
(のうまんじこふん)
県指定史跡
昭和33年4月23日
長生郡長南町芝原3829ほか(熊野神社)
太平洋に流れ込む一宮川とその支流の長楽寺川が合流する地点の西側、長南町と睦沢町の町境付近の丘陵上に築かれた全長73mの前方後円墳である。能満寺境内の東側に位置し、杉木立の中に所在している。
昭和22年(1947)に、故後藤守一教授を中心とする明治大学考古学研究室によって一部が発掘調査され、後円部墳頂から、木棺を木炭で被覆する木炭槨(もくたんかく)が検出された。この調査の際に銅鏡(重圏文鏡(じゅうけんもんきょう))、銅鏃(どうぞく)、鉄製やりがんな、ガラス玉、土師器高杯(たかつき)、埴輪壺等が出土している。平成7年度(1995)に、財団法人長生郡市文化財センターが確認調査を実施し、前方後円墳であることが確定したほか、周溝は墳丘の周囲を全周せず、後円部前面のごく一部にのみ掘り込まれていることも判明した。
この古墳は、出土遺物や墳形から4世紀代に築造されたと考えられる。高塚古墳の少ない長生郡内においては、長南町の油殿古墳群同様、古墳時代前期の重要な大型古墳である。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください