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更新日:令和2(2020)年4月18日
ページ番号:315008
(なりたのおどりはなみ)
県指定無形民俗文化財
昭和39年4月28日
成田市成田地区
毎年4月3日に、成田市の本町、仲町、上町、幸町、花崎町、田町、東町の女人講(女性のグループ)からなる「成田おどり花見保存会」によってもち回りで行われている。
7年に一度の当番が回ってくると、揃いの着物に手拭いを肩にかけ、成田の鎮守である三ノ宮埴生神社を出発して歌と踊をくり返しながら道祖神や愛宕社など16か所の寺社を回る。それぞれの町内では地元の女人講が接待をする。接待された方は「お茶ほめ」「ご馳走」の歌を、また逆に接待したほうからは「歌ほめ」「接待」の歌が返される。「弥勒踊り」は、女人講の人たちが手太鼓と称え歌を歌い、輪を作って踊る。
歌には、弥勒踊り・子安様・客ほめ・お茶・御酒・座ならし・ご馳走・立ち花見・うけとり・渡し・花見・千秋楽などがある。
おどり花見の由来については定かではないが、言い伝えによれば元禄年間(1688~1704)の頃から成田で行われたといわれている。花見おどりといわず、おどり花見というのは踊りながら花を見るからだともいう。
成田のおどり花見は、鹿島地方を中心に茨城県、千葉県、埼玉県地方から伊豆地方に伝えられる弥勒踊り、鹿島踊りの系統を引くものである。
昭和53年(1978)1月31日に国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」にも選択されている。
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