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更新日:令和5(2023)年4月17日

ページ番号:315287

本土寺過去帳(天正本) 附 本土寺過去帳(明暦本)

(ほんどじかこちょう)

本土寺過去帳(天正本)2

種別

県指定有形文化財(古文書)

指定日

昭和62年2月27日

所在地(所有者)

松戸市平賀63(本土寺)

概要

 過去帳とは、寺の檀家や信徒の死者の法名・俗名・死亡年月日などを記録してある帳簿のことである。

 この本土寺過去帳は、日牌式で命日ごとに氏名や没年月日などが1行3段に記されている。各項の中央上端に日を、その下に人名等の記事を記し、上は上旬十日(遡日~10日)、中は中旬十日(11日~20日)、下は下旬十日(21日~晦日)までの記事を収めている。

 上冊の巻頭を見ると、天正11年(1583)に、第15世日悟が当時本土寺に身を寄せていた蓮華寺の日詮に命じて、康正元年(1455)、寛正7年(1466)の過去帳を書き写させたと記されている。

 本書には、鎌倉時代以降、桃山時代に至るまでの多くの人々の氏名と没年月日などをはじめ、合戦の記事や寄進状の写しなど重要な記載があり、中世の文書が比較的少ない千葉県において、価値の高い史料となっている。もちろん、過去帳としての内容も豊かで、貴重なものである。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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