ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 香取エリアの市町 > 神崎町の国・県指定および国登録文化財 > 神崎神社文書
更新日:令和5(2023)年12月13日
ページ番号:315091
(こうざきじんじゃもんじょ)
県指定有形文化財(古文書)
昭和45年4月17日
香取郡神崎町神崎本宿1944(神崎神社)・県立中央博物館大利根分館保管
神崎神社文書は、鎌倉時代初期の承久3年(1221)から室町時代初期の応永年間(1394~1428)にかけての京都近衛家からの文書等12通と絵図1点を、1巻にまとめたものである。明治19年(1886)に内閣修史局の採訪調査に伴って、神崎神社の主要な古文書が1巻に整えられた。絵図は墨線で建物が描かれるとともに、境内に所在した社殿・堂宇の名称が遷宮あるいは造営年とともに記された一種の宮曼荼羅ともいえるもので、真正殿を中心に諸神・諸仏が配置される神崎宮を図化したものである。年号には白鳳2年(673)、承平2年(932)、長暦元年(1037)、寛徳2年(1045)がみえる。裏書きなどから元の絵図を平治元年(1159)に写し、さらに中世前期にこの絵図が写されたと思われる。
資料全体としては、応永2(1395)年、平胤高が「宮和田郷地頭」に発給した文書など、神崎氏や千葉氏による神崎郷の支配や、香取海(現在の利根川)の神崎津での交易などの様子をうかがうことができる。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください