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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:314684
(こせとこまいぬ)
県指定有形文化財(工芸品)
平成2年3月16日
旭市飯岡2126(玉崎神社)
飯岡の町の中心にある玉崎神社は、日本武尊が東征の折り、海の八大竜王の娘である玉依姫を祀ったとされる神社である。
この古瀬戸狛犬は、雌雄1対で本殿内神輿の左右に据え置かれている。2躯とも口元をわずかにあけた吽像で、1躯は頭から胸にわたる髪の部分に乳白色の釉がかけられている。他の1躯は頭部をはじめ全体に褐色の釉を施している。
社伝では、頭から胸への髪に乳白色の釉をかけたものを雄像とし、褐色の釉を施したものを雌像としている。
雄像は、高さ33cmで両耳を欠き、髪は肩まであり、その先端は房状となっている。ヘラによる装飾は、眉と頭部及び胸のみで毛並みは表していない。雌像は、高さ33.5cmで両耳を欠き、髪は肩まであり、その先端は房状とし、肩からヘラによる毛並みが表されている。
2躯とも下顎の下に飾帯のような衿毛がついていることから、製作年代は室町時代と考えられる。この時期の類例は比較的少なく、その中において優れた作例である。
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