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更新日:平成29(2017)年10月23日

聖画

(せいが)

聖画

種別

県指定有形文化財(絵画)

指定日

昭和49年3月19日

所在地(所有者)

匝瑳市蕪里2742(日本ハリストス正教会須賀正教会)

概要

 キリスト教宗派のひとつの東方正教会で、信仰の対象として祭壇を飾る聖画(イコン)である。全部で10面あり「救世主聖十字架の聖像」「神使首ミハイル」「ハリストス」「聖母子」「神使首ガウリイル」の5面は麻布に油彩で、「至聖生神女」「ガウリイル」「福音者マトフェイと福音者マルコ」「福音者ルカと福音者イオアン」「機密の晩餐」の5面はトタンに油彩で描かれている。

 この聖画は、明治32年(1899)に神田駿河台のニコライ大主教から送られたもので、これを描いた山下りんは、ニコライ堂に所属した女流イコン画家として知られている。

 山下りんは、安政4年(1857)に茨城県の笠間に生まれ、明治9年(1876)に工部美術学校(現在の東京芸術大学)に入学し、浅井忠などとともに、政府が招請したお雇い外人フォンタネージュから本格的な洋画の指導を受けたのち、23歳で単身ロシアに渡り、ペテルブルグの女子修道院に入り、エルミタージュ美術館などに通い、イコンを学んだ。帰国後は、イコン制作のかたわらロシア語、神学などを教えた。聖画は一定法則のもとに描かれるが、山下りんのイコンの図像は、人物の顔の表情など日本化のあとが見られ、自由な創作を試みている様子がわかる。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁 教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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