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更新日:令和2(2020)年10月7日
ページ番号:315246
(しほんぼくがたんさいろうぎょくせんず いわさかつもちひつ)
重要文化財(絵画)
平成21年7月10日
柏市柏4-5-3(公益財団法人摘水軒記念文化振興財団)・千葉市立美術館保管
弄玉は、中国春秋時代秦の穆公(ぼっこう)の娘で、簫を吹くことが巧みな仙人簫史に簫を学ぶうちに、鳳凰の声をまねて出せるようになり、弄玉が吹くと鳳凰が飛来するようになったという。本図は童女を侍らせた弄玉が桐の樹の下で簫を奏で上空に鳳凰が舞う様子を表している。
岩佐勝以(1578~1650)は近世初期に活躍した風俗画家で、本図はその代表作であり、後半生の基準作でもある旧金谷屏風のうちの一部である。彩色の使用を極度に抑え、墨による密度の高い描写がみられる。淡墨を主体とした柔らかい筆致に特質があり肥痩のある線を美しく用いた漢画系人物画の優品と評価されている。
昭和9年4月重要美術品指定。
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