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更新日:令和2(2020)年9月1日
ページ番号:314616
(ひょうぐようはけせいさく)
表具用刷毛 |
国選定保存技術
平成22年9月6日
習志野市
田中 重己
表具用刷毛製作とは、書画を掛幅(かけふく)などに表具する際に用いられる刷毛を製作する技術であり、その製作技術は、我が国の有形文化財の保存修理のために欠くことのできないものである。
田中氏は、父重次郎氏について昭和32年から修業して製作技術の習得に努め、現在、表具用刷毛製作のうち江戸刷毛製作の第一人者となっている。製作に際しては、原料である天然毛をよく吟味し、入念かつ繊細な手作業による伝統的技法を厳格に守り、表具用刷毛製作の保存に尽くしている。田中氏が製作した刷毛を用いて修理・表具された国宝や重要文化財の書画は多く、文化財修理関係業界からも高い評価を得ている。
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