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更新日:平成30(2018)年3月5日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成30(2018)年3月3日放送分(特集)「千葉工匠具」

掲載日:平成30年3月5日

「房州うちわ」に次いで、県内2件目となる国の伝統的工芸品に指定された「千葉工匠具」。
千葉県の鍛冶職人が伝統的な技法で製作する包丁、洋鋏、バールなどの製品とその魅力、製作へのこだわりなどを紹介します。

特集

動画の内容

(キャスター)
今週の特集は、「千葉工匠具」ですが、そもそも「千葉工匠具」とはどういったものなのでしょうか。

(リポーター)
はい、「千葉工匠具」とは、千葉県の鍛冶職人が伝統的な技法で製作する鉄製の仕事道具、日用品のことで、鎌やくわ、包丁や洋ばさみなどがあります。
鍛冶職人の有志の皆さんは、この「千葉工匠具」の魅力を発信していこうと、「千葉県打刃物連絡会」を結成。
昨年11月には、「千葉工匠具」は国の伝統的工芸品に指定されました。

(キャスター)
千葉県の鍛冶職人の技が日本を代表する技として認められたということですね。

(リポーター)
はい、そうなんです。
では、「千葉工匠具」はどのように作られているのでしょうか。
匠の技を見るために「千葉県打刃物連絡会」と会員の皆さんの製作所を訪ねました。

(リポーター)
柏市にある刃物の製作所を訪ねました。
こちらの製作所は、「千葉県打刃物連絡会」の事務局も兼ねているということで、まずは、連絡会についてお聞きします。
「千葉県打刃物連絡会」の会長を務める八間川さんは、ものづくりについてこう語ります。

(千葉県打刃物連絡会 会長 八間川さん)
手作りの味というのは、一つ一つ出来上がりが違うんです。
個性があるんです。
その個性づくりを鍛冶屋はやるんです。

(リポーター)
八間川さん、「千葉県打刃物連絡会」は、どのような目的で設立されたのでしょうか。

(会長 八間川さん)
目的はですね。
千葉県に根付いたものづくりの文化ね、それを次の世代へ残せるように世間の人たちに知ってもらおうと思いましてね、この団体をつくりました。

(リポーター)
「千葉工匠具」が国の伝統的工芸品になりましたが、認められた理由って何だったのでしょうか。

(会長 八間川さん)
工程すべてを手でやってる、その姿、ましてや真剣な姿ですね、これを評価してくれたんだと思いますよ。

(リポーター)
日本生まれの洋包丁「関東牛刀」を製作する八間川さん。
千葉県打刃物連絡会会長の息子さんで、唯一の関東牛刀職人です。
関東牛刀ってどういったものなんですか。

(株式会社五香刃物製作所 鍛冶師 八間川さん)
牛刀という包丁は、もともと西洋の包丁なんですね、海外の包丁。
これが幕末から明治にかけて日本に入ってきたと、文明開化、明治維新ですね。
それが日本に普及したんですけど、そもそもですね、日本人にはなじみのない形だったので使いづらかったと、それを当時、廃刀令で刀鍛冶ですね、廃業された人がたくさんいたんで、そういった人たちがそういう牛刀づくりなんかをですね、道を見出したと、それが関東牛刀の始まり、まあ牛刀の始まりです。
関東牛刀というのは、一から十までを手作りでやる牛刀、1人の職人が全てを担うという牛刀なんですね。
ただ、これがもう関東を探しても他につくっているところがなくて、うちだけになってしまいました。

(リポーター)
心がけていることって何ですか。

(鍛冶師 八間川さん)
一つ一つの作業を大事に作っています。
ただ、こういう仕事をしているとですね、1か所気になると、もうそこに集中しちゃうんですね。
まあどこかで妥協点をみつけなければいけない。
まあそういったところで、今自分ができること、今自分の持っているものをそこにしっかり込められるように心がけてつくってます。

(リポーター)
今後は、どのようにしていきたいですか。

(鍛冶師 八間川さん)
自分の今できることを一つひとつやっていくだけです。
それで今ですね、あの若い子来てくれていますので、とにかくその子を育ててあげると、この技術、継いでもらえるんだったら継いでもらって、ということをですね、願いながらやっております。

(リポーター)
美容院や理容室向けの洋ばさみを製作している日和佐さん。
手元のはさみは、国内のみならず海外でも使われています。
こちらで製作されている理美容はさみの特徴を教えてください。

(株式会社グリーンマウス 代表取締役 日和佐さん)
はさみの素材選びから加工そして仕上げ、さらには細かい部品においてまでも、全て国内の製造にこだわっています。
そして、よりお客様に満足していただくために、お客様の好みに応じて、刃の仕上げや持ち手の形状など、手作業にて細かく調整しているんです。

(リポーター)
苦労する点も多いんじゃないですか。

(日和佐さん)
お客様それぞれ好みが違うので、そこをそうやっぱり満足していただくようにつくるのがやっぱり苦労するところですかね。

(リポーター)
職人さんとして大事にされているところってどんなところですか。

(日和佐さん)
今、あのメイドインジャパンのブランドの製品って高い品質で、世界中で認められていると思うんですよ。
その中で、やっぱり私たちもジャパンブランドという誇りと情熱を持って、一切の妥協を許さない製品づくりを常に心がけています。

(リポーター)
それでは、今後の展開について教えてください。

(日和佐さん)
新たな販路拡大のチャレンジを考えています。
今までは国内、中国、韓国、台湾など、その辺が中心でしたが、すでに去年から東南アジア、タイ、マレーシア、シンガポールなどの販路拡大のプロジェクトを進めています。
それと同時に、「千葉工匠具」というブランドもこれから世界にどんどん広めていきたいと考えています。

(リポーター)
上原さんが作っているのは、バールです。
丈夫で使いやすく、全国各地の大工さんに愛用されています。
こちらで製作されているバールは、どのような特徴がありますか。

(株式会社矢羽根製作所 会長 上原さん)
第一には、この角が直角だということですね。
全体に重量がありますから、頭のほうが重くてこっちは軽くて、どんどん、げんのうみたいに叩けるということですね。

(リポーター)
今まで苦労した点、いっぱいあると思うんですけども、どんなところが苦労しましたか。

(上原さん)
まず材料ですね。
材料の硬さが均一かどうか、元来同じなんですけど、幅があるんですね、上下。
幅を見極めて焼き入れを強くするとか、焼き戻しを強くして柔らかくするとか、その中間の一番いいところ、それはやっぱり自分でも書いて出すんではなくて、やっぱり勘でやるしかないんですよね。
このバールは、どこに出してもやっぱり負けないバールだと思いますね。

(リポーター)
今後の展開についてお聞かせください。

(千葉県打刃物連絡会 会長 八間川さん)
後継者に技術を引き継いでもらって、その後継者でも見た目だけの感じだとなかなか身につかないと思うんです。
やっぱり長年の、やっぱり教えるほうも勘で教えますから、作るほうも自分の勘でやっぱり作ってもらわないと一人前にならないと思いますよね。
技術を次の世代へ残せるように、後継者育成をどうやってすればいいのか、どうやったら育つか、周りのいろんな協力を得ながら、我々会員みんなで努力していこうと思ってます。

(リポーター)
伝統の技と職人さんの熱い心にふれ、ものづくりの魅力を実感しました。
また、その素晴らしい千葉の職人さんたちの後継者の育成を目指しているということですから、これからが楽しみになってきました。

(キャスター)
そして何より、きょうのこの「ウィークリー千葉県」を通じて、職人さんたちが手仕事で一つ一つ魂を込めて作り上げる「千葉工匠具」を多くの方に知っていただけたなら嬉しいですね。
以上、特集でした。

(キャスター)
続いて、「食の宝庫 ちば」。
今回は「レモン」です。


千葉県でもレモンが栽培されていることは、皆さんご存じでしょうか。
ここ鴨川市では、温暖な気候や粘土質の土壌を生かして、「コクがあり、酸味の中にも甘味がある」という「鴨川レモン」を生産、出荷しています。

(鴨川レモン研究会 会長 水野さん)
Q.なぜ鴨川でレモン栽培を?
鴨川を知らしめるべくやってるわけですよ。鴨川でもこういうのが取れんだよって。
Q.「鴨川レモン」の特徴は?
低農薬でさ、新鮮なことが第一だよ。あと、選果は厳重にしてるから、お客様が、まあ自分らが買うつもりで出荷してますから。

(キャスター)
秋から春にかけて収穫され、地元の直売所に並ぶ「鴨川レモン」。
一年を通して楽しんでもらうため、ケーキやタルトといったお菓子類、ドレッシングやジュースなど、さまざまな加工品が開発されています。
鴨川の気候と生産者の情熱が生んだ安全安心で高品質な「鴨川レモン」。
ぜひ、一度ご賞味ください。

(キャスター)
ちばの食材について詳しくは
ホームページもご覧ください。
では、プレゼントです。

(リポーター)
今週は「食の宝庫ちば」で紹介した鴨川レモンを使った加工品を3人の方にプレゼントします。

(キャスター)
ご覧の必要事項と、番組の感想を必ずお書き添えの上ご応募ください。
さて、来週の特集は、IoT技術などを活用した「スマート農業」をお送りします。

(リポーター)
IoTって気になりますね。

(キャスター)
詳しくは来週の「ウィークリー千葉県」をご覧ください。
それでは今週は、この辺りで失礼します。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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