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更新日:平成30(2018)年1月15日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成30(2018)年1月13日放送分(特集)「かずさDNA研究所」

掲載日:平成30年1月15日

植物やヒトのDNAに刻まれた遺伝子情報の解読・研究を行う「かずさDNA研究所」。
研究所の概要と研究内容について紹介します。

特集

動画の内容

(キャスター)
今週の特集は「かずさDNA研究所」についてですが、どういった研究が行われているんでしょうか。

(リポーター)
はい。
「かずさDNA研究所」は平成6年10月、かずさアカデミアパークの中核施設として開所しました。
現在はDNA情報の実用化を目指し、農業分野や医療、地球環境を守るための研究など、幅広い分野での研究が進められています。
テレビドラマなどでも、犯罪捜査の鑑定などでDNАは大活躍してますよね。
それではその「DNA」とはいったいどんなものなのか、まずはそのあたりから見ていきましょう。

(リポーター)
これが、DNAですか?

(かずさDNA研究所 広報・社会連携チーム チーム長 長瀬さん)
そうですね。
細胞の中のDNAの一部を拡大した模型で、地球上のすべての生き物がもっている生命の設計図ともいえます。
このDNAは細胞核という中で糸くずのような状態になっているんですけれども、人の場合ですね…、それを伸ばすと、ひとつの細胞で2メートルにも達します。
これには、遺伝のもととなる情報が書かれていて、同じ性質を親から子へ細胞から細胞へと伝えていく役割をもっています。
親と子が、また同じ種類の生物が似ているというのはこのためです。

(リポーター)
DNAは生物の体をつくるための重要な情報です。
新たに細胞が作られるときには、塩基と呼ばれるアデニン・チミン・グアニン・シトシンが新しいペアを作ることでその情報をコピーし、受け継いでいきます。

DNAがコピーされる、っていうのはなんとなくわかるんですが、この情報でどのようなことがわかるのでしょうか。

(長瀬さん)
生物はいろいろなタンパク質の働きで成り立っています。
タンパク質はアミノ酸が並んだもので、アミノ酸の種類は塩基の配列で決まります。
DNAには、このタンパク質をいつ、どこで、どれだけつくるかまで書いてあるので、生命の設計図といわれます。
生物がもつ遺伝子や遺伝情報全体、すなわちDNAをゲノムといいますが、このゲノムを解析することによってさまざまな応用研究が可能となります。
たとえば遺伝に関係があると考えられている病気の診断・治療に大きな進歩をもたらすほか、作物の収穫量を増やす、寒さや病気に強い品種をつくるなど応用が期待されています。

これがDNAの4種類の塩基の並び方を決める「シークエンサー」と呼ばれる解析装置です。

(リポーター)
1977年にDNAの配列を調べる方法が開発されましたが、最近では「より早く、より多く、より安く」解析してくれる機器が開発され、現在では「次世代シークエンサー」という装置を使用しています。
ヒトゲノムの解析では、従来13年かかったものが、この装置を用いることによって6人分の全ゲノムデータを11日間で得ることができます。
まさにDNA研究では欠かすことのできない解析装置です。

こうして得られた成果はデータベース化され、さまざまな研究機関で利用されているのです。
「かずさDNA研究所」には、129名のスタッフがおり、遺伝学や細胞工学を研究する先端研究部、ヒトや植物のDNA解析を行う技術開発研究部、バイオ研究を進めるバイオ研究開発部などがあって、食糧問題の解決・健康の増進など、さまざまな分野で研究が行われています。

(リポーター)
「かずさDNA研究所」が設立されたいきさつについて聞かせてください。

(かずさDNA研究所 所長 田畑さん)
はい。
千葉県が30年近く前に、この地域を「かずさアカデミアパーク」として開発を進められました。
そのときのこの地域の中核機関のひとつとして、この研究所が設立されたわけです。
当時としては、世界初のDNA専門の研究機関ということで、非常にユニークな研究所であったわけです。

(リポーター)
研究所の役割については、どうお考えですか。

(田畑所長)
はい。
当時は、この研究所が新しくできてですね…、誰も知らない、ゼロからのスタートでしたので、まずはこの研究所がここにあって、世界に通用する研究所であることを、皆さんにわかっていただかなくてはいけなかったんですね。
ということで、微生物とか植物とか、ヒトのDNAの読み取りを…ですね、情報の読み取りを大規模にやりまして、その情報を世界に発信した結果、すぐにこの研究所が世界に知ってもらうことができるようになりました。
ただ、今ではですね…、そのDNA研究が広く社会につながっていっていますので、基礎研究だけではなく、産業の支援あるいはたとえば遺伝子の検査とかですね、皆さんの生活に密着するような研究開発も行っています。

(リポーター)
医療分野におけるDNA解析技術の進歩は、顕著です。
平成29年1月、かずさDNA研究所と千葉県がんセンターは、地域がん医療への貢献を目的として、がん研究に関する連携協定を締結しました。

DNAの研究によって、がんを未然に防ぐとか、そういったこともできたりするんですか。

(田畑所長)
はい。
今でも技術的には可能なんですが、がんはDNAの病気ということで、そのDNAを調べることによってですね、がんを予防あるいは早期発見ですね…、そういうことが可能になります。

(リポーター)
また、平成29年8月、かずさDNA研究所では指定難病の確定診断に必要な遺伝学的検査事業も開始されました。

(田畑所長)
検査をすることによって、早期に発見してですね、適切な治療法を見つけたりあるいは重篤化を防ぐことができるようになっています。
今現在それが、医療保険でカバーされるようになってきているんですけれども、そのためにはですね、その病気が確かにその遺伝子が変わって生じたということを、遺伝子の検査で明らかにしないといけないことになっているわけです。
それが、遺伝子の確定診断ということになります。

(リポーター)
「かずさDNA研究所」のそのほかの大きな役割が教育の支援です。
木更津市や君津市、富津市、袖ケ浦市をはじめ、千葉県下の中学・高校に出向いて行う「DNA出前講座」、研究所に生徒たちを招待し行う「所内講習」…。
平成28年度には合わせて2800名以上の方々がDNAに関する実験を行ったということです。

(田畑所長)
最近テレビ・新聞で毎日のようにDNAに関係する記事を見ます。
たとえば、遺伝子組み換え植物とかですね、あるいは遺伝子検査とか、IPS細胞とか、もうDNAが私たちの生活の中に入り込んできているわけですね。
でも、たとえばネットとかを見ても、たくさんの情報が目に入って、どれが正しい情報かわからないという状況になってきています。
ということで、私たちは私たち自身でですね、どれが正しい知識なのかを判断しなければいけない。
DNAの正しい知識をもっていただくということがとても大事なんじゃないかと思っています。
私たち研究機関としては、世界の最先端を走ることは非常に重要なことなんですけれども、同時にですね…、たとえば先ほどの教育支援であるとか、あるいは遺伝子の検査であるとか、バイオ産業の支援であるとか、千葉県ならではのユニークな取り組みをサポートできるような研究所にしていきたいというふうに考えています。
たとえば千葉県とか、あるいは県民の皆さんが、ここにDNA研究所があって良かったと思っていただけるような研究機関になっていきたいと思っています。

(リポーター)
はい。
今日はありがとうございました。

(田畑所長)
ありがとうございました。

(キャスター)
ゲノムや遺伝子の解析は世界中で進められているといいます。
「かずさから日本、そして世界へ」…。
このかずさDNA研究所の多くの成果が難病の子供たちやがんの早期発見まで、私たちの身近な暮らしにさらに生かされる貢献することを期待したいですね
以上、特集でした。

(キャスター)
続いて、「旬のレシピちばの味」。
今回はタマゴを使ったレシピです。

千葉伝統郷土料理研究会、三橋早苗先生に「スペイン風オムレツ」を作っていただきます。
千葉県の「卵」の産出額は全国2位。
君津市、香取市、いすみ市が主な産地です。
今回は、そんな「卵」を使って具だくさんなオムレツを作ります。
ジャガイモは皮をむき2ミリのイチョウ切りに、タマネギは1ミリ、マッシュルームは2ミリの薄切りにします。
ベーコンは5ミリ幅に切ります。
ボウルに卵を割りほぐし、ここに粉チーズと生クリームを加えて混ぜましょう。
フライパンでオリーブ油を熱したら、タマネギ、ベーコン、マッシュルーム、ジャガイモを入れます。
塩、コショウを振って弱火で焦がさないように10分ほど炒めます。
炒めた具材を、熱いうちに卵の入ったボウルに入れ混ぜます。
これをフライパンに戻して、弱火で大きく混ぜながら1分焼きましょう。
周りが固まり、中央が半熟状になったらふたをして3分焼き、裏返してさらに3分焼きます。
あとは、ミニトマトとイタリアンパセリを添えれば、「スペイン風オムレツ」の完成です。

(千葉伝統郷土料理研究会 三橋早苗先生)
冷めてもおいしくいただけます。
みなさん、ぜひ、お試しください。

(キャスター)
紹介したレシピは「県民だより1月号」に掲載されています。
ちばの食材について詳しくはホームページもぜひご覧ください。
それではプレゼントです。

(リポーター)
今週は、かずさDNA研究所オリジナルキャラクター「ダーナ」グッズとかずさアカデミアパークで見つけたお菓子を5人の方にプレゼントします。

(キャスター)
ご覧の必要事項と、番組の感想を必ずお書き添えの上、ご応募ください。
さて、来週は「県民参加によるみどりの再生」をお送りします。
森林づくりのボランティアを育成する取り組みです。
それでは、ウィークリー千葉県、また来週です。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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