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更新日:平成29(2017)年6月19日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成29(2017)年6月17日放送分(特集)「外来生物防除の取り組み」

掲載日:平成29年6月19日

県では、在来生物や自然環境の保全を目的に、生態系に悪影響を及ぼす特定外来生物の防除を行っています。
今回の特集では、印旛沼流域に多く生息する「カミツキガメ」の防除を専門に行う職員のはたらきを通して、防除の取り組みなどを紹介します。

特集

動画の内容

(キャスター)
6月は環境月間です。環境の保全について考える月です。
私たちも身近な千葉県の自然に理解を深め、興味を持たなくてはいけませんね。

(リポーター)
そうなんです。そこで今回の特集は、印旛沼とその流域に生息し、繁殖をしている特定外来生物「カミツキガメ」防除の取り組みをご紹介します。

(キャスター)
県では平成19年度から、防除実施計画を策定し、カミツキガメの防除を行ってきましたが、今年度から新たな戦略を打ち出し本格的な防除に取り組みます。

(リポーター)
『特定外来生物とは何なのか』、『なぜ防除しなくてはならないのか』など、実際に現地へ行って伺ってきました。

(リポーター)
印旛沼にやってきました。
今日はここで、特定外来生物の「カミツキガメ」捕獲用の仕掛けを引き上げるということです。
ところで皆さん、「外来生物」とは何かご存知ですか?

外来生物とは、もともとその地域にいなく、人によって運ばれてきた生物のことです。
千葉県では、1300種を超える外来の動植物が確認されているといいます。

では、この外来生物のいったい何が問題なのでしょうか?
それでは生物多様性センターの熊谷さんにお話を伺います。よろしくお願いいたします
外来生物の問題点を教えて下さい。

(千葉県生物多様性センター 熊谷宏尚 副技監)
地球上で今、たくさんの生物が絶滅の危機にあると言われています。その原因の一つとして外来生物の影響ということが言われています。
もともとその土地にいなかった生き物が運ばれてくることによって、昔からいた在来の生物を食べてしまったり、在来の生物に色んな影響を与えたりということがあります。
そういうことによって地域の在来生物、生態系に大きな影響を及ぼすということがあると言われています。

(リポーター)
では、外来生物のすべてが問題なのでしょうか?

(熊谷副技監)
すべての外来生物が問題ということではなくて、元々、緑化とか食用とか色々な目的があって外来生物を入れています。
ただその中で、一部の外来生物が人の管理下から外れて野生化して繁殖して問題だと、そういう生き物がいます。
特に生態系とか、或いは人の生命・身体、或いは農林水産業、そういったものに大きな被害を及ぼす、或いはそう言うおそれがあるものについてですね、外来生物法という法律がありまして「特定外来生物」というものに指定されています。
これに指定されますと栽培とか、飼育、保管、運搬、譲渡、輸入、こういったものがすべて原則禁止されています。

(リポーター)
現在、特定外来生物として132種類が指定されています。そのうち千葉県内では36種類の特定外来生物が確認されています。(平成29年5月現在)
そして、その中のひとつが『カミツキガメ』なのです。
本来は、北米から中南米にかけて生息していますが、印旛沼とその周辺流域に数多く生息しています。
大きいものでは、甲羅の長さが50cm、体重が35kgにも達するといいます。

どうしてカミツキガメが増えてしまったのですか?

(熊谷副技監)
カミツキガメは、元々1960年代にペットとして大量に輸入されていたんです。で、販売されていたと。
ですから多くの方が飼っていたんですけど、それが逃げだしたり、或いは逃がしたりと言うことで野生化してこのように増えてしまったということです。

(リポーター)
この辺りには、どのくらいのカミツキガメがいるのでしょうか?

(熊谷副技監)
平成27年度の時点で推計値を出しているんですが、それによると甲羅の長さが約15cm以上のサイズのものでそれが約3,000~41,000のその範囲ぐらいでいるだろうと。
ま、その中一番確率が高いものとすると16,000頭ぐらいいるだろうと言う値が出ています。

(リポーター)
そんなにたくさんいるんですか?
その数は、ほかの県と比べて多いほうなんでしょうか?

(熊谷副技監)
実は、カミツキガメがこういう風にこれだけ野外で繁殖しているのは千葉県だけなんですね。

(リポーター)
そのため千葉県では、平成19年度からカミツキガメの捕獲事業を行ってきました。
これまでに6000頭以上を捕獲しましたが、県は今年度、初となる「基本戦略」をまとめ、本格的なカミツキガメの防除に取り組みます。
平成32年3月31日までの3年間を「戦略集中実施期」とし、最終目標を県全域からのカミツキガメ排除としています

それではカミツキガメを防除するための具体的な実施方法を教えて下さい。

(熊谷副技監)
印旛沼流域を更に11の地域に分けまして、カミツキガメの生息密度に応じて5つの段階に分類しています。
その中で特に「高密度区」というところについては、4カ所の「徹底的排除区」というのを設けまして、その中でそのエリアの中を、全部カメを獲りきっていこうと、それによって根絶するための方策ですね、そういったものを確立していこうと考えています。

(リポーター)
そこで県は、戦略実行のため専門の技師を採用し、データの分析や捕獲方法の改良・開発などを行っています。

カミツキガメは、どうやって捕まえるのですか?

(千葉県生物多様性センター 今津健志 技師)
このような場所に、カメ用のもんどりと言われるカゴを使って水路に仕掛けてそれで捕獲します。
ここに仕掛けてあるんですけど、それではこれから上げてみます。

(リポーター)
これなんですね。

(今津技師)
入っているかどうか。おっ、いましたね!

(リポーター)
これがカミツキガメですね。コワイ!口を大きく開けていて、目が鋭いですね。

(今津技師)
カミツキガメは、色々食べてしまうので、在来の魚ですとかエビとか、色々なものを食べてしまうので、生態系に非常に影響が大きいと言われています。
また農業などの被害があると考えられていて、あとはやっぱり人にですね、見て頂くと分かるんですが、かみついてくるという恐れがあるので危険と言うことで防除するということになっています。

(リポーター)
恐ろしいですもんね。このカミツキガメはそもそも日頃、どのように暮らしているのですか?

(今津技師)
基本的には水の中、水中でずっと暮らしているんですが、産卵のために丁度今の時期なんですが、5月下旬から6月中旬ごろまでですね。上がってくることはあります。
で、他のカメだと全部引っ込むんですが、頭も尻尾も。カミツキガメの場合引っ込まないんですよね。その代わりに攻撃することで身を守っていると言われています。

(リポーター)
野外でカミツキガメを見つけた場合は、手を出したり、捕まえようとしたりせずに、地元の役場や警察に連絡してください。

カミツキガメが千葉県で最初に確認されたのは1978年、今から39年前です。
その間、徐々にその数を増やし、県内の生態系に影響を及ぼそうとしています。

千葉県の自然を守るにはカミツキガメだけでなく、外来生物が自然環境に「どのような問題を引き起こしているのか」、私たちは知るところから始めなくてはなりません。

外来生物被害防止の三原則は、「入れない」、「捨てない」、「拡げない」です。
外来生物をむやみに国内に入れず、野外に捨てない。そしてほかの地域に拡げないことが大切なのです。

(キャスター)
生態系というのは、多くの生き物が複雑に絡んだ微妙なバランスの上に成立しているんですね。
人の都合によって連れてこられ、人の勝手によって捨てられた外来生物が、今では私たちの暮らす自然を脅かす存在になっているんですよね。
これってとても悪循環ですよね。

(リポーター)
そうですよね。ペットとして生き物を飼うときには、しっかりと責任をもって、最期まで面倒を見ることが大切ですね。

(キャスター)
そうですね。そして、外来生物の防除は、千葉県の自然や安全な生活を守るために行われているということもを忘れてはいけませんね。

(リポーター)
はい。また、千葉県では、「外来生物」も含め、県内の身近な生物をモニタリングするために、「生命(いのち)のにぎわい調査団」という事業を行っています。

(キャスター)
皆さんも是非「にぎわい調査団」に参加して、情報をお寄いただければと思います。以上特集でした。

続いて、「食の宝庫 ちば」、今回は「とうもろこし」です。


千葉県は「とうもろこし」の産出額が全国2位。
シャキシャキとした食感が楽しい「とうもろこし」は今の時期が最も旬な野菜で、ここ君津市でも収穫のピークを迎えています。

(生産者 鈴木光子さん)
Q.新鮮なとうもろこしの見分け方は?
A.とうもろこしの先端を押さえると、つぶつぶが上の方まできているのが、一番身の入っている、おいしいとうもろこしだと思いますけど。

収穫された「とうもろこし」はこちらの直売所に並びます。
ここでは、地元でとれた野菜や卵を販売していて、連日大変賑わっています。
茹でたり焼いたりして食べるのが定番ですが、かき揚げやサラダにしたり、生のまま味噌汁に入れてもおいしく食べられます。
みずみずしく甘味がある、夏の味覚「とうもろこし」。みなさんも是非召し上がってみてください。

ちばの食材については、ホームページもご覧ください。
それでは、プレゼントです。

(リポーター)
今週は、君津産のとうもろこしを3人の方にプレゼントします。
ご覧の必要事項と番組の感想を必ずお書き添えの上、ご応募ください。

(キャスター)
では、来週のお知らせです。
来週の特集は、「ちばテク~地域に根差した職業訓練~」と題してお送りします。
是非ご覧ください。
それでは、今週のウィークリー千葉県、このあたりで失礼します。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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