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更新日:平成29(2017)年6月5日

ちば県民だより(平成29年6月号)4面

特定外来生物から ちばの生態系を守る

現在、県内に生息している特定外来生物の中には、生態系や人の暮らしに大きな影響を与えているものがいます。

皆さんも、特定外来生物について知って、考えてみませんか。

HP 外来生物対策

問い合わせ 県自然保護課
TEL 043(223)2976 FAX 043(225)1630

特定外来生物って何?

もともとその地域にいなかった生きもので、人間によって運び込まれたものを「外来生物」といいます。

「特定外来生物」とは、「外来生物」のうち外国から運ばれたもので、生態系や人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼす恐れがある生物として特に法律※で指定したものを指し、飼育・栽培、運搬、保管、輸入、譲渡、野外へ放つなどの行為が規制されています。

※特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)

特定外来生物はどうして問題なの?

特定外来生物の中には、もともとそこに住んでいる生きものを食べ尽くしてしまう、食べ物やすみかを横取りしてしまうなど、その土地本来の生態系を崩してしまうものがいます。

また、近い種との間で交配し、元からいた生きものが雑種化してしまうことがあるほか、農作物・水産物に被害を与えたり、人間に危害を加えたりする場合もあります。

生態系は“命のつながり”

生きものはお互いに「ハチが植物の花粉を運ぶ」「食べる、食べられる」など関わり合いながら生きています。生態系とは、そのような生きものたちと、それらが暮らす自然環境を総合的にとらえたもの。複雑なバランスの上に成り立っているため、一部の生きものが増減すると全体に影響が出る恐れがあります。

主な特定外来生物

  • アライグマ 北米原産
    ペットとして人気になり輸入されましたが、飼いきれずに捨てられるなどして増加。農作物や小型の生きものを餌にするため、農業や生態系に大きな影響を与えます。また、寺などの文化財に爪痕を残したり、家屋を荒らしたりする被害もあります。
  • キョン 中国南東部や台湾原産
    農作物を食べてしまうほか、住宅地にもやって来て庭の花や家庭菜園を荒らします。また、キョンが一部の植物だけを食べることで、元からある植物同士のバランスが崩れるなど、生態系にも影響を及ぼす恐れがあります。
  • アカゲザル アジア大陸東部原産
    (ニホンザルとの交雑個体を含む)

    房総に古くから住んでいるニホンザルと交配して、雑種をつくってしまいます。雑種が増えることで、房総のニホンザルの絶滅が心配されています。また、農作物を食べてしまう被害もあります。
  • カミツキガメ 北〜中南米原産
    ペットとして輸入されたものが野生化。甲羅が40センチを超えるほど大きく成長することがあり、大量のエビやカエルなど水辺の生きものを食べてしまいます。また、手を出すと危険で、子どもが触って指をけがしたこともあります。

県の取り組み

  • 千葉県内ではこのほか、オオキンケイギクやナガエツルノゲイトウ(植物)、オオクチバス(通称:ブラックバス)(魚類)、ウシガエル(両生類)、セアカゴケグモ(クモ類)など、36種類の特定外来生物が確認されています。
  • 県では農作物や生活環境への被害、生態系への影響が大きく、早急な対応が必要な8種について防除実施計画を策定しています。生きものの特徴や生息状況によって対応策はさまざまですが、市町村や地元関係者などと連携して防除を行っています。
  • 特にカミツキガメについては、今年3月に、根絶に向けた基本戦略を作成しました。また、カメの専門的知識を持つ担当職員を採用し、新たな捕獲方法の開発に取り組むなど、積極的に対応を進めています。

カミツキガメ防除担当専門職員からひとこと

カミツキガメに罪はありませんが、生態系に影響がある以上、防除することはやむを得ません。今後も詳しい調査で生息場所をよりはっきりとさせ、効率よく防除に取り組むことで減少させていきたいです。

わたしたちにできること

外来生物の中には、捨てられたり逃げ出したりして繁殖を始めると、あっという間に広がってしまうものがいます。一度増えた外来生物を取り除くには、多くの人たちが協力し、長期にわたって膨大な作業を行わなければなりません。しかも根絶させることは極めて困難で、元には戻せなくなるのです。

ペットは最期まで面倒をみましょう

野外に捨てたり、逃がしたりしてはいけません。飼い始める前に、最期まで責任を持てるか、よく考えましょう。

特定外来生物を見つけたら

ご相談ください

特定外来生物の防除をする場合は、外来生物法などの手続が必要なことがあります。県自然保護課または県生物多様性センターにご相談ください。

県自然保護課 TEL 043(223)2936

県生物多様性センター TEL 043(265)3601

危険な生き物には触らない!

野外でカミツキガメやアライグマなど、危険な特定外来生物を見つけた場合は、手を出したり捕まえたりせずに、速やかにお住まいの市町村担当窓口に連絡してください。

 

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所属課室:総合企画部報道広報課広報班

電話番号:043-223-2241

ファックス番号:043-227-0146

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