サービス停止情報

現在情報はありません。

ここから本文です。

更新日:平成28(2016)年6月27日

知事定例記者会見(平成20年10月16日)概要

[知事発言へ][質疑応答へ]

知事定例記者会見概要

日時

平成20年10月16日(木曜日)10時30分~11時20分

場所

本庁舎1階多目的ホール

発表項目

  1. 平成20年9月定例県議会の閉会について
  2. 次期NPO活動推進計画の骨子案の公表について
  3. 「健康と癒しの森フォーラムインちば」の開催について
  4. 2008なの花アビリンピックinちば」の開催について
  5. ゆめ半島千葉おもてなし推進大会の開催について

 知事発言

(知事)

おはようございます。定例の記者会見、早速始めさせていただきます。

今朝の話題は、何といっても中国産の冷凍インゲンでございます。皆さん、まずは、ご自分のお家の冷蔵庫を開けて、ニチレイフーズが輸入した中国産冷凍インゲンの袋があったら、お使いにならないでいただきたい。再確認して食べないようにしてほしいと思います。返品していただければ一番いいと思います。

東京都八王子市において、殺虫剤ジクロルボスに汚染された中国産冷凍インゲンを食べて健康被害が発生した。6,900ppmというのですから、これは大変に多い量だということです。県内での流通や販売状況については、今、各保健所が調査中ですが、健康被害にかかわる相談等については、近くの保健所に問い合わせていただけたらと思います。くれぐれも中国産冷凍インゲンは召し上がらないでください。

 平成20年9月定例県議会の閉会について

 

(知事)

では、今日の話題ですが、昨日、9月の定例県議会が閉会しました。今議会では、補正予算や条例など、24の議案を提案させていただきましたが、すべて可決していただきました。

 

主なものとしては、まず、原油高騰に苦しむ農業者、漁業者、そして中小企業の経営者などの経営安定に向けたもの、それから、救急医療体制の確保などに関する緊急対策などのための補正予算でございます。

また、県内の大学に在学する医学部の学生に、将来、県内で医師として働いてもらうための医師修学資金貸付条例の制定、三番瀬の漁業補償に関する調停の受け入れなどについても議会の賛同をいただくことができました。

そして、9月議会では、医療、食の問題など、どちらも県民の生活に密着した問題ですけども、議論が集中いたしました。特に地域医療の確保の問題では、経営状況の悪化、診療体制の縮小といった自治体病院を取り巻く厳しい現状に県を挙げて取り組んでいくということを何度もお答えをした次第です。

 次期NPO活動推進計画の骨子案の公表について

(知事)

次は、NPO活動を推進していくための計画についてご報告をいたします。県では、NPO活動を推進していくために、来年度から3年間を計画期間とする-第1ステージ、第2ステージと進めてきましたが、今度は第3ステージになります-その計画をつくっているところです。その議論のたたき台となる骨子案がまとまりました。副題は「思いをちからに、ちからをうねりに」でございます。

この骨子案は、いろいろな分野のNPOで活躍している方々が中心となったワーキンググループで、10数回にわたる議論を重ねてつくったものです。いろいろものがあります。文化のことがあるかと思うと、教育のことがあるかと思うと、国際、いろいろなジャンルの方たちが話をしました。

今回の骨子案の基本的な考え方ですけれども、県民の皆さんが、例えば、里山を昔のような姿にしたいと思ったり、恵まれない世界の子供たちを救いたい、いろいろな思いを持たれると思うのです。それをどう自分の行動に結びつけるか。あるいは、実際にどうやって活動しようかとお考えになっても、どうしていいかわからないという方もおられるかもしれません。それぞれのそういった思いを、ご自分で始めてもいいわけですし、既存のNPOもあるかもしれないのですが、そういった仲間たちとその思いを共有して、それを実行に移していく、その場の1つがNPOだということができます。

それを企業活動でやる方もいらっしゃるかもしれませんけれども、NPOは非営利の法人格を持った活動団体です。任意の団体もございます。いずれにしても、一人だけでやるということは、できないわけではないから、一人でやっている方も大勢いらっしゃると思います。自分のペースに合わせて、自分の時間の許す限り活動したいと、一人でいろいろなボランタリーに動いている方もおられるでしょう。しかし、一人ではなくて、5人でやりたい、10人でやりたい、あるいは大きな団体になると、今は何万人という大きいスケールでのNPO活動もあります。そういうことによって、自分たちが実現したい思いを実際に行動として、いろいろな効果を上げていくということです。

県民の皆さんが、千葉県でNPOを通じて一番活動しやすい、そんな県にしたい。日本で一番の活動しやすい県、それを考えたのが今回の骨子案です。スタートしたときには117しかなかったNPOですが、今では1,300ぐらいで、10倍を超えました。それだけいろいろなグループがたくさん、各地域にできてきているということです。これはもともと市民活動促進法という名前の法律だったんですが、途中で名前が変わりました。法人格の目的というのは、法人格ではなくてもいいのですが、とにかくNPO活動というのは、行政ではなくて、市民が自主的に、主体的に活動するということです。しかし、そこで行政とのコラボレーション、パートナーシップもまた大事な1つの領域だと思っています。

今回、そのための骨子案の考え方ですけれども、県民の理解を深めていこう、もっともっとNPOについて知っていただこう、NPOが力をつけていこう、何となく弱い、マイナーな存在だというイメージを持たれがちですけれども、本当にNPOは力をつけることができます。NPOが力をつけていこう、そして地域のさまざまな主体との連携、協力をし合う場をつくろう。例えば、地域の行政と、あるいは企業の方と、あるいはほかの団体と、いろいろな形で連携・協力し合う場づくりをやっていこう。それから、パートナーシップ型行政を進める。これは行政の側ですけれども、県も、それから県内の市町村にもお願いしたいことなのですけれども、行政とのパートナーシップでやれることもたくさんあります。

もう一回言うと、「県民の理解を深める」、「NPOが力をつける」、そして、「地域のさまざまな主体と連携・協力し合う場をつくる」、「パートナーシップ型行政を進める」という4つの施策の方向性を打ち出しております。この方向性に沿って、今後、具体的な施策を盛り込んでいくことになります。

この骨子案について議論を深めていただくために、来週10月21日を皮切りに、県内各地でタウンミーティングが開催されます。10月24日は四街道市、25日は富津市、30日は八千代市、31日は船橋市、11月1日は千葉市、10日月曜日は我孫子市となっていますけれども、このほかにも自分たちで実行委員会をつくってタウンミーティングをやりたいという方はどんどんお申し出いただきたいと思います。まだこれから安房のほうとか、そういうところは企画をしてくださると思いますけれども、これだけが全部ではありません。自由に皆様、参画をして、自分たちのグループをつくって、タウンミーティングをオーガナイズしてみたらどうでしょうか。

 「健康と癒しの森フォーラムインちば」の開催について

(知事)

では、次に移りますが、今月27日、森林や動物によるセラピーを紹介する「健康と癒しの森フォーラムインちば」を京葉銀行文化プラザで開催をいたします。

千葉県では、森林が持つ癒し効果を科学的に検証し、その成果をもとに森林療法のプログラムの開発や指導者の育成、県民の森でのセラピーコースの設定などを行っています。

フォーラムでは、千葉大学の宮崎良文先生に森林などの癒し効果に関する基調講演をしていただきます。

ところで、植物は確かにいろいろな効果があることがわかってきました。でも、植物だけでしょうか。動物に癒しを求める方も最近は増えています。ペットブームというのは違った要素もあるかもしれませんけれども、癒しの効果が動物にあるということも、またもう一つ、本当のところだと思います。

例えば、千葉県でも、こども病院では、患者の心、子供の患者さんですよね。小さい子供たち、病で苦しんでいる子供たちなんですけれども、その病気の子供たちを癒すためのセラピー犬による動物セラピーに取り組んでいます。この写真を見てください。こうやって月に1回セラピー犬が来るそうですけれども、それまで笑顔のなかった子供がにっこりしたり、一生懸命、犬を連れて歩いてみて、それからはおもちゃの犬を連れて廊下を歩くようになったとか、看護師さんたちに心を開くようになったとか。

専門家に言わせると、森林はどちらかといえば静かなセラピー、森林のほうから働きかけることはありません。しかし、動物のセラピー、犬に限りませんけれども、ウサギとか、モルモットもいるし、羊やヤギもいますし、馬もあります。いろいろな動物のセラピーというのは、動物のほうからの働きかけがあるのだそうです。そういった意味では、森林のセラピーと動物のセラピーの組み合わせというのはなかなかユニークなのではないかと思っています。

そこで、フォーラムでは、「人と動物の関係学」を専門としておられる東京大学の林良博先生にお話を伺ってみたいと思います。さらに、県内でセラピー活動を実践している人たちが一同に会してパネルディスカッションを行います。

当日の午前中には、フォーラムの会場である里山を活用した園児保育のドキュメンタリー映画の上映が行われるほか、青葉の森公園で森林の癒し効果を体験できる公開森林セラピーを行います。

また、フォーラムの会場にはセラピー犬も参加する予定なのですけど、トイプードルのチロマという犬が、トイプードルというのは小さい犬です。こんな小さい犬のようですけれども、このチーバ君ぐらいの大きさの犬かと思いますけども、私は余り犬の種類に詳しくないのですけれども、チロマ君というのがやってくるそうです。入場は無料ですので、奮ってご参加ください。

特に、福祉、医療施設や保育園の皆さんに、森林セラピーや、動物セラピーといっていいのか、動物と人とのかかわりをうまく活用していただければと思うので、ご参加いただけたら、うれしく思います。

 2008なの花アビリンピックinちば」の開催について

(知事)

今月の24日から26日まで、障害のある人が職業技能を競う全国大会である「2008なの花アビリンピックinちば」が幕張メッセの国際展示場で開かれます。

障害のある方がいろいろな職業に就いていらっしゃるわけですけど、その職業技能を競う大会です。25日に行われる競技には、全国から246人の選手が集まって、パソコンの操作、あるいはフラワーアレンジメント、いろいろな種目があるのですね。20種目で競技を競い合います。

千葉県からは12人の方が選手として出場することになっています。スローガンは「拡げようはたらく喜び笑顔の輪」です。選手の皆さんには、日ごろ培ってきた力を十分に発揮していただいて、働くことの楽しさ、すばらしさを幕張から全国に広げていただけたらと願っております。

また、25日には「障害者ワークフェア2008」も開催します。テーマは「障害のある人もない人も共に暮らし働く街」です。次の映像が出るでしょうか。そばを打っています。「はたらく街並」です。家電解体、名刺作成など、働くことのデモンストレーション。

隣の「しごとを応援する街並」では、就業相談、求人情報コーナー、そして就職面接に向けたメーキャップのレッスンまであるのですよ。女性の方は奮ってご参加くださいね。

それから、「学ぶ街並」では、職業訓練校の活動を紹介します。「福祉の街並」、これはアクセサリーをつくる実演でしょうか。それから、パン、ジャム、野菜、干物等の販売を行います。

それから「暮らしの街並」、福祉機器の展示、これは車いすで乗れる車です。それから、マッサージの実演。

補助犬とのふれあいコーナー。これも動物セラピーの1つかもしれませんけれども、補助犬とか介助犬とか盲導犬はセラピーの部分もあるけれども、どちらかといえば働く犬たちです。そして、それぞれの街並で、障害のある人の仕事や暮らしの様子を実演、そして体験していただくということでございます。

さらに、障害者雇用に積極的な企業を「笑顔いっぱい!フレンドリーオフィス」として、私から認定書の授与などもさせていただく予定でございます。

 ゆめ半島千葉おもてなし推進大会の開催について

(知事)

あと2年で千葉県の国体が始まります。「ゆめ半島千葉国体」、それから、これも全国障害者スポーツ大会ですけども、「ゆめ半島千葉大会」についてのお知らせです。

千葉県では、県民総参加で、全国から参加する選手を始め多くのお客様を心のこもったおもてなしでお迎えしたいと考えています。

そこで、活動のスタートを切るイベントとして、「ゆめ半島千葉おもてなし推進大会」を11月15日、千葉県立青葉の森公園で開きます。

当日は、両大会の広報を担当してくださっている千葉大学の明石要一先生と、オリンピックで活躍した千葉県ゆかりのアスリートたちが、スポーツの話や遠征先でのおもてなしで今でも忘れられない、うれしかったことなど、いろいろな経験を話してくれることになっています。

また、大会のイメージソング「カルナヴァル」については、フェスティバルの意味ですけれども、「吹奏楽バージョン」を柏市立高校の吹奏楽部の皆さん、うまいのですよね、柏のブラスバンドは日本一で、うれしいことです。それから、「ダンスバージョン」では、千葉明徳高等学校のチアリーディング部、これも大変有名なチアリーディング部ですけども、生徒さんが、軽快な踊りを披露してくれる予定になっています。

また、正式な競技種目とは違い、気軽に楽しめるスポーツであるスポーツチャンバラなどの「デモンストレーションとしてのスポーツ」体験コーナーもございます。ご家族で楽しむことができると思います。

そして、ご来場の方には、2万1,000人もの方々の投票によって決定した大会の「おもてなしの花」の種のプレゼントがあります。

この推進大会に参加を希望される方は、ご覧のあて先にはがき、またはファクシミリでどうぞお申し込みください。ここに住所が書いてありますね。あて先は260-0013、中央区中央4-13-28、ゆめ半島千葉国体実行委員会です。ファクスの番号は、043-224-7440です。参加ご希望の方は、今すぐファクスでも、はがきでもいいので、お申し込みください。

私からは以上です。質問に移りたいと思います。

 

ページの先頭へ戻る

 質疑応答

中国産の冷凍インゲンについて

(記者)

よろしくお願いします。中国産の冷凍インゲンなのですけれども、柏市でも体調不良を訴えられた方がいらっしゃったようです。県として、先ほど進めているとはおっしゃっていましたけど、現時点で把握されている県内での健康被害等々あれば教えてください。

それから、ギョーザに引き続いて中国産の冷凍食品で、県内で言うと、またかという思いが県民、あるいは消費者の方にあると思うんですけれども、千葉県の知事としての率直なご感想、それから、これから国に求めていくことがもしあれば、対応等、教えてください。

(知事)

本当に残念な事件だと思います。ギョーザのときにも、入院された方、特に子供だったりしたものですから、とても心配しました。今回も、先ほども申し上げましたけども、6,900ppmというのは大変濃度が濃いということで、危険な状態の殺虫剤です。そういったものが混入しているインゲンが売られたということは、本当に残念であり、私たちとしては、用心をしなければいけないのではないかという気持ちに、県民の方、皆さん、なっていらっしゃると思うのです。

これから輸入食品についての対策は国レベルでもとっていただかなければいけないと思いますけれども、県レベルでも、どうしたらいいのかということをしっかり私たちは考えていかなければいけないと思います。これは民民で輸入輸出あるものですから、一々厳しい検査をやっているような状況ではないと思うのです。しかし、企業の方に、向こうに輸出するほうも、輸入するほうも、本当は安全だということを確認した上でやっていることであろうと思うのですが、なおかつこういうことになったということは、どこかそこでしっかりと検査を行っていないという部分があったのではないかと思います。これから、輸入食品についてはもう少し、国、県、双方で、それから自治体、それぞれに相当安全な食としての、どうやって担保するかということを考えなければいけないステージなのかなという感想を持っています。

それから、県内の問題でございますけれども、今、御指摘のあった柏ですけれども、ジクロルボスなのですが、検査結果は、今朝9時に出た結果によると、入っていなかったということで、マイナスでございました。そのほか、有機リン系の農薬についても、15項目の検査が9時15分に判明をしたということです。

あと、柏保健所、それから、習志野保健所の4検体はすべてジクロルボスについては陰性だったということがわかりました。

成田空港の外資規制について

(記者)

よろしくお願いします。先週の話で恐縮なのですけれども、成田空港をはじめとした空港関連会社の、国土交通省が外資規制の導入を見送るという方針を示したかと思うのですけれども、いろいろ条件をつけようという話もあるようですが、その件についてのご見解をお示しください。

(知事)

国交省は必ずしも、見送るということで全部の規制をなくすということではないと思います。外資規制については規制しない、しかし、何らかの形での規制はまだこれからあることですので、まだ国交省と連絡を取り合いながら交渉を続けていこうと思っています。全くないという種類のお答えではなかったというふうに了解しています。

中国産の冷凍インゲンについて

(記者)

先ほど15項目の有機リン系の結果が出たとおっしゃいましたが、念のためですが、すべて陰性でよろしいでしょうか。

(知事)

担当の人、来ていますか。詳しく説明してください。

(県職員)

56項目の有機リン系の農薬の検査をした結果、すべて陰性だったということです。以上です。

(記者)

食中毒とか、その他の、気分が悪くなられた原因みたいなものは出ているでしょうか。

(県職員)

今後、その辺のところも調査していきたいと。とにかくインゲンについての検査をして、患者さんのほうに安心してもらうことが第一かなということで検査を先にさせてもらいました。

(記者)

農薬についてはすべてシロということですね。

(県職員)

そういうことです。

(記者)

ありがとうございます。

鬼泪山国有林の山砂採取について

(記者)

ちょっと質問が長くなるのですけれども、昨日、鬼泪山の請願が採択をされました。私はこの問題を取材したことがあって、全国紙の記者なものですから、あちこち見ているのでけども、千葉の房総丘陵の山々の上をヘリで見ると、ここはどうなっているのだ、爪で引っかいたような、クレーターがあるような状況がぼこぼこと出ているわけで、ここの地域の人は何を考えているのだというような印象を、正直言って持ったことがあるわけです。

知事も議会の答弁で、自分も身を裂かれるような思いだということを答弁されたこともございますけれども、昨日の採択によって土石審の開催が、一部報道では、もう既に決定をしたのだという報道もなされておるわけです。ただ、土石審というのは、調べてみると、昭和48年、友納知事のときにできて、前回は平成6年、その前は昭和63年に開かれてはいるのですけども、委員構成を見ても、今ほど環境問題の高まりのある時代ではない中で開かれていて、委員も半分は地質学とか林業、半分は、昨日も指摘があって失笑が漏れたように、陳情を仲介した先生方が委員になっているというような構成になっている。そうすると、時代の中で、必ずしも土石審というものが県民の、あれは国有林ですから、意見を反映できるような装置になっているかということについても、昨日の反対討論には耳を傾けるべきものがあるのではないかと思うわけです。

そういった中で、知事として、今回の件について幅広く県民に意見を聞くとか、今回の資料にもパブリックコメントみたいなものがありますけれども、今後この問題についてどのように意見を聞いて判断をしていくのかという点について、ご所見をお伺いしたいと思います。

(知事)

土石審は、今、指摘されたように、1999年に開かれて以来、開かれていません。そのときにはっきり決められたことは、県でどうしてもやるような工事、そういった必要性がある場合はやるけど、それ以外については許可しないということが決められているわけです。本当は県の中の工事であったとしても、今おっしゃったような環境の視点、あるいは千葉の森がどんどん崩れていっている、おっしゃるとおりで、ヘリコプターから見ると、泣きたくなるほど、引っかいただけではなくて、ところによってはえぐられたような形で、赤茶けた土をむき出している。

2つの要素があって、1つは山砂を取っていく、もう一つは産廃、あるいは残土を捨てるというやり方なのですけども、そのいずれにしても、ある意味ではセンシティブ、繊細、敏感な、特に千葉の森というのは、こういう温かいところなものですから、非常に繊細な植物が多いんです。そういうところにそういうものが置かれたり、表面を取られたりすると、本当に山が再生不能な形、幾ら後で植樹しても、もうそこには栄養のある土がないわけですから、100年たてばまた復活するかもしれませんけど、近未来ではなかなか回復は難しい状況にあります。そういったときに、どう総合的に判断するかということだと思います。ですから、いつも答弁でお答えしているのは、県のための仕事でない限り、これは許可をしないという形で決められておりますということを議会では答弁させてもらいました。

もう一つは、これは国有林ですから、別に林野庁の所有物なのではなくて、管理しているのは林野庁かもしれないけど、国有林というのは、国の、国民の共有財産と見たほうがいいと思います。そういう国民の共有財産をどうするかということについては、国民に信を問うということもまた大事で、業者の方の側から言えば、もう砂を取るところがなくなってしまったから国有林から採取したいということなのかもしれませんけれども、その視点も1つありますけれども、逆に環境保全の視点もある。環境保全だけではなくて、それ以外の、ダンプカーの問題とか、その他、数えれば切りがないほど、いろいろな考え方があると思いますけども、そういったものを十分に伺うということも、これまた大事だと思っています。

(記者)

知事の場合は、三番瀬の問題で市民参加型の手法を確立された知事でいらっしゃいますので、具体的には何か考えはございますか。

(知事)

それは随分いろいろなところでも声が上がっています。反対の陳情も、昨日の質問を初めとしていろいろ出てくる段階になってきているのだろうと思いますから、それはこちらがやることよりは、ぜひ、いろいろなご意見を載せていただきたいと思います。

例えば、この間行ったアメリカのヨセミテなどの場合を見ますと、周りが国有林で、真ん中が国立公園なのですけれども、国有林から国立公園にかけては、守り方の徹底の仕方には本当に驚きました。どんな小さな砂一つでも国立公園から持ち出してはならない。それから、持ち込んでもならない。もう一つは、国というところが管理していることについては、カリフォルニアの警察権すら及ばない。そのぐらい、みんな強い権限で国が守っています。

そういった外国のケースから見ても、国有林のあり方というもの、これは林野庁の歴史とも絡んでくるわけですけども、日本の国、アメリカから比べればものすごく狭い国、そして森も少ないのです。ですから、そういう視点から、21世紀の国有林のあり方が問われるとすら思っています。

(記者)

どちらかというと反対の立場ですか。

(知事)

反対とか賛成とかという立場よりは、今、質問があったように、これが最初につくられたのが昭和48年ですね。そのときと時代は非常に変わってきています。状況として、それが1つ。もう一つ、昭和63年のときの決定を申し上げたわけで、私が反対しているとか、賛成しているとかということ以前に、そういうふうに県としては、そのときに決定しているということを申し上げたのです。

それから、今、ヨセミテのことを申し上げたのは、そのように国有林の保全の仕方という問題をも考えるような時代にきているのではないかということを客観的に申し上げているわけです。反対しているとか、賛成しているということよりも、客観的な状況として、そういったさまざまな視点がある、その視点を大事にしていくということは当然のことだろうと思っています。反対、賛成というふうに単純に言われてしまうと、ちょっと違うかなと思います。

(記者)

審議会でGOを出したら、どう対処しますか。

(知事)

それはまだ全然決まっていないことなので、イフでお答えすることはできません。

後期高齢者医療制度について

(記者)

後期高齢者医療制度のことでちょっとお伺いしたいと思うのですが、先日、舛添大臣が、私案という形のようですけども、市町村単位で運営している国民健康保険を都道府県単位で再編した上で、後期高齢者医療制度と統合してはどうかというような意見を出されたと聞いておりますが、そもそも導入される段階で知事会の反対というのもあったと思うのですけども、今の国で進んでいる見直しの議論について、どのような見解をお持ちかをお聞かせいただきたいと思います。

(知事)

まさにおっしゃるとおり、あのときに知事会で、本当は一番高齢者に近い市町村が行うということがとても大事だと思うんですけれども、市町村にしても都道府県にしても、こういった健康保険の扱いというのは今までやっていません。あのときに議論して議論して、広域的な形でやるということは決まったわけです。それをまた県単位ということにぱっと戻されて、舛添さんおっしゃっているのは、少し短絡的なのではないかという感想です。

九十九里地域の医療センター構想について
アメリカの金融危機に端を発する株安について

(記者)

2点お尋ねしたいと思います。1つは、先日もコメントを出されましたけれども、山武地域の1市2町の地域医療センターの構想は、大網白里町の議会で関連予算が否決されて、地元の首長の方は事実上白紙という認識だというご見解をお持ちのようですが、これに対して、県としてどう対応していくかという問題をお聞きしたいというのが1点。

もう一つは、アメリカの金融危機に端を発する株安が今、進行していて、遠からず実体経済にも影響を及ぼすのではないかと思われますが、県として実体経済の悪化懸念にどう対応していくか。その2点、お尋ねしたいと思います。

(知事)

まず、医療センターのほうからですけど、先日、1市1町の首長さん、議長、副議長、県会議員3人、皆さんそろって、1市1町でも考えてほしい、1%でも2%でも可能性があるのであればやらせてほしいというお申し越しがありました。

私がそこでお答えしたことは、今回のことも2年半かかって、やっと明日にでもできるというようなところまできたところでどんでん返しなのです。その前も、実は、2年以上の歳月をかけて結論を得たところで選挙という形、今回も議会での議決という形でだめになりました。

本当に残念というか、言葉がないのですけれども、どういうふうに何を言ったらいいのかわからない。それは多分、私だけではなくて、それにかかわってきた多くの方たち、千葉大学の方や医師会の方、県の医師会、地域の医師会、みんなかかわって、そのシステムをつくり上げてきた。県庁職員ももちろんなのですが、やってきて、地元の方たちのご努力も大変なものでした。一番大変だったのは地元だと思います。そうやってやってきたことが、全く違った力学で覆ってしまったのが2度起こったわけです。それは本当に言葉がない、みんながそういう気持ちだろうと思います。何と言っていいかわからないというような無念な思いというのが本当のところでしょう。

だからといって、県民の立場に立った場合に、山武、長生、夷隅の地域の医療圏に関して言えば、医療の救急体制に対して薄いという事実は変わっていないわけです。県としても、いらした首長さん方、県議さん、あるいは議長さんたちにしても思いは同じだと思います。そこを放っておくわけにはいかないだろう、例えこういうことが2度まで起こったとしても放っておくわけにはいかないだろうというふうに思われたのだろうと思います。私としては、またもう一回みんなで考え合っていくということをやっていく以外にないのかもしれない。県庁にいらしてから、千葉大へも行くとおっしゃっていたので、千葉大学にもお願いにいらしたと思います。とにかくドクターが来てくださらないことには、こんな大きな救急医療に対応できるような病院はつくれないので、そこのところもとても大事だと思います。ですから、私たちとしては、振り出しに戻りましたけども、ご相談をしていくのかなということです。

それから、株のことですけれども、日経新聞の特報というのが出ていて、これ見て、上がったり下がったり、極端です。急激に上がって、急激に下がる。どこかでだれかが操作しているのではないかと思うほど、怖いような感じがします。おっしゃったように、実体経済に遠からず影響を及ぼしてくるだろうと思います。アイスランドかどこかで利子が多くて、そこに投資が集中していたという報道がありましたけれども、逆に急落のために、国として負債、小さな国ですから、もう成り行かなくなったという報道、本当に人ごとではないと思いました。

ですから、日本の国としてはまだ分母が大きいだろうと思うのですけども、県レベル、あるいは一つ一つの企業の方たちが、例えば、日本の場合だと、構造的に言えば、中国やアメリカへの輸出とか、ヨーロッパへの輸出とか、そういったことがあるわけですから、特に中小企業の方たちが、相手の経済が冷え込むことによって、自分のところでもものが動かなくなってくるというのが一番千葉では怖いだろうと思っています。ですので、できるだけ融資のシステムや何かを活用していただきたいと思っておりますけれども、それ以外に、このために、県のレベルでやれることというのは、どういう支え方をしたらいいのかと思いますが、一番できることは緊急に輸出ができなくなったために在庫が残ってしまうとか、逆に予定したことが売れなくて倒産というようなことができるだけなくて、この急場をしのげるようなことで、県がつくっている融資のシステムをフルに活用していただきたいと思っています。

それ以上には、商工の人、来ているかな。何か特別に考えていますか。

(県職員)

当面の施策としまして、昨日ご承認いただきました融資枠拡大ということで、企業経営の血液といいますか、その供給につきましては、補正予算で対応したということです。

あと、国レベルで、貸し渋り等々の実態把握ということで調査が入りますので、それに歩調を合わせまして、こちらとしても県内金融機関の状況を把握するということです。

あと、ベースとしまして、商工で継続的に行っています企業の足腰を強める施策を地道にその背景として継続して行うということで考えてございます。

(知事)

ありがとう。

九十九里地域の医療センター構想について

(記者)

仮称九十九里医療センターのことで、知事は、大網白里町の議決に関して、全く違う力学が働いたと思われるということなのですが、どういう力学が働いたとお考えでしょうか。

(知事)

多分、町のレベルの力学でしょうね。のように思います。というのは、いろいろご説明というか、一緒に検討していくプロセスの中で、こういうことにならないようにと思って、議長、副議長にもずっと参加してもらっていたわけです。ですから、大網白里町も当然のことながら、あと2つの町と市も、議長、副議長が参加し、首長も出、県議さんも出と、とにかく皆さん一緒に、こういうプロセスで、こういうシステムでやっていくことでどうなのかという話し合いをやり、人選が決まってから、平澤先生がこういう構想でやりたいということの発表をなさったときも同じように、町長さんと一緒に議長、副議長が出て、見えていました。

唯一気になるのは、大網の副議長さんはそのときに、皆さん、ほとんどがよろしくお願いしますというような発言をされたわけです、平澤先生が引き受けてくださるから。そのときに必ずしもそういうふうには反応されていなかったというのは記憶にあるんですけれども、それでも、どういう計画で、県はどのぐらい、それに対して財政的援助を含める支援をするかということも、額を言うとか、そういうことではなくて、とにかく皆さんのご同意が得られれば、直ちにそういうことも具体的にしていきますということで申し上げていたのですけれども、それだけの説明を、私としては毎回、自分でも出席をして、多分、私が出ていない場面では、担当の部の部長や課長が何度も議会にも足を運び、そこでご説明して、個人の議員さんにもご説明をするというようなことも重ねてきたわけですので、説明ということで、そこの部分が抜けていたということはなかったと思います。だから、大網白里町の政治的な力学という意味で申し上げました。

(記者)

当初から、幾ら県が説明を尽くしても反対ありきの議論だったというふうにお考えですか。

(知事)

いいえ、そうは思っていません。それでなかったら、ずっと説明会にも、議長、副議長、出てきているわけです。県のほうでも何回もご説明をし、大網白里町を含めて、市民、県民は必要だと思うんです。救急の場合、早ければ早いほどいいなどという当たり前のことを申し上げるまでもなく、わざわざ亀田へ行くとか、千葉へ来るとか、あるいは旭中央へ行かなければならないという状況が今あるわけですから、そうではなくて地元に欲しいというのは当然のことだろうと思います。ですので、そのことをいろいろご説明してきたわけです。だから、あえて申し上げたのは、大網白里町の中の地域の政治的な力学が、それはまた別の問題としてあるわけで、私たちの手の届かない部分かと思います。

(記者)

最後に1点よろしいですか。今回の問題は、地域医療の崩壊が目前に迫っている事態だと思うのですが、それに対しての県の説明が不十分ではないかと私自身が思うこと、それと、東金病院があるのに、東金病院の廃止ありきが先に進んでいて、地域病院としての機能を東金病院が果たしていないことに対しての不満があると思うのです。それでしたら、東金病院を今後、地域医療の役割を果たせるように、県としての方針なり考え方というのはございますか。

(知事)

2つお聞きになった、最初のほうは。

(記者)

多分、地域医療の崩壊というのは目前に迫っている部分があるんですが、それに対して県の説明が足りないんではないかなと、私、個人的には。

(知事)

説明を怠る以前に、実態があるではないですか。銚子を見てもそうだし、成東を見てもそうだし。ですから、子供ではないし、議員さんであれば、実態を見れば、千葉だけではないですよね。全国的に地域医療が危機的な状況にある、特に公立の病院が非常に難しい状況に追い込まれているという現実というのは、説明を受けてわかるのではなくて、やはり実態があるわけですよね。皆様の新聞報道の中にもたくさん書かれています。ですから、県が手取り足取り、説明も随分したと思いますけども、地域を代表する、有権者の信託を得ている代表であれば、そういう実態を把握すること、自分で考えるということもとても大事だろうと思います。説明も大事ですけれども、同時に自分の判断も大事だろう。県としては十分ご説明申し上げたと思っています。

それから、2番目の東金ですけども、ご存じのとおり、東金は病院がすごい老朽化しているんです。これはとても残念な現実ですけれども、今の臨床研修制度では、前の医局に所属するという方式から、自由に研修先などは選べるような制度になっています。

そういったときに、若いドクターとしては、少しでも若いうちに技術を身につけたい、そういうのがあるから、今、千葉に限らず、日本じゅうで、別に東京に集中しているわけではないのですけれども、だからといって、聖路加でお医者さんが足りないかというと、そういうことは少ない。聖路加とか慶応とか、そういう病院はたくさんの人が研修に行くわけです。千葉からも大勢行っています。

そういうことがあって、それは多分、東金よりももっと深刻な病院が千葉県以外のところであるように思います。もっと本当に苦しんでいる地方がないわけではない。東北とか、九州などにしても。しかし、東金もそのうちの1つである。東京に近いけど、やはり東京から遠いのです。どういうふうに遠いかというと、医療器具的、医療のリテラシーを習得するという意味で遠いのです。だから、お医者さんが来ない。私たちも足を棒にして東金にドクターをもっと大勢連れて来たいと思って努力しますけれども、なかなか来てくれない。首に縄をつけて引っ張ってくるわけにもいかないわけですから、来ていただけない状況で、これを拡大するということは、これまたそういう状況にあるということは、この近くの大網の方にしろ、東金の方にしろ、山武の方たちはわかっておられることだと思います。説明もしましたけども、それ以上に皆さん、実態はわかっていらっしゃると思います。

(記者)

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 次期NPO活動推進計画の骨子案について
    →環境生活部NPO活動推進課【電話】043-223-4161
  • 健康と癒しの森フォーラムINちばの開催について
    →農林水産部森林課【電話】043-223-2954
  • 「2008なの花アビリンピックinちば」の開催について
    →商工労働部産業人材課【電話】043-223-2755
  • ゆめ半島千葉おもてなし推進大会の開催について
    →国体・全国障害者スポーツ大会局【電話】043-223-2069

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?