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更新日:平成28(2016)年7月22日

知事定例記者会見(平成20年9月17日)概要

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知事定例記者会見概要

日時

平成20年9月17日(水曜日)10時30分~11時10分

場所

本庁舎1階多目的ホール

発表項目

  1. 知事の米国訪問の結果について
  2. 日本・メキシコ友好四百周年「ドン・ロドリゴの幸運~交流のはじまり~」の発刊について
  3. 「千葉県食育推進計画」(案)の意見募集について
  4. 平成20年秋の全国交通安全運動の実施について
  5. つくばエクスプレス沿線・流山市木地区における土地区画整理事業保留地の分譲について

件名をクリックするとそれぞれの知事発言がご覧になれます。

また、詳細情報をクリックするとそれぞれの発表資料等がご覧になれます。

 知事発言

(知事)

おはようございます。皆さんに久しぶりでお会いします。13日の夕方に帰ってきましたけれども、ちょうど1週間留守にしていました。その留守にしていたアメリカ訪問の報告から始めようかなということでございます。

 知事の米国訪問の結果について

今回の訪問の目的は、まず、日米を代表する財界人、経済人、そういう方たちと、それから、アメリカの中西部、それこそウィスコンシンとか、ミシガンとか、イリノイとか、オハイオとか、そういう州が入るんですけれども、そこの知事さんなどで、日本側からもアメリカ側からも非常に財界人が大勢見えていました。

日本だと、その地域に工場を立地している、例えば、ホンダだとか、東芝だとか、千葉県に関係のあるところで言えばキッコーマンとか、そういったような会社の方たち、日本からも財界人が100人以上、アメリカからも100人以上、社長さんとか、会長とか、そういう方が出席していたし、事務の方も大勢見えていました。あと、アメリカからは州知事が4人、日本からは埼玉と私と2人という形で出席をしました。

今回は、この会議が、千葉県の姉妹州であるウィスコンシンのミルウォーキー、ハーレーダビッドソンの会社があるということで、皆さんはご存じかもしれませんが、そこで開かれたということで、私としては大変ご縁の深い会議だったんですが、テーマは、「明日を切り拓くイノベーションの推進」という話でした。

私も、埼玉県知事も、開会のところで話をしたんですけれども、私は何を申し上げたかというと、例えば、今度、幕張にインターナショナルスクールを開校する。そして、とにかく外国の方たちが仕事のしやすい環境づくりを千葉県はしているんだということで、例えば、成田空港から中国の14の空港に直行便が飛んでいる。そういった意味で、千葉県はアジアにビジネスを展開する拠点として最もふさわしいところだということで、ぜひ立地をしてほしいというような宣伝をさせてもらってきました。

あと、ドイル知事がホストだったものですから、相手はすごくお忙しかったんですが、アメリカに着いてすぐドイル知事との政策対話を行いました。これがすごく立派な知事の応接室です。我が千葉県とは比較にならないほど、彫刻だらけで、ヨーロッパの教会に行ったような印象の豪華な部屋なんですが、そこで2時間ぐらい、いろいろなことを話し合いました。

その中で具体化したことは、両方がツーリズムに関心を持っているということ。ウィスコンシン州でも3位の産業の柱、という格好なのですね。共通しているなと思ったことは、ウィスコンシンの方も五大湖がある。そして、どこまでも草原がつながっていて、昔のよきアメリカの風景が至るところにあります。州の中が全部そういうような風景だと言っても言い過ぎではないと思うほど、そういうような景色が残っているところなんです。ニューヨークとかLAだけがアメリカではないだろう、真のアメリカを見るのは、こういうところが本当はアメリカなのだというのが中西部の人たちの思いです。いわゆるカウボーイの世界と言ったらいいかもしれない、開拓時代からの伝統を脈々と持っている、そういったアメリカの、底力のあるアメリカというような、ずうっと畑です。そういう意味では、トウモロコシの値段が上がってたので、非常に景気がいい。その分、千葉は苦しんでいるんだということを必ず私の方では申し添えましたけれども、そういったようなことでした。

ドイルさんとの話で何を話したかというと、今、観光の話と申し上げましたけれども、そういった真のアメリカを見てほしいというようなお話だった。私の方も、そう言われてみれば、京都や日光ばかりではないだろう、千葉の里山、里海、日本の農業の原点、景観の原点は千葉にあるのではないかということで、割にそこは共通して、向こうはトゥルーユナイテッドステーツみたいな言い方をしたし、私も、真の日本の自然、そして農業県、漁業県、そういったところの、あるいは江戸の風情といったものがある。そういう意味では、割に共通した物の言い方ができました。

具体的に、それでは、ウィスコンシンから千葉の観光へ、千葉からウィスコンシンへの観光へというような形で、どういうプランがつくれるかということが議題になったわけです。

もう一つは、千葉で一番困っていることなのですけれども、それは、トウモロコシの値段が上がることで千葉の方は大変酪農が困っています。あちらは大酪農圏で、後でカリフォルニアに行くんですが、アメリカのトップのチーズをつくる州であり、今、カリフォルニアに抜かれるか抜かれないかというところで、西と東の生産地なんですが、そういったところで、食糧や飼料と競合しない形のセルロース系エタノールのバイオ燃料の研究拠点としてやっているということで、私どもとしても、草とか、残渣、トウモロコシの実ではなくて茎の方を燃料にする拠点として、ウィスコンシン大学が連邦政府からお金をもらって、ブッシュから頼まれて研究している。

ただ、その期間が今年で終わってしまうということだったのですが、それが具体化したら千葉県としてはすごくありがたいのだけど、いつごろできるのですかとそれを担当しておられる教授に聞いたら、10年はかかるでしょうと言われたので、それは遅過ぎますと私が言ったのですが、いずれはそういうようなセルロース系のエタノールが出回ることが求められているということで、それについての相互の情報交換や、積極的なバイオマス研究の連携をしていこうということで、今までもお互いに行ったり来たりしていますけれども、今後もそれをやっていこうということを話し合いました。

そういったウィスコンシンでのいろいろな行事を終えて、最後にヨセミテの国立公園に初めて行きました。本当に岩山なのです。びっくりしてしまいました。昔々、氷河でできたというのですから、大変なことだと思うんです。徹底して連邦政府がここは守っています。だから、警察官もカリフォルニア州警察ではなくて連邦、全部ではないけど、レンジャーは逮捕権も持っているというようなやり方。ごみ一つ落ちていないし、逆に持ち込むことも許されていないという形で、本当にきれいでした。広いんだけれども、どこにもごみなんて、探しても見当たらない。

例えば、自分の持っていた食料を熊に取られてしまったというと、不注意だったということで逆に人間の方は300ドル罰金を取られる。そのぐらい注意して、絶対に野生動物に何かをあげるような不注意なことをやってはいけない、それをやったら罰金ですぞというように、非常に厳しい。日本とは考え方が反対かなと思います。熊が出てきたら熊を撃ってしまうというやり方でやっているんだけども、向こうは空気銃を持っていって、コルクみたいなもので熊を撃って、逃がす。殺さないで、山奥へ追い込んで、また出てこないような癖をつけるということをやっていました。

かといって、カリフォルニア州やサンフランシスコと関係がないかというと、そうではなくて、この方はレンジャーの責任者なのですけれども、徹底して市民の方ともアプローチして、日本で言えば県議会だけれども、向こうは州議会の議員さんを呼んだり、あるいはビジネスマンを呼んだりして、理解を深めて、子供たちはいっぱいキャンプをやって、そこで自然保護の教育をしているんです。そのダイナミズムにはちょっと驚きました。余りにも価値観がしっかりしているので、とてもうらやましかった。

でも、最後に向こうは、田中正造を引いて、日本の田中正造が言ったことが本当に正しいのだと、川の汚染は川が悪いんではなくて、それは人の心が悪いんだと田中正造は言った。それが一番すごいことだということで、100年前に日本で足尾銅山のことがあり、渡良瀬の遊水池のところで、皆さん、田中正造をご存じだと思いますけれども、ジョン・ミューアーがヨセミテを守るためにルーズベルト大統領に国立公園法をつくらせたように、田中正造も一度国会議員になるのですが、国会議員になっても何も変わらない、だったら自分の体を、本当に自分の生涯を賭して守ろうということで、銅の公害をなくそうということで働いた人だけど、その田中正造があんなにアメリカで有名だとは私も知らなかった。びっくりしました。

 日本・メキシコ友好四百周年「ドン・ロドリゴの幸運~交流のはじまり~」の発刊について

(知事)

もう一つ、国際的な話題になりますけれども、来年はメキシコと日本との交流が、正確には2009年がちょうど400年になります。これを読んでいただければわかりますけれども、1609年にフィリピン諸島の臨時総督だったドン・ロドリゴ、このおじさんですけれども、相当偉い人だったみたいですが、その人が乗ったサンフランシスコ号という船が、御宿の岩和田で難破して-370人ぐらい乗っていた-、すごい荒れ狂う嵐の中でみんな海に投げ出されて死にそうになっているところを岩和田の海女さんだとか漁師さんたちが助けた。それで317人が助かって、時の大多喜城主の本多忠朝がちゃんと遇するわけです。その当時、みんな首を切られても不思議はない時代なのだけれども、首を切られなくて済んで、みんな助かった。それから江戸へ行って、2代将軍、徳川秀忠に会って、最後は駿府で徳川家康に会って、船をつくってもらって国へ帰ったということで、メキシコは何百年たっても恩に着ています。

私も、もう30年以上前になりますけれども、メキシコの大統領が御宿へお礼に来るというので、それはおもしろいというので、当時は皆さんと同じ記者だったのだけれども、御宿に取材に来たのです。御神輿の上に大統領に乗っかってもらって、後からメキシコ側は大変だったらしいんだけれども、大統領を御神輿に乗せてわっしょいわっしょいとやったりして、とにかく、そのぐらい、大統領が見えて、千葉の御宿になぜメキシコの大統領が来るかというようなことは、知っている人にとっては大変大きなことだったんだろうと思うんですけれども、そういうようなことがあって、今度、400年になるというので、メキシコと日本の交流の大きなイベントを、国と国とでもやることになっています。

しかし、同時に、千葉としては、私は長崎に負けず劣らず、これはすごく大きな、ドラマチックなお話だと思うんです。駿府まで行って、大仏などを見て、いろいろな経験をして、それを日本見聞録という本に書いて、総督だったから、それを時のキングに渡すわけです。それはすごい仕事だろうと思うのですけれども、なぜかそれが余り知られていない。この機会に大いに知らせたいということで、この間まで千葉県の文化振興課の課長をしていた小倉さんは、童話作家でもあるので、あなた、紹介文を書くのなら、子供が読めるのを書いてよと言ったら、本当に書いてくれました。すごいすてきな挿絵も入って、できたてのほやほや。売れないのが玉に傷だと思っているので、何とか売る工夫をしなければいけないのだけど、とにかく子供に読めるような、小学校の高学年、中学校の1年生ぐらいのつもりで書いたのだそうです。県内の図書館には配られるので、ごらんいただきたいと思います。皆さんの手元にはありますか。もらっていますか。

お読みくだされば、大体お話はわかると思います。

一昨日、日本とメキシコの友好400年を記念して、メキシコ人の歌手に日本語でオペラを教え込んだのが、黒沼ユリ子さん。そして、文化会館で千葉県少年少女オーケストラがすばらしい演奏で、拍手が鳴りやまなかった。2つあったと思います。1つは、メキシコ人が日本人顔負けてぐらい、「何とかだで」というような方言の日本語なのだけど、それを全部暗記して、つう等を演じて、また、少年少女オーケストラは初めてオペラと合わせたそうですけれども、見事によく合っていて、音楽的表現もすばらしかった。それに対して、文化会館はいっぱいでしたけど、いらした方はいますか。すごかったわね。

拍手が鳴りやまなかった。

行かなかった方はすごいかわいそうたけど、今日は三重県に行っているんですけど、ほかは大人のオーケストラなのです。千葉県だけは子供のオーケストラなのと、それから、オケに出なかった子供たちが、メキシコから来た子供たちと一緒に、かごめかごめとか、相当重要な役を子供が果たすのだけども、子供たちのところ、メキシコの子供と、日本のバイオリンや何かを弾いていない子供たちが演じて、それもとてもよかったです。大好評でした。9月23日には南総文化ホールでメキシコの歌手による夕鶴コンサートが開かれますが、これの場合は、オペラ全編をやるわけではなくて、黒沼さんのバイオリンや何かとあわせてやるような形で、全然趣向が違ってしまう。夕鶴を最初から終わりまでやったのは一昨日だけだろうと思います。すばらしい演奏だったので、残念ですけれども、行ってくださった方が何人かいるのはうれしいことです。

 「千葉県食育推進計画」(案)の意見募集について

(知事)

次に、食育についてのお話です。「食べる」ということは、赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる世代にとって、こんなにうれしいことはないと思うんです。私は食いしん坊なのですが、食いしん坊の人もいれば、余り食べることに興味のない人もいるかもしれません。いずれにしても、食べないで人間生きていられるかといったら、そういうわけにいかない。やはり食というのは、寝たり起きたり、あるいは人間はいろいろ生活しますけれども、一番基本的なことは食なのではないでしょうか。

ところが、その食というのも、昔はごく自然に、私たち日本人の場合、日本人に合うような食べ方、それから内容も、食べていたのだと思うのですけども、今、それが何か狂ってきているというような気がします。例えば、朝食をとらない子供が増えているとか、事故米の話なども出てくるように、BSEなどの問題があったり、ギョーザの問題があったり、数限りない食をめぐる、いろんな事件が起こってきています。

そこで、県では、『元気な「ちば」を創る「ちばの豊かな食卓づくり」計画』の策定を進めてきました。キャッチフレーズは、「食べること・生きること」「生命をつなぐちばの食育」で、次の4つの視点から計画を進めています。

まず、1つ目です。「親から子へつなぐ生命」という視点から、噛むことや家庭の食卓を大切にする取り組みを進めます。

2つ目です。「人から人へつなぐ文化」という視点から、学校における食育の充実や「ちばの食文化」の伝承などに取り組んでまいります。

そして、3つ目です。「作り手から買い手へつなぐ食べ物」という視点から、とれたての食材を一番おいしい旬のうちに食べていただく旬産旬消の推進や食の安全・安心の確保などに取り組んでまいります。

最後に4つ目ですけども、「わたし、あなた、みんなへつなぐ輪」という視点から、地域が一体となった食育推進体制の整備などを行い、食育を県民運動として広め、そして進めてまいります。

この計画案について、今日から10月8日までパブリックコメントを実施いたします。どうぞ多くの方にご意見をいただけたらと思っております。

 平成20年秋の全国交通安全運動の実施について

(知事)

では、次ですけども、「広げようどうぞの気持ちと車間距離」「暗がりに命をてらす反射材」という2つのスローガンのもとに、秋の全国交通安全運動が始まります。今月の21日から30日までの10日間です。

今回の運動の重点目標は、高齢者の交通事故防止、すべての座席でのシートベルトの着用やチャイルドシートの正しい着用を徹底してくださいというものです。運動期間中は、県内各地で街頭キャンペーンの啓発運動を行います。

明後日19日は、県庁のいつものところですけど、本庁舎1階のエントランスホールで出動式を行います。この出動式には「千葉県交通安全推進隊」に交通安全宣言をしていただく予定にしています。

千葉県は、全国で唯一、8年連続で交通死亡事故が減っています。今年は、交通事故死亡者の抑止目標をアンダー245、つまり245人以下にしようと決めています。しかし、昨日までで死者数は149人で、全国ワースト4位という大変残念な状況になっています。

今回の交通安全運動を積極的に進めることで、県民の交通安全意識がどんどん強くなっていくこと、そして悲しい交通事故がないようにと祈っています。

 つくばエクスプレス沿線・流山市木地区における土地区画整理事業保留地の分譲について

(知事)

最後のお知らせですけれども、整備が着々と進んでいるつくばエクスプレスの沿線の流山市木地区で県が行っている土地区画整理事業の分譲用地の販売を行います。

今回分譲するところですけれども、お手元に資料の位置図をお配りしてありますから、見てくださいますか。70街区、黄色く塗ってあるところがあります。その面積は約3.8ヘクタールなのですけれども、南流山駅から歩いて約10分のところにあります。駅からは、つくばエクスプレスに乗って、秋葉原駅まで約20分と都心に近いので、とても便利なところです。

また、この地区は、県と流山市が連携して、「子どもからお年寄りまでが安心して住み続けられるまち」づくりを目指しているところです。まちづくりの方向性としては、ひとつは建物の高さや色彩など、景観に配慮して、調和のとれた街並みとすることになっています。

もうひとつは、隣接する住宅供給公社の用地、先ほどの位置図の67街区ですが、これと一体的な利用が図られるように、南北の敷地内に緑に包まれた歩道などを設けることになっています。

募集案内書は、今日から県庁都市整備課及び流山区画整理事務所で配布をしています。入札参加申し込みは11月6日までとなっています。住宅・商業用地をお探しの事業者の皆様には、ぜひご応募いただけたらと思います。

 

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 質疑応答

(知事)

では、質問に移りたいと思います。よろしくお願いします。

事故米について

(記者)

先ほどお話しになった事故米の話ですけれども、県内業者も入っていたことが昨日発表されましたけれども、県としては、どのような対応をとられる予定でしょうか。

(知事)

今のところ、現場から聞いた報告によると、三笠フーズから習志野の株式会社織戸に回っていた。しかし、ここは幸いなことにまだ全部売らないで、在庫になったまま、倉庫に入ったままということなので、今日、返品をする予定だと聞いています。

もう一つ、三笠フーズから出たもので、ニッカウィスキーも焼酎をつくったんだそうですけども、自主回収をしてくださっているということです。

もう一つ、太田産業株式会社からでたものですが、藤平由治商店というところで、これは長南町のお店ですけれども、飼料用に2.4トンがもう配合済みで、県内、県外にもう既に販売済みということなので、これは追跡をしている。

国と県とが一緒になって調査をしているということです。県では、これが農水の問題であると同時に、健康の問題ですから、健康福祉部の問題で、保健所などで対応しなければならないということで、9月12日に関係部局、総務部、健康福祉部、農林水産部が連携して、事故米の不正流通について、的確な対応を図るための庁内連絡体制を強化したというところで、今、そこで仕事をしています。

これから、こういった不正流通が判明した場合には、これは地域が愛知県、最初は関西だけかと思っていたんです。そうしたら、そうではなくて、今や全国的に広がってきています。それだけに、国と県とが非常に連携をよくとって、情報を共有しながらやる必要があるだろうと思っています。国や関係機関とお互いに連絡を取り合いながら必要な措置を講じていくというのが、これからの私たちの仕事であろうと思っています。

(記者)

今後、このようなことがないよう再発防止をするに当たって、国に要望されたいこととかはありますか。

(知事)

これはミニマムアクセス米といって、日本が強制的にWTOの仕組みの中で輸入しているお米なんですけれども、千葉は一方で減反をしろと言われている中で、こういうお米が出回っているということは、非常に大きな矛盾を感じないわけではありません。ミニマムアクセスで輸入米を入れるのであれば、汚染されたお米であったり、あるいはかびが生えてしまったお米であったりした場合には、例え飼料用でも、動物にとってもいいはずがないわけですから、それが人の口に入ったり、飼料に使われるようなことがないように徹底的に管理してほしいと思います。

今度は、許容量オーバーの場合には、出た国へ送り返すということなので、こういうふうに広がってしまってから、どこへ行ったかわからない、飼料用などは配合してしまってから売ってしまって、そこから先、さらに小売りに行って、小売りからまた農家の方に行ったら、トレースできなくなってしまいます。ですから、国に入る入口のところでもってきちっと、輸入していいものなのかどうか、検査を徹底してほしい。そのことは強く要望していきたいと思っています。

リーマン・ブラザーズ証券の経営破綻について

(記者)

知事の帰国のタイミングを見計らったかのようにリーマン・ブラザーズ証券が破綻いたしました。県内への影響がどのように出るかというのはまだわからないんですが、今回の破綻を知事としてはどのようにお考えか、お聞かせいただければと思います。

(知事)

今朝、定例の部課長会議でも言ったんですけども、非常に緊張しています。というのは、今度は日本のバブルが崩壊したときと比較にならないほどスケールが大きいんではないかということなんです。額にしても60何兆などという本当に桁外れの大きさ、しかもサブプライムローンというのは、住宅問題ということで、アメリカでここ3年ぐらい、ずっと言われてきていて、既に幾つかの金融機関が破綻したりして、いよいよかというところまで来てしまったという感じがします。

今朝も片端から新聞を読ませていただいたんですけれども、本当にこれは1世紀に1度の大金融破綻だと書いてある新聞もあれば、これから100行ぐらい倒産するんではないかと書いているところもあれば、何よりも、こういうことが起こると、どうしても貸し渋りが起こってくる。そうすると、消費が冷え込むという形で、経済の悪循環に入ってしまうということだろうと思います。それを必死になって、アメリカも日本もそうですけども、できるだけ悪循環が加速しないようにということを、昨日、今日あたりは、日本政府、日銀などでも言っているように聞こえています。だけども、それが利子を抑えたからといって、それだけで収まるのかといったら、まだわからない要素がいっぱいあるだろうと思うんです。日本でも、リーマンの関連で何百億損したと言われている日本の都市銀行が幾つも出ています。そういうようなことが、今度は地方銀行でもあるんではないかと思うんです。

一番心配なのは、千葉県にどうしても引きつけて考えた場合には、消費が落ち込むことで、千葉の中小企業にどういう影響を与えてくるのか。千葉の地方銀行にどういう影響を与えてくるのか。そして、全体として、そういった悪循環に入っていくということは、まさに日本のバブルの崩壊のときを思い出すんですけども、下手をすると止まらない。

それは、政府とか日銀が幾らいろいろな操作をして政策誘導をしようと思っても、止まらなかった。それが今度、世界規模で起きてくる。そのことは、千葉にも影響してくるだろうと思えるので、今日もとてもはらはらしながら、こちらがウィスコンシンに行っている間はのどかでいい景色を見ていたけれども、そののどかなウィスコンシンとは違うニューヨークの株式市場では、1ドルまで下がってしまったなどというのを聞くと、一体これは何事が起きるのかしらと思って、今朝からずっとニュースを聞いていました。

どういうふうになっていくかということは、今の時点ではっきり予測することは難しいだろうと思いますが、これから1日たち、2日たち、1週間、1カ月とたったときに、どういう方向に行くのかということは非常に警戒をし、県庁の職員の人たちに今朝も言ったのですけど、人ごとだというふうには考えないで、自分の所管すること、あるいは県に影響することとしてウォッチングをしていてほしい、注視してほしいというふうに言いました。

そのぐらい、地震で言えば関東大震災のような、金融の上での大きな激動が今、走っていることは間違いないと思っています。

【解散総選挙について】

(記者)

リーマン・ブラザーズの件もありますけれども、国の方では今、総裁選が真っ盛りですけれども、その後に解散総選挙という話もちらほら出ています。この状況で統一選挙戦が行われるということを知事はどのようにお考えですか。

(知事)

選挙戦に何らかの影響を、こういう経済問題が与えないということは難しいだろうと思います。どういう影響かと聞かれると困るんですけれども、総裁選挙の日にちは決まっているけど、いつ選挙になるのかということについて言えば、今日も、できるだけ予算を早く通そうということが報道されていたけれども、本当にそうだろうと思います。必ず国会を開いて、補正予算をきちっと通すということをやってくれないと、本当に地方は大変なことになってしまうと思う。だから、政治の方も日本は今、非常に不安定なんですけども、そこへアメリカからこういうような激震が起きてきた、それをどう政治家が受け止めるのかということはとても大きな問題になるだろうと思うんです。

ですから、与党というか、今、実際に福田総理ですけども、この問題についても、事故米についてもそうですけども、もうお辞めになるということを言われたけれども、まだ現在の総理でおられるわけだから、そこに対しては、辞めるその瞬間まで、総理大臣には国のリーダーとして対応してほしいし、ましてや経済問題は津波のようにして日本に襲いかかってくると思いますので、それに対して万全を期してほしいということです。それが政治的な、これからの起こっていく、いろんな選挙とか、そういうことにどういう影響を与えるかということはまだ見えてこないけれども、何らかの影響は、当然のことながら、出ないで済むという問題ではないと認識しています。

全国学力テストの結果公表について

(記者)

よろしくお願いします。学力テストの件でお聞きしたいんですけれども、一部の知事は、学力テストの結果について公表することを明言された知事もいらっしゃいますが、堂本さんはいかがでしょうか。

(知事)

2通りあると思うんです。そんなに隠す必要のあることかというと、そうでもないだろうと思う。もう一つは、学校の格差みたいなものをそれによって測られてしまう、差別化されるということはできるだけ避けた方がいいと思っているので、そこの市町村なり、学校長なり、ご自分の判断で公表しますという部分はよろしいかと思うんですけども、県を挙げて公表して、はっきり序列ができるようなことは余り望ましくないと思っています。

九十九里地域における1市2町の地域医療センター構想について

(記者)

東金市など1市2町が進める新しい医療センター構想について、大網白里町議会の議決からは依然として得られていないのですけれども、10月末の病床申請を控える中で、県としての今後の対応を教えてください。

(知事)

まずは、県としてよりも先に、私のいない間だったけども、向こうでいただいた情報によると、議決はしないけれども、協議を始めるというふうに大網は言っているわけです。

ですから、ちょっと前進したのかもしれません。まずは、体制を整えていただくことが一番先かと思います。それを首を長くして私どもは待っている。今までも、大網がこういうことなると思っていなかったものですから、とっくに決着をするかと思ったら、そうはなかなか問屋が卸しませんでしたけども、できるだけ早く病院をつくったほうがいいということがあるわけですから、そういった合意が早くできればいい、そういう体制を早くつくっていただきたいという立場におります。

三番瀬のラムサール条約の登録について

(記者)

先日の三番瀬の再生会議のほうで、この前、漁業補償の交渉が解決に向かうという前提で、例のラムサール条約の登録について、障害がなくなったのではないか、ぜひ知事の任期の間にこの問題を解決してほしいという声も委員の間から出ていましたけれども、実際は何らかの障害があるということですか。

(知事)

障害はないけれども、ラムサールは、鳥獣保護区に指定されないと次の段階に行かれないわけです。だから、まず何よりも、一つずつ、いろいろな問題、錯綜していましたけども、私がよく申し上げていた表現としては、こんがらがった糸を解くように、一つずつ糸を解きほぐしていくよりしようがない。漁業補償も一つのこんがらがりを解く作業だったと思います。それ以外にもいろいろな問題があります。そういう中で、皆様の合意が得られて、鳥獣保護区に指定していただくことによって、次にラムサールへと進んでいけるというふうに思います。

ご苦労さまでした。

内容についてのお問い合わせ先

  • 米国訪問について
    →総合企画部国際室【電話】043-223-2392
  • 日本・メキシコ友好400周年記念
    「ドン・ロドリゴの幸運~交流の始まり~」の発刊について
    →総合企画部報道広報課【電話】043-223-2252
  • 元気な「ちば」を創る「ちば豊かな食卓づくり」計画(案)に係る意見募集について
    →農林水産部安全農業推進課【電話】043-223-3081
  • 平成20年秋の全国交通安全運動の実施について
    →環境生活部生活・交通安全課【電話】043-223-2259
  • つくばエクスプレス沿線・流山市木地区における土地区画整理事業(県施行)
    保留地の分譲について
    →県土整備部都市整備課【電話】043-223-3551

よくある質問

お問い合わせ

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電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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