サービス停止情報

現在情報はありません。

ここから本文です。

更新日:平成28(2016)年6月27日

知事定例記者会見(平成19年11月22日)概要

[知事発言へ][質疑応答へ]

知事定例記者会見概要

日時

平成19年11月22日(木曜日)10時30分~11時00分

場所

本庁舎1階多目的ホール

発表項目

  1. 「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」に係る施策提案型事業の審査結果について
  2. 「DV根絶国際フォーラムの開催」について
  3. 「ちばNPO月間2008」について
  4. 交通安全運動の推進について
  5. 「ゆめ半島千葉国体・ゆめ半島千葉大会」イメージソングの決定について
  6. 「早春ちばめぐり房総発見伝春」の開催について

 知事発言

(知事)

おはようございます。定例の記者会見、早速始めたいと思います。

 障害者条例に基づく施策提案型事業の採択について

(知事)

最初の話題ですが、障害者条例に基づく施策提案型事業の採択についてお話しいたします。

このたび、県の障害者条例に基づいて県民の皆様からご提案いただいた今年度の「施策提案型事業」を決めましたので、お知らせいたします。

この事業は、障害のある人に対して理解を広げ、差別をなくす取り組みを幅広く県民のご参加をいただきながら進めていくため、今年度から新たに始めたものです。全部で22の事業、本当にたくさんの応募があってとてもうれしく思いました。厳正な審査の結果、その中で特に優れた5つの事業を採択いたしました。

説明をさせていただきます。

1つ目は、社団法人市川市医師会による「医療機関に対する条例趣旨の啓発事業」です。具体的には、障害のある方に適切な診療を行うための医療機関向けのガイドブックを医師会みずからが作成して、配布します。

2つ目は、株式会社千葉薬品による「知的障害をお持ちのお客様に、不自由なくお買い物をしていただくための接客方法や売場等を改善する事業」です。知的障害者の方に配慮したモデル店、知的障害者の方をいろいろ考えてつくってくださるモデル店なのでしょう。そういったモデル店を設け、わかりやすい売場表示をしたり、従業員の特別な研修を行ってくださる。そこで得られたノウハウを、さらに他の店舗にも普及していくと。とても前向きな取り組みです。

3つ目は、社団法人千葉県歯科医師会による「障害者の歯科受診バリアフリー化事業」です。コミュニケーションが苦手なため、診療困難な自閉症児などがスムーズに受診できるよう、専門の歯科医師さんをリストアップしたり、障害児やご家族に向けて受診の手引きを作成して、関係者の方に配布をいたします。

4つ目は、バリアフリーまつど市民会議による事業です。「バリア、バリアフリー体験教室&やってみようまち探検実践推進事業」でございます。

5つ目は、市川手をつなぐ親の会による「条例を医療に生かし、自閉症や知的障害のある人たちと医療機関とのよりよい関係を求めていくための事業」でございます。

以上、5つ、ご紹介しました。こういった事業によって、障害のある人もない人も、共に暮らしやすい千葉県づくり条例がどんどん実践されていく、そして、一層住みやすい千葉県づくりにつながることを願っております。

 DV根絶国際フォーラムの開催について

(知事)

次は、明日23日から25日までの3日間、DV根絶国際フォーラムが千葉市、幕張メッセで開催されます。

DVとは、ドメスティック・バイオレンスの略称で、家庭内の暴力、特に配偶者やパートナーからの暴力のことです。DV法という法律もできて、クローズアップされ、家庭の中で苦しんでいる方たちにDVというのは犯罪なのだということを明記した上で、法律でそのことを明らかにして、その方たちを救出する。そして、その後の生活を住みやすくするようなことが実際に2001年から実施されています。

その前に、既に「全国女性シェルターネット」というネットワークがありまして、私もずっと一緒に参加してきました。北海道がつくり始めたのですが、東京にも飛び火し、法律をつくることに対しての母体となったのが「全国女性シェルターネット」です。今回は、ちょうど10回目になるので、大きな大会に当たるというので、もし知事をしていなければ、中心になって推進していたと思うのですが、大きな国際フォーラムとして開催されます。残念ながら、ほかの予定が入っていて余り出られないのでつまらなく思っていますが、そういうのが千葉で開かれるというのは、とてもうれしいことです。全国から千葉に皆さんが集まってきてくださる。できるだけお会いして、千葉でも一生懸命この政策を推進してきたということもお話をしたいと思っていますが、そのチャンスがあるかないか、まだわかりません。

今年のスローガンは「NOMOREDV、女性への暴力根絶。アジアからの発信」です。

初日の23日の国際フォーラムは幕張メッセで開催されます。ここには中国、韓国、モンゴル、香港の被害者支援に携わっている民間団体も参加しているそうです。24日、25日の申し込みは終了しているので、23日の国際フォーラムだけには今からでもご参加いただけるそうです。参加費は3,300円ですが、事前のお申し込みは要らないということなので、当日、直接会場にお越しください。

 千葉NPO月間2008について

(知事)

年明けの1月17日から2月16日までの1カ月間を「ちばNPO月間2008」として、多くのNPOなどと一緒にさまざまな催しを集中的に実施してまいります。

NPOの活動は、福祉や環境、まちづくりなど様々な分野で年々活発になっておりますが、県民の皆さんが主役となった地域づくりが県内各地で進んでおります。

今回、初の試みとなるNPO月間では、一般公募で決まった『NPOならきっとできる』をキャッチコピーに県民の皆様と一緒に取り組んでいきたいと考えています。

幾つかの催しをご案内申し上げます。

1つは、NPO月間の目玉行事である「市民活動フェスタ」の開催です。この催しは、地域のNPO活動の紹介やNPO活動を始めたい人のための相談コーナーのほか、コンサートやフリーマーケットなど盛りだくさんの内容です。1月19日には成田市で、2月3日には木更津市で、2月11日には山武市で、それぞれ開催いたします。

また、NPOや市町村が環境問題をテーマとしたセミナーやフォーラム、高齢者や障害者の方を対象とした講演会やふれあいのイベント、また、歴史散歩や里山ハイキングなど、様々な催しを実施します。NPOがあちこちで活動しているので、より多くの皆様、どうぞご参加ください。

 交通安全運動の推進について

(知事)

次の話題に移ります。「飲酒運転根絶街頭キャンペーン」を今月、11月末から行います。今年も本当に暮れが近くなりました。依然として交通事故によって亡くなる方が減りません。昨日現在で、県内では219人もの方が亡くなっています。年末は特にお酒を飲むチャンスが多いので、どうぞお気をつけいただきたいと思います。10月の1カ月で30人もの方が亡くなったということです。1日1人の割合です。これは本当に心が痛みます。1日に1件ずつお葬式が出ていたなんて思うと、本当にやり切れない。そのことを考えたら、何としてもこういうことはやめなければいけないと思います。

今、10月末までで368件ものけがを伴う事故が飲酒運転によって起きています。

今月の29日の夕方には、私も県警本部長さんとご一緒に千葉市内の飲食店を回って、そこでお客様やお店の方たちに飲酒運転の根絶に協力をしていただきたいという呼びかけをしたいと思っています。

また、冬の交通安全運動を12月10日から年末までの22日間、実施いたします。「油断せずいつも心に初心者マーク」、「危ないよわたれるつもりのその横断」をスローガンに交通事故の防止に取り組みます。

さらに、今日と来週26日、28日の3日間、クロス・ガード作戦と銘打って、県内約500カ所の交差点で警察の取り締まりを行います。交通関係のボランティアの方たちもご参加いただいて、県民の皆さんに交通安全を呼びかけていただきます。

全国で一番「安全・安心な県」になるように、県民の皆様にもぜひご協力いただきたいと思うし、ぜひ人ごとだと思わないでください。自分の家では交通事故が起こらない、それは人ごとだ、とお思いにならないで、自分の問題と受けとめて、自分は絶対に交通事故には遭わない、起こさないということで年末年始を乗り越えていただいて、千葉の数字がこれ以上増えないように、ご一緒にしたいと思っています。

 「ゆめ半島千葉国体」等のイメージソングについて

(知事)

次は、国体の話題に移らせていただきます。3年後の2010年に開催する「ゆめ半島千葉国体」と障害者の方たちのスポーツ大会「ゆめ半島千葉大会」のイメージソングが決定いたしました。

この曲は、千葉県ゆかりのアーティストであるドリームズ・カム・トゥルーがこの大会のためにつくってくれたものです。曲のタイトルは、「カルナヴァルすべての戦う人たちへ」です。作詩が吉田美和さん、作曲、編曲が中村正人さん。歌唱がドリームズ・カム・トゥルーです。

「カルナヴァル」はスペイン語です。要するに、カーニバルという意味です。国体のキーワードが「DREAMS」ですから、ピッタリのイメージソングですし、テンポもよく、聴きやすく、踊り出したくなるような曲です。歌詞は、スポーツ選手が試合に向かう気持ちを表現して、すべての挑戦者たちの気持ちを奮い立たせる内容になっています。

この曲が収録されたドリームズ・カム・トゥルーのアルバムは、12月12日に発売されます。国体のホームページからドリームズ・カム・トゥルーのホームページに入っていくと、今日から、45秒ですが、お聴きいただくことができます。皆様もぜひ入って、聴いてみてください。

 「早春ちばめぐり房総発見伝春」の開催について

(知事)

次は、観光のお話です。今年の2月から4月に行った「ちばデスティネーションキャンペーン」、夏の観光キャンペーン、そして「房総発見伝秋」に引き続き、来年の1月から3月まで、全県を挙げて「早春ちばめぐり房総発見伝春」を行います。

今回のテーマは、初詣めぐり、新春の味めぐり、酒蔵めぐり、早春の花めぐり、里山・里海めぐり、動物の赤ちゃんめぐり、江戸風情が溢れる房総の街々を訪ねる江戸めぐり、鉄道めぐりの8つの「めぐり」でございます。

この千葉のめぐりをきっかけとして、広く県内を、ぜひ訪れていただきたいと思います。犬吠埼や九十九里浜の初日の出、成田山や香取神宮の初詣、暖かい花のあふれる南房総など、千葉の早春を十分に味わっていただきたい。魅力いっぱいです。満喫していただきたいと思います。

また、ちばデスティネーションキャンペーンで大変人気を博したSLが、今度は内房ではなくて外房を走ります。勝浦と館山の間を走ることになっております。200を超えるイベントで、「年頭から楽しいことがいっぱい!」と、千葉では一生懸命準備をしていますので、どうぞ期間中に何度でもお越しください。

 

ページの先頭へ戻る

 質疑応答

行政改革、消防本部の再編について

(記者)

2点お伺いします。まず、1点目ですが、先週公表されました県の指導対象とする公社、財団法人の経営状況を発表されましたが、行革に着手してから、それなりに成果が出ているようですが、今後のあるべき姿を含めて知事のご感想をお聞かせください。2点目ですが、消防本部の再編について、各市町村、自主的な広域化を求めるというお立場だと思うのですが、知事として何か働きかけのあり方についてお考えがあればお聞かせください。

(知事)

消防の方からお話しすると、昨日も国民保護法の大きな訓練があったのをご存じだと思いますが、今までの消防と質的に変わってきているかもしれません。いろんな災害、実際に火災といったようなものでも、全く平屋だった時代から、今はビル群とかいろいろあります。機材、その他、訓練とかそういうことでもレベルの高い消防の技術が求められている。そういったときに、広域的にカバーしていくことの方がより効率もいいし、迅速に時代に対応した消防の展開ができるということで、国としても広域化を進めていますし、私ども千葉県としても、広域化をすることによって、より消防が充実できる。あくまでも県民の安全な暮らしを守るために、よりよい制度というか仕組みとして広域化を考え、実施をしているところです。行革の方のことは部長から答えます。

(職員)

行革の関係でございますが、結果を発表させていただきました。皆さんもご存じのとおり、公社の外郭団体などは従前は指導団体が56団体あったのですが、42団体に減らしたり、あるいは県からの委託料などもかなり縮減してきたと。それと、職員の減少も進んでまいりました。したがいまして、私どもといたしましては、かなり成果を上げたと認識しておりますが、今後とも手を緩めることなく、不断に行革努力は進めていきたいと考えております。

DVについて

(記者)

DVフォーラムの件で関連してお聞きしたいのですが、日本のDV関係の制度、取り組みは、まだまだ課題も多いと、このフォーラムの案内書を見ると思うのですが、千葉県としては、今後どういったことに力を入れていかれるおつもりですか。

(知事)

国のDV法は積み残したことが幾つかあったのです。でも、千葉県の場合は、そういった積み残した、例えば、子どもを同伴するとか、24時間の電話での相談とか、そういったことは法律で決まっていませんでしたが、先に実践をしたということでいうと、3年後の法の見直しについては、実践してあったことが、そのまま決まっていったという感じがします。これから大事なことは、実際にパートナーと一緒に住めなくなった人がどうやって自分の生活をちゃんと立て直していけるか。子どものある場合も多いです。そういう生活を保障していくことはなかなか難しいのですが、いろんなトラウマを抱えていて、働けばいいではないかと言われても、子どもを抱えて1人で働くことが大変。その自立をどうやって実際に支援していけるかということが、いつまでたっても課題として残ると思います。もう一つは、気をつけなければいけないことは、とことん深刻なケースの場合には、身の安全をどうやって守ってあげるかということも課題です。全部が離婚をしなければならないという状況ではなくて、もし、また平和な家庭が築けるのであれば、それはベストですが、なかなかそういかない場合もあると思えるので、そこのところを上手に、そっと、優しく、大変心を痛めている方たちだから、その人たちをどうやってもう一回元気な状態にできるかということは、これもいつまでたってものテーマだと思います。

もう一つ言わせていただければ、DVをDVとして考えてはならないと思うのです。結局、そこで暴力を見て育った子どもが、また暴力的な人生を送るということは、データの上でも示されていることです。暴力の拡大再生産的な感じで子どもたちがいじめる子どもになったり、自分が家庭を持ったときに、男の子でも女の子でも暴力的な生活を、そういうことが日常の中に暴力的な緊張といったらおかしな言葉ですが、それを求めるような育ち方をしないようにする。さらに、今度は、それが高齢者の虐待へつながっていきます。

ですから、そういう暴力の連鎖あるいは暴力の広がりというものを断ち切っていくという大きな命題を私たちは抱えていて、それの一部がDVの部分なのだろうと私は思っています。

周産期医療と医師確保について

(記者)

来週の月曜日にまた舛添厚労大臣とお会いすると思うのですが、テーマは周産期医療と医師確保ということですが、千葉県からはどういう要望とか提言をしていこうというお考えなのか。

(知事)

一つ、この前から舛添大臣と話していることで大事なことは、周産期の救急医療です。妊産婦の方の問題というのも非常にクローズアップされていますが、できるだけ生まれる前に検診には行っていただきたい。そのことによって、異常があるのかないのかということを事前に知っておくことがとても大事だと思うし、赤ちゃんは健康に生まれてほしいわけですから、ぜひとも検診はやっていただきたいということで、どこまで国が真剣に考えてくれるかということを話し合ってみたいと思います。

2番目は、千葉はとても広いので、妊産婦の方が万一、救急となったときに、たらい回しにならないようにするということもとても大事です。今、幾つかの病院で産婦人科がなくなってしまっているので、私たちとしても、そこのところはカバーをしていかなければならないと思っていますが、そういうことについても話し合いたい。また、ドクターヘリの問題についても話し合いたい。

これからは、医療行政、健康づくり、医療、福祉というのを千葉は連動して、縦割りをできるだけなくして、県民一人ひとりが健康に生きやすいような、あるいは医療を活用しやすいような、必要なときには福祉が利用しやすいような、そういう一体的な運用へと展開していこうと思っていますが、そのことまで話ができるかというと、テーマが絞られているので、わかりません。

認知症について

(記者)

もう一つ関連してですが、前回、要望書を出したときに認知症の方を精神病院に入れるということは、システムがまだ確立されていない認知症の診療方法に対して非常に問題だということを発言されていたのですが、県において認知症の施策は今後どうあるべきかということと、とりわけ、今、若い人たちがなる若年性認知症が注目されていますが、60歳以下で認知症……

(知事)

40代とかそういう……

(記者)

そうです。働き盛りの人が発症して仕事をやめざるを得ない状況になっているという、その若年性認知症に対してはどういうふうに取り組んでいったらいいかとお考えなのでしょうか。

(知事)

2つに分かれています。若年ではない方の認知症。この間の要望書にも書きましたが、認知症に対しての研究が単に医学的研究だけではなくて、もう少し広く、社会的研究まで含めてなされていない。私たちは、認知症について徹底的に知る必要があると思うのです。それを知った上で、それに対しての対策が初めて立てられる。

例えば、実際に病院にいて非常に強い認知症だった方が、あるホームに帰って、そこはすごく開放的なところだったのです。そうしたら、その認知症が改善されたというケースもあるのです。ですから、非常に不安を抱いていると認知症は決して改善されない。だから、徘回があるからといって閉鎖した空間に入れることがいいのか悪いのか、そういったような医学的な問題と同時に、環境をどうつくっていくことが一番いいのか。

家族も施設の中でも皆さん疲れてしまうと思うのです。だから、地域の中でも認知症の方を、本人もですが、周りも疲れない形で生活ができていけるような場づくりが、これからのテーマだと思っています。

若い方の認知症もですが、私は40代のアルツハイマーの方に会ったことがあるのですが、若いときに認知症とかアルツハイマーが出た場合は、これはまたさらに家族は大変だろうと思います。なぜ発症するのかということも、これもまたはっきりしていない。だから、とても新しいテーマであろうと思っています。若者といっても、多分、40代、50代だろうと思いますが、認知症についてのことは余り詳しくないので、担当の人、来ていますか。若者の認知症のことがわかる人がいないので、後で調べて、またお返事します。

観光キャンペーンについて

(記者)

房総の観光キャンペーンの関係ですが、前回の2月、4月のDCのときは5%増という目標があったと思うのですが、今回はどういう目標設定になっているのかということと、宿泊客数の増加も課題に前回はあったかと思うのですが、このあたりについては、今回、どのような働きかけがあるのか、あれば教えてください。

(知事)

それは課長から。

(職員)

目標でございますが、先ほど知事が申し上げましたように、今回、デスティネーションキャンペーンを引き継ぐということがございますので、できれば、その際の観光客数を維持したいなと思っております。

宿泊客をどう増やすのかということですが、今回のテーマにございますように、いろいろ千葉をめぐっていただいて、少しでも千葉県の滞在時間を延ばして、できれば1泊していただいてと考えております。そういうことを意識しまして、広く千葉をめぐっていただきたいと、そういうことを中心に展開していきたいと考えています。

障害者条例について

(記者)

2点お伺いしたいのですが、1つは障害者条例の関連ですが、紆余曲折を経ながらここまでたどり着いたことに対する知事の評価と、もう一つ、今後の課題、こういったことも、こういう方向に進んでほしいとかという課題について、何かお考えがあれば、もう少しコメントいただければと思います。

(知事)

たどり着いたというか、当事者の方たちが、最初は自分たちの住む環境づくり、地域で住むということ、自分らしく住みたいということ、就労の問題とか、そういうことで障害者の県の計画とか、福祉の支援計画とか、そういうのをつくる中で、5年ぐらいの歳月の中で、その究極の目標というのは、されどなのです。住むところがあって、仕事があっても、なおかつ差別をしていたのであれば、本当の意味で人間らしい暮らしはできない。それはそうです、私たちみんな。ですから、そういう本当に長い間の、一人ひとりのことで言えば、5年、10年という人生の中で、そう願っていた人たち、そういったものが一つのパワーとなって、あの条例が条例として実際に制度としてでき上がった。これはそういった当事者の方たちの思いの結集だろうと思うのです。

そういった国民の側、県民の側の民意が、自分たちがこういうものが欲しいのだ。だから、自分たちの代表を選んで、議会でそれをつくって、実行していくというのが民主主義のルールそのものなのですが、日本の場合は、中央集権の制度というのはそうではなくて、上で決めておろしてきていたわけだから、民主主義と言いながらも本当の意味での、地方自治的な意味での民主主義かというと、そうでもない。そういう中で、違う形で発展をしてきたとは思います。

障害者条例はそういう意味で一つのケースだと思いますが、地域の民主主義、ローカルデモクラシーとでも言えるものの一つの具現化した形だろうというのが私の感想というか、評価であります。もちろん、行政の側が一生懸命やらなかったといったら嘘になる。しかし同時に、当事者の真摯な気持ちがまとまったことによって可能になったことでもあると。だれ一人欠けても、あれはできなかったとよく皆さんおっしゃるのですが、聴覚障害者の人もいたし、車椅子の人もいたし、精神障害者の人もいたし、県の職員にしても、知事にしても、全部の人がそういうふうな気持ちになったことの一つのあらわれだっただろうと私は思っています。

これからのことでは、今日発表した5つの事業、こういう形で単に「はい、相談に来てください」というだけの条例ではなくて、より積極的に理解を深めていく。例えば、ドクターたちの中に、そういうマニュアルをつくってくださろうという方が市川で出てきて、それを千葉県じゅうのドクターに配ろう。歯医者さんもそうです。お店でも、1カ所でそういうモデル店つくってみてやろうという積極的な条例の精神を、あれは相談のことが主なのですが、相談を受けるだけではなくて、もっと積極的にそういうことをやろうという方が、22も事業の提案があったというのは、またこれはすばらしいことだなと思って、聞いたときに感動を覚えました。私どもは大変受け身なことですが、それがあって初めて、条例が単に絵に描いたもちではなくて、実践という形で理解を深めていくことが着々と、年数かかるかもしれない、5年、10年かかるかもしれない。でも、それが本当に進んでさえいけば、条例の精神が広まるし、それは千葉県だけではなくて、全国からもそういうことが認められれば、ほかにも広がったら、もっとすばらしいと思います。

富津の産業廃棄物処分場に係る東京高裁判決について

(記者)

もう一点、全く別件でお伺いしたいのですが、来週、11月28日に産業廃棄物処分場の関係で東京高裁の判決が、富津の関係の話ですが、これもエコテックに似ているかもしれませんが、県の方で一度、設置許可を取り消したが、結局、国の考え方もあって再許可をしたということで、それがまた裁判という話になっているわけなのですが、この一連の話に対する知事としてのご判断といいますか、適切な処分だったのかなと。その辺についてのご所見をお伺いできればと。

(知事)

それ以後に環境省に対して申し入れをしました。高等裁判所に対しても意見書を出しました。それはご存じですよね。裁判というのは、特に行政訴訟で訴えられている場合には、許可が妥当だったか、そうではないかということだけに限られた裁判です。だから、意見書はもっと立地の是非について、法律のあり方自体が問題なのではないかということを書いた意見書です。そういう意見書を出すということは大変異例なことだと言われています。あえて異例なことを承知でやり、そのことを環境担当の機関である環境省にも持っていったということは、私たちとしては、制度上は行政の判断の是非だけを問われている裁判ですが、それより以上のことを私たちが考えているということを司法に示したかったということでやりました。司法に示しながら、同時に公開してメディアの皆様にももちろんお示しししたわけですが、そこに県の意思表示があると受け取ってほしいと思います。

アクアラインについて

(記者)

アクアラインについて教えてほしいのですが、少し前になりますが、社会実験の一定の結果が出ました。県も1都3県や8都県市で国に働きかけをされたと思います。これに対する国の反応とか手ごたえについて、さらに改めて県の今後の対応について教えてほしいです。

(知事)

これからも、まだアクアラインの値下げを訴えていこうと思っていますが、それが単にアクアラインだけではなくて、今回の社会実験もそうですが、ずっと高速道路全般の料金問題に今、発展しています。ですから、関東一円の高速道路の料金体系にまで及んで8都県市の場合も出したし、県としてもそのことをやっているのですが、一番直近の課題としては、今度の20年度の国の予算に安くするための予算を計上してもらわないとだめ。ですから、20年度の予算にそれをきちんと入れてくださいということを、今は訴えています。その額については、安ければそれにこしたことないのですが、そこまではなかなか言い切ってないという部分はあります。今の社会実験でやっている額よりは、もちろん高くはしてほしくないというのは一つあります。それより安くできれば、それにこしたことないと思います。

内容についてのお問い合わせ先

  • 障害者条例に基づく施策提案型事業の採択について
    →健康福祉部障害福祉課【電話】043-223-2935
  • DV根絶国際フォーラムの開催について
    →総合企画部男女共同参画課【電話】043-223-2371
  • 千葉NPO月間2008について
    →環境生活部NPO活動推進課【電話】043-223-4160
  • 交通安全運動の推進について
    →環境生活部交通安全対策課【電話】043-223-2259
  • 「ゆめ半島千葉国体」等のイメージソングについて
    →国体・全国障害者スポーツ大会局【電話】043-223-2233
  • 「早春ちばめぐり房総発見伝春」の開催について
    →商工労働部観光課【電話】043-223-2419

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?