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更新日:平成28(2016)年6月27日

知事定例記者会見(平成19年11月15日)概要

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知事定例記者会見概要

日時

平成19年11月15日(木曜日)10時30分~11時05分

場所

本庁舎1階多目的ホール

発表項目

  1. 八都県市首脳会議等の開催について11月12日発表資料
  2. ちば2008アクションプラン(案)について
  3. 平成19年度千葉ブランド水産物の認定について
  4. 「ちばが旬、秋冬野菜トップセールス」の実施について11月12日発表資料

 知事発言

(知事)

おはようございます。定例の記者会見を始めたいと思います。

まず、昨日は一日、首相官邸にいました。午前中は閣僚と全国知事会の知事たちとの対話、午後は福田総理大臣と知事たちとの対話でした。

全体として、分権の推進についてがテーマだったのです。第2期分権をどう推進していくかということで、知事の側からは一番多かった発言と言ったらいいかもしれませんし、一番中心的な発言は、平成16年度から17年度までの間に交付税を国が極端に切ったことによって市町村が非常に疲弊している。

総理は都市と地方の共生というおっしゃり方をしているのですが、地方からだけ不満が出たのではなくて、今回は愛知県とか東京都からも非常に大きな声が出ました。参議院選挙の前は地方からの反発と思ったかもしれないが、実はそうではなくて、地方と都市の両方からの反発が非常に強いという表現をされた知事もおられました。というのは、法人二税の問題などが浮上してきて、財政再建という名のもとに、地方に対しての予算枠を増やさないという方針を政府が打ち出していることに対しての大きな反論だったと思います。

 八都県市首脳会議等の開催について

(知事)

同じようなことがここのところ続いているのですが、12日には浦安市で第52回の八都県市首脳会議と第2回首都圏連合フォーラムが開催されました。ここでも同じような議論が展開されたのです。

今年は千葉県が開催担当ということで、春のサミットに引き続いて私が座長役を務めさせていただきました。

午前中の首脳会議では、地方分権改革の協議が大きな議題でした。これは昨日の知事会と全く同じです。中央からの視点では、真の地方分権を進めていくことはできない。国からではなく、八都県市で地方からの分権改革を提言していこうということで、大変元気な議論が展開されました。「地域間の財政力格差是正の議論に関する意見」などを取りまとめたので、これはまた国に提言していくことになります。

地方交付税が大きく減らされたことについては八都県市も問題にしておりまして、地方の財政は非常に逼迫している。千葉県の財政も同じようなことで大変厳しいものとなっていますが、意見書の中では、この減らされた交付税を復元すること、そして、さらに充実させることを求めています。しかし、昨日の政府側の答弁は、そういうことをなかなかしそうにないので、全国の知事からも同じような要求があったことが大変印象的でした。

今度、また八都県市に話を戻しますが、午後には八都県市のメンバー、神奈川県、埼玉県、千葉県、東京都、そして横浜市、川崎市、さいたま市、千葉市と、こうした各都県の商工会議所連合会の会長さんなどが加わって首都圏連合フォーラムが開かれました。要するに、行政の側と民間との一緒のフォーラムだったわけです。

「社会資本整備」をテーマとした議論では、道路ネットワークの整備の重要性や羽田・成田問題についての話し合いが主に行われました。千葉県からは、成田と羽田両空港の有機的な連携を具体化するために、便利さを共有するだけではなく、便利さ、特に国際化ということが非常に大きな議題になりましたが、アクセスや騒音、空の上の交通の整理も必要なわけで、そういった空域などについても問題を共有した上で総合的に検討すべきであるという意見を申し上げました。

皆様もご承知のように、千葉では現在、成田、東京間を36分で結ぶ成田新高速鉄道、北千葉道路の整備を急ピッチで進めているところです。

神奈川県の松沢知事からは、成田と羽田をリニアモーターカーでつなぐという、非常に深く掘った地下のリニアモーターカーの構想が提案されました。

一方、「環境問題」についての話し合いの中では、東京都の石原知事から「地球温暖化は、技術の問題を超えて哲学である。文明論の問題だろう。」というご発言がありましたことは、とても印象的でした。私自身も単にCO2をどれだけ減らせばいいとか、何%ということを超えて、こうした文明社会を享受する一方で、そういったCO2を出していくことによって、自然を破壊するだけではなくて、私たち自身の運命まで決めてしまう、そういった地球を取り巻く気候、あるいは生態系、その他すべて、水の問題とか農業の問題、食糧が足りなくなるとか、いろんなことが起こってくると思いますが、そういったようなところにまでなるようなことをどうやって防ぐのか。それは人間の英知を結集しなければならない、そういった大変大きな技術的なことを超えた領域に入っていると思っております。

そういう観点で少し話し合いをしたのですが、最後に、今度は横浜市が幹事ですが、次回のフォーラムで、G8の洞爺湖サミットに向けて、地球温暖化等の環境問題に関する統一した提言をまとめていくことで合意いたしました。

 ちば2008年アクションプラン案について

(知事)

今度は県内の問題です。このたび、県が来年度、重点的に取り組んでいく施策を定めた「2008年アクションプラン(案)」を取りまとめました。これは千葉県の持続的な発展と県民一人ひとりの幸せを目指して策定した県の基本方針「あすのちばを拓く10のちから」に基づく3年目の実施計画でございます。

アクションプラン案の特徴として、まず、戦略プロジェクトに新たに加えた3つの項目についてご説明したいと思います。

1つ目は、「千葉県教育の戦略的なビジョンの推進」です。いじめや不登校など、教育を取り巻く課題が数多くある中で、今年の7月に策定した教育ビジョンの実現を目指して、家庭、学校、地域が一体となった取組を推進します。地域を「大家族」ととらえ、学校が学びや地域づくりの拠点となるよう、開かれた学校づくりを進めるというビジョンです。地域の学校が核になる。そして、開かれた学校として地域の方に愛される学校になる、そういった大変斬新なビジョンができ上がったと思っています。

2つ目は、「県土のグランドデザインの推進」です。県土の利用については、森林や農地の減少、里山の荒廃など、解決すべき課題が数多くございます。こうした課題に対応するため、県民の皆様やNPO、企業、市町村との連携のもとに、里山の保全や森林などの再生に努めてまいります。県内の各地域の個性や特色を生かした国際学術研究都市づくりや国際空港都市づくりなどの取組、地域の活性化を図っていくというグランドデザインでございます。

3つ目は、「次代(つまり次世代)のため、みんなで守り育てる千葉の環境」です。地球温暖化のスピードが本当に加速しています。その対策は、待ったなしの状況です。温暖化を抑え、房総の美しい自然を次の世代に残すことができるのは、現在を生きる私たちしかいません。県では、来年度から始まる「千葉県環境基本計画」や「(仮称)生物多様性ちば県戦略」に基づく事業を積極的に展開し、地球温暖化防止と生物多様性の保全の一体的な取組や、再利用や再資源化等の実践的な事業を進めていきます。

このほか、今回のアクションプランで、内容を大幅に充実した項目についてご紹介いたします。

1つは、「『農業王国ちば』の確立」です。県産品の積極的なPRに努めるとともに、環境に配慮して育てられた「ちばエコ米」の販売など、消費者ニーズに応じた千葉県独自の産品の一体的な生産・流通の体制の確立を図っていきたいと考えています。園芸産地づくりや畜産のブランド化など、農業の振興を図って農業産出額第2位の奪還を目指します。園芸産地、ハウスなどの中でつくるお野菜をもっと拡大したい。畜産、牛や豚、鶏など、そういった畜産のブランド化なども図ってまいります。

もう一つは、「健康づくり・医療・福祉の連動を通じた『健康県ちば』の実現」です。県民一人ひとりにとっては、健康づくり、医療、福祉が国の縦割り行政のように、それぞれの分野ごとに分かれているわけではございません。あなた自身にとっては健康づくりも医療も福祉も一緒なのに、国は縦割りになっているので、制度を使うときに使い勝手が悪いときがあります。

そこで千葉県では、日本で初めて健康づくりや医療、福祉を連動した、つまり、それをつなげたといいますか、一体化したと言った方がいいかもしれませんが、ばらばらにするのではなくて、私たちの体の問題を一つにとらえた行政の取組に果敢に挑戦していくことにいたしました。

県民の皆様のご意見を伺いながら、ゼロから計画づくりに取り組む千葉方式の手法を活かして、健康県ちばの実現を目指してまいります。

今回まとめたアクションプラン案については、県民の皆様からご意見をちょうだいするため、明日16日からパブリックコメントを実施いたします。厳しい財政状況ではありますが、このアクションプラン案に掲げた政策を中心に据え、県民一人ひとりが豊かさを実感できる千葉県づくりを進めてまいります。

 千葉ブランド水産物の認定について

(知事)

では、次の項目に移らせていただきます。

千葉ブランド水産物の新たな認定品を決定いたしました。今日は、私の横にいっぱい並んでいるところです。県では、千葉県を代表する優れた水産物を「千葉ブランド水産物」として認定して、千葉の魚や水産加工品のイメージアップを図っているところです。去年から始めた試みですが、今回は新たに生鮮水産物3品目、水産加工品4品目を認定いたしました。

まず、「生鮮水産物」の認定品からご紹介します。

1つ目は、今映っているのが、やわらかくておいしい江戸前の『大佐和漁協江戸前あなご』でございます。水産資源の管理を意識して、小さな穴子は逃がすように工夫された穴子筒でとっています。

2つ目は、肉が厚くて、磯の香りとうまみが豊かな『房州黒あわび』でございます。奈良時代からの記録が残っているという、昔から千葉でとれた黒あわびですが、伝統的な特産品で、あま漁でとったものです。もぐってとるのです。おいしそうですね。私も黒あわびは大好きですが、本当においしそうです。

3つ目は、やわらかくて甘みのある『太東・大原産真蛸』です。この真蛸はたこつぼ漁でとりますが、味わいが深くてうまみのある地だこです。本当にやわらかいです。これも千葉ならではというところです。

次に、「水産加工品」の認定品をご紹介いたします。

1つ目は、ひじき本来のうまみが楽しめる『房州ひじき』です。全国でも珍しい生海藻をそのまま煮て乾燥させることによって、水で戻しやすく、太く、つややかなところが特徴です。これも品がとってもいいです。

2つ目は、子どもから大人まで幅広い年齢層に受け入れられる味と食感を持つ『さばてり焼スモーク』です。伝統的な「さばのなまり節」の製法をベースに燻製にしたものです。なまり節の味とスモークした味とがほどよく混ざっていて、特にお酒を飲む方にとっては、酒の肴には最高の産品だと思いました。

3つ目は、地元産の野菜を使った自然のうまみを活かした『いわし野菜漬』です。今、お皿に出ているので、ご覧になれるでしょうか。イワシの上に野菜が乗っています。この前、ごま漬もご紹介しましたが、今度は野菜漬です。九十九里地域のマイワシ料理を製品化したもので、素材のよさを引き出した逸品です。

4つ目は、のりの香りとうまみが口の中いっぱいに広がる『金田産一番摘みあま海苔』です。江戸前のりの養殖技術を継承している木更津市金田地域の一番摘みのものを焼きのりにしたものです。のりは、一番摘みから2番、3番と摘んでいくのですが、最初の一番摘み、最初に出た芽を摘んだのりが一番香りがよくておいしいのです。その一番摘みのものを焼きのりにしました。

今回の認定品は以上ですが、昨年度に認定したもの合わせて15品目になりました。これらの認定品については、『太陽の味千葉の海』をキャッチコピーに、首都圏はもとより全国に売り出していきたいと思っております。県民の皆さんにも、ぜひ召し上がっていただきたいと思います。どれも千葉ならではの、海の香りのする、こんなにおしいものというおいしさがあります。皆様がインターネットを引いていただければ、売っているお店までつながるようになっていますので、どうぞご賞味ください。

 ちばが旬、秋冬野菜トップセールスについて

(知事)

次は野菜の話になります。明日の朝ですが、東京の大田市場に行って千葉県の野菜やお米などの農産品のトップセールスをしてまいります。大分前に一度、大田市場に行ったのですが、朝早いのですが、また久しぶりに行ってきます。

千葉県では日本一の野菜産地として、年間を通じて県内だけではなくて、全国の消費者の皆様に新鮮でおいしい野菜をお届けしています。千産千消、千産全消の両方をやっているのが千葉県と思っていただければいいと思います。

秋も深まってきましたが、キャベツや大根、ニンジン、ネギなどの「秋冬野菜」の本格的な出荷時期を迎えております。そこで、首都圏の台所を支える東京都の大田市場で「ちばが旬、秋冬野菜トップセールス」と銘打って、生産者団体と一緒に販売促進に取り組むことにいたしました。

明日の朝、6時20分から大田市場の青果棟を会場として、県内各地より出荷された千葉を代表する野菜を展示するほか、これらの野菜をふんだんに使った鍋料理をお配りします。興味のある方は、早いですが、出かけてください。また、県産米の「ふさこがね」のおにぎりも市場で働く皆さんに召し上がっていただいて、お味見をしていただきたいと思っております。

私も市場のセリ台の上から野菜の買い付けにいらっしゃった皆さんに千葉の野菜をアピールしたいと思っています。

これから季節は冬に向かいますが、寒くなるにつれて野菜には「甘み」がのってどんどんおいしくなっていくのです。秋冬野菜の甘みを楽しんでいただければと思います。特にキャベツ、大根はおいしいです。おだしをおかかとかそういうものでとらない。大根を8分だけことことと煮ると、本当に大根の味が出るのです。それを味噌汁にするという味噌汁を今朝は飲んできました。大根の味だけでつくった味噌汁ですが、ほかのだしと混ぜなくても、大根の甘みが出て、本当においしいのです。消費者の皆さんには、ぜひ、この旬の野菜をたくさん召し上がっていただきたいと思います。

 

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 質疑応答

BSE全頭検査問題、千葉ブランド水産物について

(記者)

食の安全に関する関心が、今週も一段と高まった1週間だったと思います。2点お伺いしたいと思います。

まず1点目ですが、昨日の知事会議の場でも、BSE対策の全頭検査を全国の足並みをそろえてやるべきだという意見が出されましたが、それについての知事のお考え、もしくは要望されるおつもりがあるのか、お聞かせください。

2点目ですが、今発表された千葉ブランド水産物ですが、県がお墨つきを与えるという点で、認定に当たって、何か特段の表示ですとか、検査されたのかどうか、もしくは、認定後、3年間という期間の中で定期的に検査をされていくおつもりがあるのか、以上、2点をお聞かせください。

(知事)

昨日のBSEの発言は長野県から出た発言で、これはむしろ今の質問の逆で、全頭検査をやらないということを長野県はおっしゃったわけです。それぞれやっている県もあります。やっている県とやらない県があると、やっている県のものの方が安全だろうということで、やっている県のものが売れてしまう、そういった競争的な要素が入ってくるので、やらないならやらないで全国がやらないということが必要なのではないかという長野県のご主張でした。

大きく変わったことは、今までは検査に対して国の補助があったのですが、補助が出なくなり、やるとすれば県の単独の予算で皆さんがやることになるわけですが、そういう状況の中で検査をやる必要があるのかという質問が出されました。

これに対して、国はやらなくていいのではないかという意向だったと思いますが、それぞれ県独自の考え方があって、どうしてもやった方がいいということでやっている県が幾つかあります。千葉県の場合もやる方向で今、踏み切っていると思います。今、千葉県はどういう方向で考えていますか。

(職員)

リスクコミュニケーションとか、県民の方のご意見を聞きながら、全頭検査を継続するかしないかを最終的に検討したいと考えております。

(知事)

まだ決定してない段階です。県民の皆様のご意見を伺いながら決めていきたいということです。

お魚の方ですが、先ほど見ていただいた、認定品には『太陽の味千葉の海』というこのキャッチコピーをつけさせていただきます。認定に当たっては、千葉で、新鮮で、しかもおいしいというものを選んでいると思いますが、これについて、もしコメントを担当課からしたければ、大いに出張ってください。

(職員)

3年に1度、認定期間で更新をするわけですが、申請を受けた段階で適当かどか中身を十分チェックいたしまして、それをまた千葉ブランド認定委員会で審査をいたしまして、最終的に決定しております。3年に1回ですので、そのよさがちゃんと保たれているかを我々が定期的に途中で確認をいたしまして、3年後にまた再認定するかを決定いたします。

また、マークの使用につきましては、県と使い方について約束をして、不当に違うものにつけてあったり、そういうことがないように進めております。

アクションプランについて

(記者)

アクションプランで重点施策、戦略が8つありますが、特に知事が押し出したいなと思っていらっしゃるものがあれば、教えていただきたいと思います。

(知事)

農業の問題で申し上げますと、2位奪還というのは一つのキャッチフレーズで言っていますが、千葉県は農業県です。前のご質問にあったように、これからは安全で安心な農産品を輸入品に負けないように、本当にいいものを、県内はもちろん、全国にも売っていけるような、後継者不足ということが言われているので、今、タウンミーティングがあちこちで行われていますが、農業の問題をみんなで大胆に話し合いながら考えていかないと、5年後、10年後が心配です。農業の問題というのは、今日明日ということではなくて、先を見据えて、日本の国の自給率も大変大事だと思うのです。そういった観点からも、これからの農業のあり方をゼロから考え直していくときだろうと思っています。

もう一つは、たまたまG8も環境がテーマになっていますが、地球規模で今、環境の問題は深刻になってきているので、そのことに対して一人ひとりの県民が問題意識を持っていただくように、みんなで努力をする、そういった平成20年度であっていいのではないか。それをやることによって、より豊かな生き方を私たちができる、自然と人間との調和、さっき文明論とか哲学ということも言いましたが、環境の域にとどまらず、むしろ、我々のライフスタイル、あるいは人類の生存そのものというところまで含めた意味で、奥の深い議論の展開をやっていく年かなと思っています。

(記者)

今の件に関してです。アクションプランの選定に関してですが、地方交付税の減額のこともあって財政事情は厳しいと思うのですが、今回のアクションプランの作成においては、財政事情がどういう影響を及ぼしているか。選択と集中ということですが、どのような形で進められるのか、それをお聞きしたいのですが。

(知事)

おっしゃるとおりで、一番大事なのは選択と集中だと思います。県庁内に頼んでいることは、予算がないからといって一つ一つの事業を細めていくというか、予算を減らした小規模な事業を幾つもやるということは果たして効果があるのかどうかということです。そのことよりも、現時点で国の役割、市町村の役割ではなくて、県がやらなければいけないということを、もう一度、私たちはしっかりと考えてみたいと思っています。県でなければできないこと、県がやるべきことを重点的に政策化していくことが大事だと思います。

かつては、県が事業をいっぱい持っていましたが、相当のところが分権のプロセスの中で市町村に移譲されています。例えば、保育とかそういった福祉関係の事業は、随分と市町村に移譲されているのです。市町村に頑張ってやっていただく必要はもちろんあるのですが、それでは県は何もしなくていいのかというと、そうではありません。その中で千葉県として今後、10年後、20年後を見据えたときに、高齢社会はさらに進んでいきます。それに対して、健康、医療、福祉というのをどのように展開するのかと。今、農業と環境だけを上げさせていただきましたが、もう一つ、長期的な展望としては、私たちの健康を守るための施策をやっていかなければいけない。

確かに、お金があった方がいろんなことが展開できていいに決まっていますが、一つとっても大事なことは、そういった発想の転換をして、そういう考え方のもとに組み立てるという作業、これは県でなければできないと思うのです。そういった組み立てをいろいろなところでやらせていただいているわけです。財政的には非常に厳しいのですが、今までやっていたような種類の事業を、小さくモデル事業とか、パンフレットを3,000部つくってばらまくとか、そういう形ではなくて、もし本当に宣伝しようと思うのならば、それをみんな集めて、全県民に届くような形でどうPRしていくのかという予算の集中、広報手段の集中ということも必要です。

同時に、そういった新しい発想で21世紀に対応していくためには、例えば、今日申し上げたグランドデザインがありますが、そういったところでも、どれだけ緑地を残していくか、これはCO2の吸収源ということだけではなしに、今や本当に必要なことになってきています。昨日の私の官邸での質問は、そういったことで、緑地を残すための相続税の優遇措置をとってほしいというお願いをしました。木で鼻をくくったような答弁しかもらえなくて残念だったのです。応援と思いますということで全然かみ合わなかったのですが、深刻な問題だろうと思うのです。

ヒートアイランド現象で、東京の上に雨雲ができて、それが集中豪雨になって下水がそれに対応できないという現象が起こっていますが、そういうふうになってしまってからどう対策をとるかということよりは、きちっと残すべき緑を最初から残しておけば、そういう現象は起きないわけです。そういったことまで含めた計画、グランドデザインの立て方をしなければならない時代に入ったという意味では、今までの延長線上での施策展開だけではできないような時代に幾つかの要因でなったと思います。

財政的な問題もないわけではありませんが、そういった地球温暖化などという我々が予想しなかったような事態、あるいは中央でどんどん制度が変わっていってしまう。福祉関係の制度もそうですし、法律がどんどん変わっていくという中で、措置から利用になるとか、そういうこともあります。そういう変化の中で、千葉県はどういう独自性を持って、生み出されてきた新しい状況に追いついていくのではなくて、先取りして政策をつくっていくというのが、今回のアクションプランの中でたくさん議論をしながら、できるだけそうったものを盛り込もうと努力をしてきてやったということを伝えられるかなと思います。

ご苦労さまでした。

内容についてのお問い合わせ先

  • 八都県市首脳会議等の開催について
    →総合企画部企画調整課【電話】043-223-2204
  • ちば2008アクションプラン(案)について
    →総合企画部政策推進室【電話】043-223-2483
  • 平成19年度千葉ブランド水産物の認定について
    →農林水産部水産局水産課【電話】043-223-3045
  • 「ちばが旬、秋冬野菜トップセールス」の実施について
    →農林水産部生産振興課【電話】043-223-2880

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

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