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更新日:令和3(2021)年6月21日

ページ番号:21866

水環境整備事業

ベトナム水環境整備事業に係る調査

千葉県総合企画部政策推進室
国際政策グループ
電話.043-223-2254/2436
FAX.043-224-2631

千葉県では平成18年度、国際協力銀行(JBIC)の委託事業として「ベトナムにおける水環境整備事業に係る効果発現調査」を実施しています。
ベトナムでは円借款を利用したインフラ整備が進んでいますが、ハノイ市で初めてとなるモデル的な下水処理場が昨年稼動しました。今回は同処理場の適切な管理運営を進めるため、ハノイ市下水排水公社に対し、本県のノウハウを伝えることを目的としたものです。具体的には、平成18年11月および平成19年2月に県職員を派遣し、本県の有する下水道維持管理及び環境教育分野でのノウハウを提供しました。
2月の派遣では県内環境NPOからも参加をいただき、現地にて環境意識啓発のためのワークショップを行うなどしました。

1.事業内容

ハノイ市下水排水公社を対象として、次の事業を実施する。

  • (1)下水処理モデルプラントの現状分析
  • (2)下水道施設の維持管理及び将来計画策定に向けた千葉県の事例紹介
  • (3)ハノイ市民の環境意識調査
  • (4)環境啓発施策の現状分析及び千葉県の事例紹介
  • (5)下水道維持管理及び環境意識啓発に関するワークショップの開催
  • (6)現状の課題及びその対策に関する提言
  • (7)県内環境NPOによる市民主体の環境啓発活動事例発表

千葉県による調査内容の紹介

千葉県による調査内容の紹介

下水道に係る調査結果報告

下水道に係る調査結果報告

環境教育実践

環境教育実践(ペットボトルでできる水質検査)

2.事業効果

今回は国際協力機関、NPO、地方自治体の三者連携事業として、それぞれの得意分野を生かしつつ実施できました。

千葉県の水質浄化の取組み(手賀沼浄化に係る官民協働の取組み)発表および環境教育のデモンストレーションは大変好評で、今後ともこのような県の経験を生かした協力を続けていきたいと思います。

NPO参加者による実践講義

NPO参加者による実践講義

ハノイにはこんな金魚も

ハノイにはこんな金魚も

3.実施結果

  • 国際協力機関、NPO、地方自治体の三者連携事業として、それぞれの得意分野を生かしつつ実施しました。
  • モデル下水処理場における水質管理等の問題について県のノウハウを伝えました。
  • 急速な発展を続けるハノイ市では、本格的な下水道整備が始まることになると思いますが、今後の施設等の維持管理や組織運営、または計画作りのための助言を行いました。

千葉県では地域でこそできる国際協力を推進しています。今後ともこのような県の人材や技術、経験を生かした協力を続けていきたいと思います。

 

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お問い合わせ

所属課室:総合企画部国際課国際交流推進室

電話番号:043-223-2398

ファックス番号:043-224-2631

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