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更新日:平成29(2017)年1月4日

病院長ご挨拶

星岡病院長近影

病院長

新年のご挨拶

新年明けまして、おめでとうございます。平成29年新春のご挨拶を申し上げます。
    皆様、年末そして新年のお休みを、どのようにお過しになりましたでしょうか。家族団らんの時間を穏やかに過ごされましたでしょうか。1年の始まりとして初詣に行かれて、ご家族の健康や幸せなどを祈念されましたでしょうか。
 私たちが生きていくにあたっては、自分の力ではどうにもできないこと、思い通りにならないことがたくさんあります。ブッダはこれらを「四苦八苦」としてまとめました。その「四苦」として「生老病死」の4つをあげています。新しい年をどうにか迎えることができたことに感謝し、これからの1年を家族が無事に過ごせることを祈る。いつの時代になっても「感謝する」、「祈る」、「願う」という気持ちは無くならないことでしょう。

 昨年の医学界の嬉しいニュースとして、大隅良典・東工大学栄誉教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されたことがあげられます。受賞テーマは、細胞が自分自身のたんぱく質などを分解してリサイクルするという「オートファジー(細胞の自食作用)」の研究です。流行に流されることなく自分が興味を抱いたテーマを長く深く追求することの大切さ、日本の基礎研究力の高さを再認識しました。この分野の研究の進展により、難病の予防や治療が可能となる日が早く来ることを期待したいと思います。
 また、スポーツ界の大きなニュースとしては、何といってもリオ五輪での日本人選手の活躍があげられるでしょう。伊調馨選手、内村航平選手の快挙などにより、日本は史上最多のメダル41個を獲得しました。15歳の卓球の伊藤美誠選手、19歳の体操の白井健三選手の活躍とその奔放さには、明るい未来を感じました。未来あるこども達の才能をその子らしく伸ばしてあげることは、私たちおとなの責任ですね。
 一方で、医療界の暗いニュースとして、相模原市の知的障害者福祉施設で入所者19名が刺殺されるという 事件が起きました。また、横浜市の病院で点滴に異物が混入されて入院患者さんが死亡するという事件がありました。いずれも異常な犯人による言語道断な事件ですが、病院の安全体制を考える上で極めてショッキングな事件です。悪意を持って計画的に行われる犯罪を防ぐ対策が、病院においても必要とされる時代になってきたと認識しています。

 さて、12月には厚生労働省から平成28年(2016年)人口動態統計の年間推計が発表されました。それによりますと、当院が開院した1988年には131万人であった年間出生数が2016年には98万人となり、とうとう100万人を下回りました。さらに2025年には78万人に減るという予測を内閣府が出しています。
 当院も開院から28年が過ぎました。このように小児人口の減少を始め、小児の疾病構造、地域の医療環境なども大きくかわってきています。こども病院も社会情勢の変化に応じて進化していかなければなりません。しかし、当院が千葉県における小児医療の中枢的役割を果たすべき病院、模範となるべき病院であるということにはかわりがありません。これからも、こどもと家族のことを第一に考える医療、安全・安心の医療、質の高い医療を提供するために職員一同努力してまいります。

 今年が皆さまにとりまして平穏でよい一年となりますよう祈念するとともに、旧年と変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

平成29年1月