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更新日:平成29(2017)年11月1日

がん治療におけるインフォームドコンセントについて知りたいのですが。

質問

がん治療におけるインフォームドコンセントについて知りたいのですが。

回答

インフォームドコンセントは「説明と同意」と訳されていますが、奥は深く歴史的背景から理解する必要があります。

昔は医療も未熟で治療法の選択肢もなかったため、医師は患者のために最善を尽くすものであり、患者には余分な心配をかけてはいけないと「ヒポクラテスの誓い」により教えられてきました。第2次世界大戦後にニュールンベルグ綱領[1947]により、医学的な実験には被験者の同意が必要とされ、ヘルシンキ宣言[1964]では人体実験に関してはインフォームドコンセントが必要とされました。1973年の患者の権利章典に関する宣言(アメリカ病院協会)によりインフォームドコンセントは医療事故の紛争処理の場面に限ることなく、日常診療の場でも求められる必要があるとされ、その後、リスボン宣言[1981]、アメリカ大統領委員会報告[1983]と改良され、インフォームドコンセントは医療の場における意思決定の中軸であり、これを促進させることが、患者にとっても、また医師にとっても益するところ大なるものがあるとされ、医療事故をめぐる法的概念から、医師患者の信頼関係を確率するための原則と考えられるようになり、法律的アプローチから道徳的アプローチへと変遷してきました。すなわち、医療の根元はヒポクラテスの誓い以来、慣習となってきた医師の「善行」に頼る考え方から、医療も進歩し診断・治療の方法も一つではなく選択肢がいろいろある現在では、インフォームドコンセントにより患者が十分な説明を受け、患者の自立(自己決定)の条件が如何に整えられるかと変化してきました。

実際には、インフォームドコンセントとは患者の権利が守られるために、患者とその家族は病気の状態、病名決定までの診断過程、その病気にたいする治療の必然性を理解するための十分な説明(表参照)を受けた上で、自分自身が受ける治療法を選択することといえます。十分な説明とはいっても、「がん」のようないわゆる難病は医学的に解明されていない部分も多く、治療法も画一的ではないため説明内容は医師の裁量によるところが大きくなってきます。患者およびその家族は説明内容の理解できない点は、理解できるまで質問をする必要があるでしょうし、医師も患者の理解を確認しながら、2回、3回と説明を繰り返す必要があります。たとえ小学生でも、患児が治療終了後の状態を受けいれられるように、患児が自分の病気の状態および治療の必然性を理解できるように、両親ばかりでなく患児にも納得のいく説明を行うことが必要であり、説明記録は平仮名で記載するなどの努力も重要と考えられます。

問い合わせ先
がん相談支援センター(千葉県がんセンター内)
043-264-6801(直通)
受付時間:午前9時から午後4時
(土、日、祝祭日及び12月29日から1月3日は休み)

「十分な説明」の内容とは

(「説明と同意」についての報告;日本医師会生命倫理懇談会)

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康づくり支援課がん対策班

電話番号:043-223-2686

ファックス番号:043-225-0322

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