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更新日:平成29(2017)年10月6日

がんになるとなぜ痩せるのですか。

質問

がんになるとなぜ痩せるのですか。

回答

がん患者さんのうちおよそ半分の方は、がんと診断された時に痩せ(体重減少)が起こっています。がんで亡くなる患者さんでは3分の2以上で痩せが起こっています。

がんの種類によって痩せが起こる頻度は異なります。非ホジキン悪性リンパ腫、乳がん、急性骨髄性白血病、肉腫の患者さんでは診断時に痩せを自覚した患者さんは3分の1程度で、あまり頻繁には起こりません。大腸がん、前立腺がん、肺がんの患者さんでは診断時に半分程度の患者さんに痩せが起こっています。膵がんの患者さんは診断時には80%以上の頻度で痩せが起こっています。

がん患者さんが痩せる原因は大きく分けて2つあります。第1に、食事が摂れなくなり飢餓状態に陥った時です。食事が摂れなくなる理由は様々で、食物の通り道である口の中、食道、胃、大腸にがんができたり、がんが大きくなり腸管が圧迫されて通過障害が起きたりして食事が摂れなくなります。がんが進行して強い痛みが続いたり、がんと告知された時の精神的ショックによりうつ状態になると食事が摂れなくなることがあります。また、抗がん剤や放射線治療の副作用により食事摂取ができなくなることがあります。体重を維持するだけの必要な食事量を摂取できない時には原因が何であっても飢餓状態となり痩せが起こります。

第2にがん悪液質の状態です。ある程度進行したがん患者さんでは、悪液質(cachexia)と呼ばれるガリガリに痩せた状態になります。ギリシャ語のkaos(悪い)、hexia(状態)に由来する言葉です。がんで死亡される患者さんのうち、がん悪液質が原因で死亡される患者さんがおよそ4分の1であると報告されています。

悪液質になると皮膚が乾燥し、皮膚と毛髪の光沢はなくなり、目はくぼみ、皮下脂肪のない痩せた状態になります。また、脱力感、無力感、食欲不振などの症状が現れてきます。

悪液質の原因は、食事を摂取しないための単純な飢餓状態とは異なることがわかってきました。がん細胞からサイトカインなどさまざまな物質が放出され、痩せの原因になることが指摘されています。サイトカインは細胞から産生される細胞間の情報伝達物質の総称です。多くの種類のサイトカインにより体内の多種多様な細胞集団の統率がとれていますが、がん細胞がサイトカインを無秩序に放出することにより痩せが起こると考えられています。さらに、最近ではより直接的に脂肪を分解したり、蛋白を崩壊に導く因子ががん細胞から放出されていることも報告されています。

問い合わせ先
がん相談支援センター(千葉県がんセンター内)
043-264-6801(直通)
受付時間:午前9時から午後4時
(土、日、祝祭日及び12月29日から1月3日は休み)

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康づくり支援課がん対策班

電話番号:043-223-2686

ファックス番号:043-225-0322

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