ここから本文です。
更新日:令和5(2023)年6月14日
ページ番号:27778
土砂災害には、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)、土石流、地すべりの3種類があります。
このような種類の土砂移動現象が発生して被害を受けることを土砂災害といいます。
集中豪雨や地震などにより地盤が緩み、抵抗力の低下や浮石の抜け出しが生じて瞬時に斜面が崩れ落ちることを「がけ崩れ」といいます。突発的に起こり、崩れ落ちるスピードが速いため、人家の近くで起きると逃げ遅れる人も多く、死者の割合が高い特徴があります。
勾配の急な斜面や、水の集まりやすい斜面は注意が必要です。特に、過去にがけ崩れのあった斜面の周囲は要注意となります。
渓流に貯まった土砂が、長雨や集中豪雨などによって一気に下流へ押し流される現象を「土石流」といいます。時速20km~40kmと自動車なみの速度で流れ、破壊力がとても大きいので、人家や田畑を押し流し大きな被害をもたらします。
土石流による災害は急勾配の渓流や、上流が崩壊などで荒れている渓流において注意が必要です。特に、過去に土石流が発生した渓流は要注意となります。
比較的緩やかな斜面において、地中の滑りやすい層(粘土・泥岩などをふくむ地層)の地盤が地下水の影響などを受けて、ゆっくりと動き出す現象を「地すべり」といいます。一度に広い範囲が動くため、ひとたび発生すると人家、道路、田畑などに大きな被害を及ぼしたり、川をせき止めて洪水等を引き起こす原因になることもあります。
地すべりによる災害は、亀裂や樹木が傾くといった前兆現象が認められることが比較的多いので、このような前兆が現れた場合は注意が必要です。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください